暮らしの中で必ずおとずれる電球交換のタイミング、あなたはLEDを選んでいますか?
節約になるのはなんとなく分かっているものの、商品の値段を見ると買うのをためらってしまいますよね。LEDにすることで、具体的にどう変わるのか実感がわかないというのが正直なところではないでしょうか。
LEDを利用しないのは、とてももったいない話です。家の電球をLEDにかえるメリットは、節約だけではありません。
LEDは今までの明かりでは出来なかった、全く新しい暮らしをあなたに提案してくれるはずです。
1.LEDの10個のメリット
LEDのメリット、いくつ知っていますか?
節約に代表される、LEDの優れた点をここでおさえておきましょう。
1-1 節約面の3つのメリット
LEDと言えば「節約」というほど、そのメリットは多くの方に知られています。
では、具体的にLEDの何が節約につながるのでしょうか?
[メリット1]長寿命
節約に繋がる理由の1つは、寿命が長いからです。1度LEDの電球にすれば、当分の間は交換する必要がありません。一般的にLEDの寿命は40,000時間と言われています※。
一方、白熱電球は、寿命1,000時間程度です。購入時の値段は安くても、何度も白熱電球を買い替えればトータルコストがかさみます。
※使用環境によっては回路部分の故障により、製品寿命より前に不具合が起こる可能性があります。
[メリット2]省エネ
次に、省エネであることです。
LEDの消費電力は約9W、白熱電球は約54W、その差は歴然です。経済産業省のまとめによると、100円の白熱電球と2,000円のLED電球を買ったとき、初期投資で1,800円の差が出たとしても、消費電力の違いによりわずか9ヶ月でコストが逆転するとされています。
※電気料金 27 円/kWh
※消費電力 白熱電球 54W、 電球形LEDランプ 9W
※購入価格例 白熱電球 100円、 電球形LEDランプ 2,000円
上記のグラフは、【LED照明産業を取り巻く現状】2012年11月29日経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課の資料を基に新電力料金目安単価27円に変更し、 再試算しています。
[メリット3]瞬時点灯(点灯・消灯のくり返しに強い)
白熱電球や蛍光灯は、つけたり消したりのくり返しに弱く、それによって寿命が縮まります。しかし、LEDは小さなエネルギーで、すぐに100%の明かりをともすことができるため、本体に負担がかからず寿命が縮まることはありません。
節約のために無駄な明かりをこまめに消していても、電球の寿命を縮めていては本末転倒です。
LEDなら、節約の心がけをより効率よく節約に結びつけることができます。
1-2 演出面の2つのメリット
[メリット4]調色ができる
意外と知られていないLEDのメリットの1つ、それが調色です。この機能は、白熱電球や蛍光灯にはありません。
調色とは、光の色をコントロールすることです。例えば、1つのLED電球でも、食事をするときには暖かい雰囲気の光を選び、本を読んだり勉強したりするときには昼白色の青い光に変えることができるという機能です。
光の色は、これまでの明かりでおなじみの電球色や昼白色、昼光色だけに留まりません。商品によっては、赤や青、緑などカラフルな色を作り出せるものもあります。
LEDであれば、従来の電球にはない「光の演出」が簡単にできるというわけです。
[メリット5]紫外線が少ない(色あせが少ない)
絵画やインテリアを照らして魅せる演出も、LEDは得意です。
LEDは白熱電球や蛍光灯よりも紫外線が少ないため、長時間にわたって光をあてつづけても日やけや色あせなどの劣化に繋がりにくいといわれています。
1-3 安心・安全面の5つのメリット
[メリット6]発熱量が少ない
これまでの白熱電球や蛍光灯は、熱を光に変えるしくみでしたが、LEDは電気をダイレクトに光に変えるしくみをもった明かりです。そのため、熱を発することがほとんどなく、電球に直接ふれても熱くありません。
熱くなりにくいということは、火事になりにくいともいえます。LEDは、火傷や火事の危険の少ない、安全性の高い明かりなのです。
[メリット7]環境に優しい
LEDは水銀や鉛などを含んでいません。そのため、処分が簡単で環境に優しいと言えます。
また、そもそもの消費電力が少ないので、排出する二酸化炭素量も少なくすみます。
[メリット8]低温に強い
寒さに強いのもLEDのメリットです。白熱電球や蛍光灯は寒さに弱く、氷点下になるとつかなくなることがあります。しかし、LEDであれば-20度でも瞬時に明かりをともしてくれます。
寒い地域でも、安定して使うことができます。
[メリット9]振動に強い
LEDは、とても丈夫です。地震などの振動で落ちてしまっても割れにくいといわれています。
