皆さんは住まいの広さに満足していますか?ドラマや映画に出てくるような広~い部屋に住むことができれば言うことはありませんが、現実はなかなかそうもいきませんよね。狭い部屋に物があふれると、どうしてもゴチャゴチャとした印象になりますし、また収納スペースも十分にないため片付けもひと苦労!
そこで今回は狭い部屋を少しでもスッキリ広々と見せるべく、筆者が実践した収納術やアイデアなどをご紹介します。成功もあれば、失敗もあり……。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【成功談】吊って仕切って、デッドスペースを有効活用
収納スペースが限られている場合、用意された棚板にすべての物をしまいこむのは難しいですよね。その上、部屋が狭いと、タンスやラックなど新たな収納家具を置くこともできません。そこで注目すべきは「デッドスペース」です。よく見ると、クローゼットの中に使われていないスペースはありませんか?100円で買えちゃうお手軽アイテムで、デッドスペースを有効活用していきましょう。
万能アイテム「突っ張り棒」七変化
わが家はいたるところに、突っ張り棒が隠れています。布を吊るしてカーテンや目隠し代わりに使うのはもちろん、スプレーやアイロン用霧吹きを引っ掛けたり、冷凍庫やタンスの仕切りになったりと、さまざまな場所で活用しています。また突っ張り棒2本にボックスや棚板を組み合わせれば、たちまち収納スペースのできあがり。
さまざまな用途に使える突っ張り棒ですが、取り外しが簡単なのでレイアウト変更も楽ちんです。サイズ調整できるのも嬉しいポイントですね。また、何よりうれしいのが使わなくなった時に片付けやすいこと!場所をとらないので、しまっておいても邪魔になりません。
突っ張り棒は100円ショップでも販売されていますし、ホームセンターに行けば強度の高いものや、幅広いサイズのものが手に入ります。わが家は“突っ張り棒さまさま”です。
100均で使えるもの“ベスト3”
先ほどの突っ張り棒をはじめ、100円ショップにはさまざまな便利グッズが売られています。もちろん、収納に使えるアイテムもたくさん!その中でも、わが家で特に重宝している100均グッズをご紹介します。
まず【3位】は「ディッシュスタンド」です。これは本来、お皿を立てて収納するためのグッズですが、鍋のフタを収納するのにも便利。また、壁に両面テープで貼りつければ、ネクタイやアクセサリー掛けにも変身しちゃいます!
続いて【2位】は「ブックスタンドやファイルスタンド」。書類の整理に便利なアイテムですが、それだけじゃもったいない!これを使えば、どんなものでも縦に収納できるので、デッドスペースを難なく攻略できるんです。
そして栄えある【第1位】は「すのこ」。突っ張り棒と組み合せて棚として使ったり、壁に立てかけてボード代わりに使ったりと、いろいろな使用方法がありますが、わが家のおすすめは、すのこで作るオリジナル棚。木工用ボンドですのこを何枚か貼り合わせるだけの簡単DIYだから、初心者でも失敗なし。色を塗ったり、シールを貼って子ども専用にしたり、いろいろなアレンジができますよ。
扉の内側も立派な収納スペース
収納スペースとして見落としがちなのが、扉の内側。といっても、扉の内側はまっ平らで、どこにも収納スペースなんてありませんよね。そこで、活躍するのが「タオル掛け」。これを扉の内側にペタッと貼り付けると……たちまち収納スペースの完成です。マフラーやネクタイなど長いものを掛けるのはもちろん、S字フックを組み合せて、帽子をひっかけてもいいですよね。靴箱の扉の内側に貼れば、スリッパラックとして使えたりと、とにかく便利!また、扉が小さくてタオル掛けが付けられない場合は、「赤ちゃんのいたずら防止用の引き出しガード」などでも代用できますよ。
【失敗談】やってみてわかった!アイデア収納の落とし穴
雑多なものをスッキリと片付けたくて、突っ張り棒や100均グッズを駆使してきたわけですが、さまざまな収納術を実践する中で多くの失敗も経験しました。インターネットでおすすめされていた情報が、実際に試してみるとうまくいかないこともあり、わが家にあった収納スタイルを見つけるまでには紆余曲折ありました。ここでは、そんな失敗談をいくつかご紹介します。
