結婚3年目の主婦がつづるマンション勉強記Vol.8では、マンションの「アフターサービスに携わる人たち」にスポットをあててお届けします。
マンションでの新生活が始まった後のお部屋の不具合に関する修繕、定期メンテナンスをサポートしているのが「アフターサービス担当」です。
多くのマンションデベロッパーは、「アフターサービス業務」を関連管理会社へ委託しているのが現状ですが、アルファシリーズマンションを展開するあなぶき興産では、自社で独自にアフターサービス部門を設置。より迅速で質の高いサービスを提供することに重点をおかれていました。
マンションの購入を考える際、建物そのものの価値はもちろんですが、入居後のサポートや補償が充実しているかどうかも気になるポイントです。あなぶき興産のアフターサービスの仕組みについて詳しくお話を聞きました。
※記事の内容は2019年10月取材時点の情報です。
エリアや引渡し時期、商品企画などによって、内容が異なる場合があります。
あなぶき興産
小笠原 昌樹
今回の登場社員
不動産開発本部 四国支社 東四国エリアグループ アフターサービス担当
「日頃から、お客様をはじめ、アルファマンションの管理員、担当施工会社との信頼関係を築くことも大切にしています。」と語る小笠原さん。
建物の品質を維持していくためにはアフターサービス担当をはじめ、関係各所との強い連携も不可欠です。
アルファマンションの「アフターサービス」の仕組み
うえだ 前回のマンション勉強記vol.7でアルファマンションを購入し、引渡しを終えられたファミリーも新しい住まいでの暮らしにとても満足されているようです。
マンションを購入した後で気になるのが、お部屋の不具合やトラブルが発生した場合の補償やサポートについて。アルファマンションのアフターサービスの仕組みについてお聞かせください。
アルファマンションの「無償補償期間」と「補償内容」をチェック!
※詳しい内容については、ご契約時および入居手続き会の際にお客様にお渡しする『アフターサービス基準書』や『くらしのパートナーブック』にて記載しております。今回は一部抜粋したものをご紹介します。
無償補償期間 | 補償内容 |
---|---|
2年 | (例)外周壁、内装、照明器具、給水栓 ※ただしメーカー保証のあるものはその保証内容を適応 |
5年 | (例)配線、給水管・排水管、ガス配管 |
10年 | (例)構造耐力上主要な部分または雨水の浸入を防止する部分 |
無償補償除外事項
無償補償期間内であれば、対象となる設備の修理を無償で実施いたしますが、以下のケースは、無償補償の除外事項に該当します。
詳しくはご契約の際にお渡しする『アフターサービス基準書』をご確認ください。
- 外的要因(天災、お引渡し後の故意・過失等)
- 生物要因(虫の侵入、チャタテムシ・キクイムシ等)
- 管理不十分、使用上不注意等
- 取扱説明書等に示された居住方法、取扱方法、メンテナンス方法によらない場合
- お引渡し時にお申し出のなかった傷、汚れ等
- 経年変化によるもの
- 建物の使用上影響のない音、官能的現象に起因するもの ほか
アフターサービスを利用するながれ
【STEP1】 お部屋の不具合やトラブルが発生した場合、担当営業マンまたはあなぶきコールセンターへご連絡をいただきます。
【STEP2】 お客様からのご連絡をお受けした後、アフターサービス担当へ依頼が入ります。
【STEP3】お客様をお待たせすることなく的確にメンテナンスを行うために、アフターサービス担当からもお客様に不具合の状況についてヒアリングをさせていただきます。
※状況によって先にSTEP4の施工会社へメンテナンス可能日を確認後、お客様へご連絡をさせていただく場合がございます。
【STEP4】アフターサービス担当から施工会社へメンテナンス依頼をいたします。
【STEP5】施工会社の担当者がメンテナンスにお伺いさせていただきます。
※状況によってアフターサービス担当も立ち合いを行います。
【STEP6】メンテナンスが完了後、施工会社の担当者からアフターサービス担当へ連絡が入ります。
【STEP7】担当営業マンまたはあなぶきコールセンターへアフターサービス担当からメンテナンスの完了報告を行います。
お客様のお手間をとらせないためにも、アフターサービス担当がこのタイミングでしっかりと調整を行っています。
マンションの品質を支える!アルファマンションの定期メンテナンス
とはいえ、快適なマンションライフを過ごしていただくうえでは、お客様がアフターサービスを利用される頻度は極力少ないことが本来は望ましいですよね。
定期メンテナンスのながれ
知っていると安心!お部屋の構造のギモンにアフターサービス担当が解説
ご入居後の不安を軽減するためにもアフターサービス担当としていくつか解説させていただきます。
今回は、その中からマンションのお部屋に使用されているクロスとフローリングの性質についてのQ&Aをピックアップしたいと思います。
クロスの隙間に関するギモン
天井と壁、部屋の隅の部分の隙間が開いているように感じます。
構造上の問題はございません。建築資材やコンクリートの水分が蒸発すると乾燥収縮があり、各材料にも微妙な伸縮が起こるためです。
クロスの隙間について気になる場合は、定期メンテナンス時にご指摘ください。コーク処理などの補修対応をさせていただきます。
直張りフローリングに関するギモン
床がフワフワ柔らかいように感じます。
直張り防音フロアは、裏側に特殊クッションシートを使用しています。そのため、防音機能を備えていない一般の床材と比較すると歩いた時に柔らかく沈むような感じがあります。これは、防音床材の構造上起こる現象です。
直張りフローリングの特徴
- 家具を置く場所など荷が掛かると壁際に隙間ができますが、不具合ではございません。
下がり止めのための際根太(そえ木)は、ドア部分には入っているのですが、壁際に入れると家具が前倒しに傾いてしまうため、壁際には入っていません。
- 通行するとフローリングが部分的に沈み、フロア同士が擦れてパキパキ、ギシギシ音が出る場合があります。木質フロアは空気中の水分変化によって伸びたり縮んだりする性質があります。
床鳴りの原因の一つとして、この伸縮作用によって、継目の部分がずれて音が発生する場合があります。
あなぶき興産が自社でアフターサービス部門を設置している強みとは?
あなぶき興産では、自社でアフターサービス部門を設置されているということですが、その強みについてお聞かせください。
緊急性の高いトラブルにも迅速に対応できることは、アルファマンションの強みです。
アルファマンションの設備をより良いものにするために必要だと感じた改善点については、建設部会議に持ち上がり、新しいアルファマンションの設計計画に反映されます。
あなぶき興産のアフターサービス担当がめざす今後の展望とは?
万が一お部屋のメンテナンスが必要になった場合の迅速な対応はもちろん、設備の使い方に関するお悩みなどがあれば一緒に解決し、お客様の痒い所に手が届く「暮らしのパートナー」を目指していきたいです。
取材後記
マンションでの新しい生活がスタートした後は、快適な暮らしが待っている反面、入居年数の経過とともにお部屋の不具合や気になる点がでてくることも。あなぶき興産では、自社でアフターサービス部門を設置し、お客様の依頼にスピード感をもって対応されていました。
マンションは一生に一度の大きな買い物であり、購入後は末永く自分たちの「住まい」になるもの。購入を決める前に、「入居後の補償やサポートの充実」についても、住まい選びの決め手のポイントとしておさえておきたいですね。
次回マンション勉強記Vol.9は、いよいよ最後のセクション。今回登場したアフターサービスとも綿密に連携を図っており、マンションでの暮らしに困った際、心強い相談窓口となる【コールセンター】にスポットをあててお届けします。
※記事の内容は2019年10月取材時点の情報です。
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