それは、LEDがプラスチックやシリコンを使って作られているからです。これまでの白熱電球や蛍光灯のように、ガラスが割れる心配はありません。
[メリット10]紫外線が少ない(虫が寄ってこない)
先ほどもお伝えしましたが、LEDは紫外線の少ない明かりです。
虫は紫外線に集まる習性があるため、LEDにはあまり寄ってこないといわれています。特に、夏場の照明器具に集まる虫はイヤですよね。虫が苦手な人には、嬉しいメリットではないでしょうか。
2.LEDの4つのデメリット
これだけメリットが多いと、LEDは100点満点のように思えますが、デメリットといわれていることもあります。解消されつつありますが、注意点として覚えておきましょう。
[デメリット1]価格が高い
白熱電球や蛍光灯と比べると、製品価格は高くつきます。白熱電球と比べれば約20倍です。しかし、最近は徐々に価格が下がってきています。
[デメリット2]重い
LEDは多くの部品を使っているため、重くなります。たくさんの電球を使う照明や、設置場所によっては強度を確認する必要があります。
しかし、重さについても軽量化が進められています。
[デメリット3]照射角度が狭い
白熱電球や蛍光灯のイメージは、電球自体が360°光っているのでないでしょうか。それに比べると、LEDは照射角度が狭い=光に向きがあり、広がりがないと言われていました。
以前は、照明から少し離れると暗く感じるということがありましたが、広範囲を照らすLEDも開発されています。
[デメリット4]熱に弱い
寒さに強いLEDですが、熱には弱いとされています。LEDを作っている部品の中に、熱に弱いものがあるためです。
40度を超える環境で使うと部品が傷み、故障や劣化が進んでしまう可能性があります。熱がこもる浴室などで使うときは、注意が必要です。
3.LEDのここがスゴイ!一押しメリット、節約効果&調色機能をご紹介
ここまで、LEDのメリットとデメリットをひと通りおさえましたが、LEDの評価はあがりましたか?それでもやはり半信半疑のあなたに改めてお伝えしたい、LEDの一押しメリット、「節約」と「調色」について詳しくご紹介したいと思います。
3-1 LEDと言えば節電!白熱電球をLEDに交換したら、いくら節約できる?
下記の資料を参考に、白熱電球とLEDのトータルコストの差をご説明しましょう。
スタートラインの製品価格は100円と2,000円(1,000~3,000円の平均)で、白熱電球が1,800円分もお得です。スタート時点では、白熱電球がかなりリードしているといえます。
しかし、電気代の差で瞬く間に、そのリードはなくなります。年間の電気代を12か月で割ると、白熱電球は約243円、LEDは約42円、その差200円分を毎月LEDが確実につめてきます。わずか9ヶ月で白熱電球とLEDは横並びになります。
追い打ちをかけるように、白熱電球の寿命が残り少なくなってきます。1日5.5時間の使用で寿命を擦り減らし、半年足らずで選手交代になります。一方のLEDは強靭なスタミナでまだまだ衰えを感じません。LEDの寿命は400,00時間※、白熱電球とはくらべものになりません。
※使用環境によっては回路部分の故障により、製品寿命より前に不具合が起こる可能性があります。
後は差が広がる一方、白熱電球は毎年2回の電球交換で200円の出費、電気代もLEDより毎年2,400円が余計にかかります。たった電球1つだけでも、年間2,600円も金額に差がでるのです。
3-2 LEDにしか出来ない調色機能で、光を演出!
これまでの電球は、購入するときに色を選べば、交換のタイミングまでは変えられないのが普通でした。そのため、リビングの電球を雰囲気のある電球色にしていると、本を読むときには少し読みづらいということが起こっていました。
この常識を、LEDの調色機能はくつがえします。
調色機能があれば、食事や読書などの目的に応じて最適な光の色を選ぶことが出来ます。また、生活リズムに寄り添って色を変えることもできます。朝は目覚めをサポートする明るい色、夜は眠りをうながす暖かい色に変えれば、本来の自然な生活リズムを取り戻すことができるかもしれません。
SNS映えする写真を撮るためにもLEDは活躍するでしょう。特別な機材を使わずに、自然光に近い明かりを作り出すことができるので、料理やインテリアの撮影にもってこいです。
さらに、LEDの中にはカラフルな明かりをともす商品もあります。色の選択肢も多く、部屋の雰囲気をがらりと変えることができます。カラフルな照明は、パーティーや特別なイベントに活躍しそうです。
これまでの照明では考えられなかったLEDの調色機能は、毎日の暮らしに新たな彩りを与えてくれるでしょう。
4.LEDに交換しよう!購入前の5つのチェックポイントとおすすめの使用場所は?
いざ「LEDに交換してみよう!」と買ってきたものの、照明器具に合わないと悲しいですよね。LEDを購入するまえには、5つのチェックポイントを必ずおさえましょう!