衣装ケースは最低限の数に
中が見えて、サイズバリエーションも豊富な衣装ケース。皆さんも1つはお持ちじゃないでしょうか。ちなみに、わが家は10個以上あると思います。でも、この衣装ケース、実はデメリットも多いんですよね。まず、この衣装ケースは価格が安く、手軽に買えるため、ついいくつも買い足してしまいがちですが、使わなくなってしまった場合、本当に邪魔!別の用途に代用できるわけでもありませんし、またいつかのために置いておくにしても場所を取ります。また、サイズにもよりますが、物によっては粗大ゴミ扱いとなってしまい、捨てるのにもお金がかかってしまいます。
あとは使用中も、高さがある衣装ケースだと“詰め込み収納”になってしまい、奥底の服に気づかなかったり、服がシワシワになっていることも……。衣装ケースはとても便利なものですが、安易に買い足してしまうのは後悔のもと。収納グッズを購入する時は、サイズや数を慎重に検討したり、不要になった時のことも考えておくようにしましょう。
キッチンの魅せる収納は掃除が大変
インターネットで収納のアイデアを検索すると、必ずといっていいほど出てくるキッチンの壁面収納。外国のキッチンみたいでとてもおしゃれですが、実践してみたところ、やはり油のベタつきが気になりました。コンロから離しておけばいい、と書いてあるサイトもありますが、キッチンに充満する厄介な油煙まではやはり避けられないようで、何日かするとベタつき、ヌルつきが……。特に揚げ物をすると、予想外のところにまで油が飛んでいたりするので、やはりキッチンの“魅せる収納”は油の被害を避けられないことがよくわかりました。筆者のように、ベタつきが気になってしまう人は、キッチンにたくさんの収納スペースを作るよりも、今ある収納スペース以上の物を“買わない、揃えない”方がよさそうです。
高い場所の収納スペースは詰め込み注意
部屋の中のデッドスペースといえば、やはり天井から近い場所ですよね。タンスの上や食器棚の上などは、簡単に収納スペースを増やすことができます。ただ、ここで気をつけたいのが、“背が届くかどうか”。私は身長が低いので高い場所にある物を取る時に踏み台が欠かせませんが、このひと手間が結構面倒なんですよね。その結果、高い場所に置いてあるものにどうしても意識が向かなくなってしまい……。年末年始の大掃除の時に『ここにあったのか!』なんてことになってしまいました。
高い場所に物を置く際は、踏み台を使わなくても「何があるのかパッと見てわかるようにしておく」こと。手が届かない収納は少々デッドスペースが出てしまっても、詰め込まないよう気をつけましょう。
収納攻略の“奥の手”!それは……
収納をいろいろ工夫しても、どうしても片付かない。そんな時は奥の手!思いきって物を捨てちゃいましょう。部屋がスッキリしていないのは、そもそも収納スペースと今ある物のバランスがあっていないのかも。収納がうまくいかない場合は、物の量を見直してみてもいいかもしれません。
捨てる物を見極めるための仕分け術
物を捨てようと思っても、なかなか捨てられないことってありますよね。かくいう筆者もその一人。服や靴は特に捨てられず、何年も着ていない服を『また流行するかも』と大事に取っておいたり、サイズがあわない服を『また着られるようになるかも』といつまでもしまっておいたり。そんな私が服を捨てるために実践している、自己流の仕分け術をご紹介します。
まずは、すべての服を集め、「しょっちゅう着ている服」と「しばらく着ていない服」に分けます。フォーマル服や特別な服、思い入れのある服などは、捨てずに取っておきたいので、この仕分けには含めません。仕分け終わったら、「しょっちゅう着ている服」だけで、一定期間を過ごしてみます。すると、過ごしているうちに「これだけで足りているな」という気持ちが膨らんできます。そうなれば、「しばらく着ていない服=なくてもいい服」と思えてくるようになり、後ろ髪をひかれることなく捨てることができるんです。
これはあくまで自己流なので、誰でもうまくいくわけではないと思いますが、着ていない服に見切りをつけるための一つの手段にはなると思います。靴も同じ方法で整理することができたので、服や靴があふれて困っている人は一度試してみてくださいね。
ミニマリストの暮らしもちょっぴり参考に
