「自分では節約しているつもりなのに、なぜか貯まらない……。」
そんなふうに毎月、通帳を見てため息をついている、あなた!
もしかすると、貯金の仕方や切り詰めるポイントを間違えているのかも知れません。切り詰めていたつもりが、大した節約になっていなかったり、 知らない間に損をしていたり。
そこで今回は、今すぐ始められる『貯金のコツ』についてご紹介したいと思います。貯金の仕方や家計の見直しによって、貯金額はまだまだ増やせる可能性があるのです。“通帳を見るたびニンマリ♪”そうなれる日も遠くないかも知れませんよ。
貯金を成功させるために!まず考えるべきこと
貯金のコツは、目的を明確にすること!
皆さんはなんのために貯金していますか?漠然と将来のために貯金するだけでは、目標額や期間が見えにくくなってしまいます。まずは、
●「なんのために」
●「いつまでに」
●「いくら」
貯金したいのかを明確にすることが大切です。長期的なものか、短期的なものか、年数によって貯金の仕方も変わってきます。“なんとなく貯金”するのではなく、貯金の計画を事前にしっかりと立てること。これが失敗しないポイントです。
無理のない貯金は、手取りの【約10%】
できるだけ多く貯金するに越したことはありませんが、それで家計を圧迫しすぎては意味がありません。よくいわれている毎月の適度な貯金額は【手取り収入の約10~15%】です。これでいくと、手取り収入が30万円の場合、3万円~4.5万円程度を貯金していればOKということになります。
とはいえ、自動車保険の更新や車検・家電の買い替え・冠婚葬祭など、大きな出費が重なることもありますし、毎月一定額を貯金するのは難しいかもしれません。そのため、毎月約10~15%と固く考えすぎないようにし、出費の多い月は貯金を少なめに、ボーナス月は貯金を多めにするなど1年間のトータルで目標額になるように調整するといいでしょう。
~知りたい!みんなの貯金事情~
厚生労働省によると、1世帯あたりの平均貯蓄額(※1)は世帯主が
■30代では約423万円
■40代では約707万円
■50代では約1,034万円
■母子世帯では約263万円
となっています。また、子供の教育には一人あたり約1,531万円(※2)かかるとされており、しかも年々増加傾向にあるようです。もちろん私立か公立かで差はありますが、子供の学資はコツコツしっかりと貯めておきたいものですね。
※1:平成25年 国民生活基礎調査の概況「貯蓄、借入金の状況」 厚生労働省
※2:15年間すべて公立に通った場合の学習費総額+公立大学4年間の学費[約795万8400円]と、15年間すべて私立に通った場合の学習費総額+私立大学4年間の学費[約2,297万8,800円](平成26年度 「子供の学習費調査」 文部科学省)の平均値
今すぐ実践したい!家計の見直しポイント
固定費の削りどころはどこ?
●通信費
固定費の中で、まず見直したいのが通信費です。最近は携帯電話に格安SIM会社が参入し、必ずしも三大キャリアで契約する必要がなくなってきました。筆者も格安SIMで契約していますが、月額1,600円ほど。以前に比べて驚くほど安くなりました。通信会社は変わりましたが、日々の使用にまったく支障はなく、とても満足しています。インターネット回線もプランの見直しや乗り換えでコストダウンする可能性がありますので、まずはご自身が契約しているプランを確認してみてくださいね。
●保険料
保険料については、すすめられるがまま契約してしまう“断れない人”は損をしている可能性大。不要な保障がないか、保障内容の割に保険料が高くないか、内容を確認しましょう。最近はネット保険やダイレクト型保険なども登場し、選択肢の幅がかなり広がりました。保険に支払える金額、必要な保障、今後のライフプランなどのバランスを見て、最適なものだけを選ぶようにしたいですね。
●住宅ローン
住宅ローンは、返済額のすべてが元金の返済に充てられる「繰り上げ返済」をすることで、利息を大幅に減らすことができます。繰り上げ返済には、返済期間は同じで毎回の返済額を軽減する「返済額軽減型」と、毎回の返済額は同じで返済期間を短くする「期間短縮型」の2種類がありますが、利息を軽減できるのは後者の「期間短縮型」です。また、残高や返済期間がまだまだ残っている場合は、思いきって借りかえた方がいい場合もあります。気になる人は、各金融機関のサイトでシミュレーションしてみましょう。
預けるだけで得する方法も!