[1]口金のサイズを確認
一番のポイントは、電球の口金のサイズです。ここが合えば、基本的には付け替えられます。代表的な口金は「E26」と「E17」の2つです。事前に、口金の直径が26mmか17mmのものかをチェックしておきましょう。
[2]「Sマーク」を確認
照明器具に「Sマーク」がついているのは、断熱材が施工されているということを意味します。特にダウンライトなど周りが囲われた照明の場合、熱がこもりやすくなり、熱に弱いLEDには負担になります。
「Sマーク」対応しているLEDも発売されていますので、商品パッケージの表示をチェックするようにしましょう。
[3]ランプの大きさ・重さを確認
口金があったとしても、照明器具のサイズによって、肝心の電球部分が入らないということも起こりえます。最近ではミニクリンプトン形に対応しているLEDもありますが、取りつけ可能か心配な時は、購入店舗で確認しましょう。
また、シャンデリアなど極端にたくさんの電球を使用する照明の場合、LEDの重さに耐えられるか心配です。購入の前には、照明器具の耐荷重にも気を付けておきましょう。
[4]調光器具か確認
調光機能がある照明であれば、調光器対応のLEDを使用しましょう。非対応のものを使うと、故障の原因になってしまいます。
[5]光の方向は合っているか
LEDには、光の向きがあります。設置場所や照明器具のタイプに合ったLEDを選ぶ必要があります。パッケージに、下方向タイプや広配光タイプなどの記載があるはずですので、購入時には必ずチェックしましょう。
チェックポイントをクリアできれば、いよいよLEDの取りつけです!トイレや廊下、階段など頻繁に点けたり消したりする場所はLEDの出番です。照明が多く、点灯時間の長いLDKに使えば、節約効果をより実感できるでしょう。雰囲気を変える調色機能は、リビングや子ども部屋でも活躍しそうです。
お家の中には、LEDに向いている場所と相性の悪い場所があります。せっかくつけるなら、LEDの長所を最大限活かせるところに取り付けたいですね。
5.まとめ
この記事を書くに当たり、最近リビングの電球を替えていないことに気が付きました。それと同時に、4年前の引っ越しでリビングの照明をLEDにしていたことを思い出しました。LEDの寿命を考えると、まだまだ電球交換の仕事はおとずれそうにありません。
LEDは「暮らしを変える明かり」です。今回ご紹介したメリットのうち、迷えるあなたに1つでも響くものがあればいいなと思います。ぜひ、LEDをお家の明かりに取り入れてみてくださいね。
アルファジャーナルの「今読みたい記事」がメールで届く!
アルファジャーナルのメルマガが届く「アルファあなぶきStyle会員」に登録すると、数ある記事の中から今読みたい厳選記事や、最新情報のメールが届きます。
会員限定の抽選プレゼントやオンラインセミナーのアーカイブ視聴など、会員特典もたくさん。
今すぐ登録して、アルファジャーナルをもっと楽しもう!
その他の記事はこちらをCHECK
https://journal.anabuki-style.com/
編集・発行
<著作権・免責事項等>
【本紙について】
・メディアサイト「アルファジャーナル」に掲載された記事を印刷用に加工して作成しております。
・アルファジャーナルにはあなぶきグループ社員および外部ライターによって作成される記事を掲載しています。
【著作権について】
・アルファジャーナルが提供する情報・画像等を、権利者の許可なく複製、転用、販売など二次利用することを固く禁じます。
・アルファジャーナルに登録される著作物に係わる著作権は特別の断りがない限り、穴吹興産株式会社に帰属します。
・「あなぶき興産」及び「α」(ロゴマーク)は、穴吹興産株式会社の登録商標です。
【免責事項】
・アルファジャーナルに公開された情報につきましては、穴吹興産株式会社およびあなぶきグループの公式見解ではないことをご理解ください。
・アルファジャーナルに掲載している内容は、記事公開時点のものです。記事の情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、必ずしも正確性・信頼性等を保証するものではありません。
・アルファジャーナルでご紹介している商品やサービスは、当社が管理していないものも含まれております。他社製品である場合、取り扱いを終了している場合や、商品の仕様が変わっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。
・アルファジャーナルにてご紹介しているリンクにつきましては、リンク先の情報の正確性を保証するものではありません。
・掲載された記事を参照した結果、またサービスの停止、欠陥及びそれらが原因となり発生した損失や損害について、当社は一切責任を負いかねますのでご了承ください。
・メディアサイトは予告なく、運営の終了・本サイトの削除が行われる場合があります。
・アルファジャーナルを通じて提供する情報について、いかなる保証も行うものではなく、またいかなる責任も負わないものとします。