物を持たない暮らしとして、最近注目されている「ミニマリスト」。テーブルだけがぽつんと置かれた部屋、がらんとした収納や食器棚の様子を見て、『私には真似できないなぁ』とつくづく思いますが、彼らの生活の根底にある“必要なものだけを持つ”というコンセプトには見習うべきところもあります。
先ほどの服もそうですが、部屋の中を見渡して、本当に必要なものっていくつあるでしょう?もちろん、生活に必要でなくても、心を豊かにしてくれるもの、たとえばアロマポットやお気に入りのキャラクターが描かれた雑貨、季節ごとの食器、観葉植物など、自分にとって大切なものもあると思います。「ミニマリスト」の生活は、真似するのは難しいですが、彼らを見ていると“自分にとって本当に必要なものはなにか”を問いかけられているような気がするのです。皆さんも、ちょっと部屋の中を見渡してみてください。本当に必要なものが見えてくれば、片付けも整理整頓も驚くほどスムーズに進むかもしれませんよ。
まとめ
インターネットの情報や友達から教えてもらった収納術、本で読んだアイデアなど、さまざまなことを実践し、わが家もかなりスッキリしました。手前味噌ですが、キッチリと物が収まった納戸やシンク下収納を見て、あまりのスッキリさに見とれてしまうこともあるほどです。とはいえ、物は知らずしらずのうちに増えていくので、まだまだ油断はできません。さらに、筆者の子どもはまだ小さいのですが、これから成長していくにつれ、子ども部屋を作ったり、部屋のレイアウト変更が必要になる日もやって来るでしょう。そうなると、また収納スペースなども見直さなければいけません。これからも100均グッズや便利なアイデアを駆使し、スッキリ生活のために日々奮闘していきたいと思います。
アルファジャーナルの「今読みたい記事」がメールで届く!
アルファジャーナルのメルマガが届く「アルファあなぶきStyle会員」に登録すると、数ある記事の中から今読みたい厳選記事や、最新情報のメールが届きます。
会員限定の抽選プレゼントやオンラインセミナーのアーカイブ視聴など、会員特典もたくさん。
今すぐ登録して、アルファジャーナルをもっと楽しもう!
その他の記事はこちらをCHECK
https://journal.anabuki-style.com/
編集・発行
<著作権・免責事項等>
【本紙について】
・メディアサイト「アルファジャーナル」に掲載された記事を印刷用に加工して作成しております。
・アルファジャーナルにはあなぶきグループ社員および外部ライターによって作成される記事を掲載しています。
【著作権について】
・アルファジャーナルが提供する情報・画像等を、権利者の許可なく複製、転用、販売など二次利用することを固く禁じます。
・アルファジャーナルに登録される著作物に係わる著作権は特別の断りがない限り、穴吹興産株式会社に帰属します。
・「あなぶき興産」及び「α」(ロゴマーク)は、穴吹興産株式会社の登録商標です。
【免責事項】
・アルファジャーナルに公開された情報につきましては、穴吹興産株式会社およびあなぶきグループの公式見解ではないことをご理解ください。
・アルファジャーナルに掲載している内容は、記事公開時点のものです。記事の情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、必ずしも正確性・信頼性等を保証するものではありません。
・アルファジャーナルでご紹介している商品やサービスは、当社が管理していないものも含まれております。他社製品である場合、取り扱いを終了している場合や、商品の仕様が変わっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。
・アルファジャーナルにてご紹介しているリンクにつきましては、リンク先の情報の正確性を保証するものではありません。
・掲載された記事を参照した結果、またサービスの停止、欠陥及びそれらが原因となり発生した損失や損害について、当社は一切責任を負いかねますのでご了承ください。
・メディアサイトは予告なく、運営の終了・本サイトの削除が行われる場合があります。
・アルファジャーナルを通じて提供する情報について、いかなる保証も行うものではなく、またいかなる責任も負わないものとします。