長期的な貯金の場合は、個人年金保険、外貨積立や外貨建て保険、NISAでの投資信託積立なども検討してみましょう。また、定期預金の金利が高い銀行を選ぶのもおすすめです。預けかえるだけで利益になるので、利用しない手はありません。ただ、ものによっては元本割れのリスクがあります。すべての貯金を一箇所に集中するのではなく、ローリスク・ローリターンにするのか、ハイリスク・ハイリターンにするのか、目的や時期によって預け分けるといいですよ。
ちなみに、筆者は外貨や投資などについてはあまり知識がないので、そこには手を出さず、個人年金保険・積立保険・金利の高い銀行を貯金に利用しています。金利の高い銀行はネット専業銀行ではありませんが、店舗数が少なくネットでの口座開設だったため、かなりドキドキしましたが、電話応対やメールでのやり取りなどが非常に親切・丁寧で、一気に不信感が和らいだ記憶があります。なじみのない銀行や保険に不安を感じる人は、問い合わせなどで直接、担当者と話してみるといいかもしれません。
日々の買い物でポイントを貯めよう!
筆者は公共料金の引き落としはもちろん、すべての買い物をクレジットカード払いにしています。その理由は「ポイント」です!多くのクレジットカード会社は、それぞれ独自のポイントを用意しています。このポイントは買い物に利用できたり、商品券に交換できたりと、お金と同価値で使えるものがほとんど。現金払いにはなんの得もありませんから、積極的にクレジットカードを利用するようにしましょう。高還元率のクレジットカードであれば、お得度もアップします。今使っているクレジットカードのポイント還元率やポイントの有効期限はしっかりと把握できていますか?改めて見直し、よりお得なクレジットカードがあれば乗り換えをおすすめします。
貯金するうえで、やってはいけない2つのこと
「切り詰めすぎ」は貯金継続の足かせに
我慢しすぎると、反動で大きな買い物をしてしまったり、イライラして家族不和になってしまうことがあります。家族のためを思っての貯金なのに、これでは意味がありませんよね。そうならないためにも、心の余裕が大切です。ちょっとの贅沢は、決して貯金に悪影響ではないのです。
筆者も貯金のために、いろいろと切り詰めており、滅多に洋服やアクセサリーを買うことはないのですが、やはりシーズンの変わり目は「新しい服が欲しいなぁ」と思うことも。そんな時のために利用しているのが、百貨店の「友の会」です。これは12ヶ月積み立てると、1ヶ月分がプラスでもらえる百貨店独自の積立制度。つまり、5,000円を12ヶ月積み立てると、65,000円分のお買物券やお買物カードがもらえるのです。もちろん、その百貨店でしか利用できませんが、大きなお買物をしても家計に響くことはありませんし、何より気軽に使えるので心の余裕にもなります。たまには贅沢したいけど、気が引けるという人はやってみてはいかがでしょうか。
「旦那様のお小遣い」を減らすのは最終手段
貯金額を上げるために、「まず、旦那のお小遣いを減らす」という人がいます。でも、これは大きな間違い。旦那様のお小遣いが少なくなると、ランチ代を切り詰め、コーヒーやお酒も我慢、部下への甲斐性もなくなってしまい……その結果、仕事への意欲が減ったり、妻への不満もたまったりと悪循環に陥ってしまいます。旦那様のお小遣いは「将来のキャリアへの投資」と考えましょう。
それよりも、先ほどご紹介したような固定費の見直しが最優先!旦那様のキャリアアップのため、また夫婦円満のためにも、お小遣いの減額はしないのがベストですよ。
まとめ
筆者は保険や銀行の貯金とは別に、500円貯金もおこなっています。財布に500円玉があれば、貯金箱に入れるというルールにしているので、会計時はおつりが500円になるよう、計算して支払っています。たまに100円玉×5枚でおつりを渡された時の絶望感といったらないですが……(笑)。そんなふうにゆるく、でも少しだけ意識して500円貯金をしていて、3~4年経った頃でしょうか?だんだん貯金箱が重たくなってきたので開けてみたところ、なんと…13万円以上も貯まっていました(嬉)!
「貯金」「節約」「我慢」など、堅苦しい言葉に縛られると、途端にイヤになってしまいますが、自分なりのルールを決めて、楽しみながらお金を貯めることができれば、貯金もそれほど苦ではありません。
皆さんも、毎月の貯金とは別に、気軽に楽しんでできる“マイ貯金ルール”を作ってみてくださいね。
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