一人暮らしのお部屋でインテリアを考えるときはスペース・費用ともに「無駄なく」を優先してチープになってしまいがち。
でも、上質な家具がひとつあるだけで、お部屋のインテリアはワンランクアップします。デザイン性が高く、機能性も高いデザイナーズインテリアを置けると素敵なのですが、一人暮らしのお部屋ではあまり高価なインテリアには手を出しにくいかと思います。
そこで活用したいのが「ジェネリック家具」です。ジェネリックといえば、医薬品が思い浮かびますが、インテリアにも安価かつ「本物志向」に仕上がっているジェネリックが存在します。ジェネリックなら、お手頃価格でインテリア性の高い家具を揃えることができるので、一人暮らしの方にもおすすめです。
今回は、そんなジェネリック家具の特徴や導入のメリットに加え、一人暮らしのお部屋への具体的な取り入れ方についてご紹介します。
※この記事に掲載している写真はイメージで、実際のジェネリック家具を撮影したものではありません。
ジェネリック家具とは?
ジェネリック家具とは、“すでに意匠の切れたデザイナーズ家具”等の「リメイク」あるいは「レプリカ」にあたります。正規品に比べると、その価格は驚くほど安価なもの。中には正規品と“うり二つ”でありながら、10分1の価格で販売されている家具もあるほどです。
ジェネリック家具は、いわゆる「フェイク品」とは異なり、デザイナーズ家具を忠実に再現したものが揃っています。リーズナブルでありながら、本物志向の家具が手に入るため、ここ数年で人気を博しているのです。
また、メーカーによっては、正規品に多少のアレンジを加えていることも。デザインはそのままに、現代のライフスタイルやニーズに合わせて機能面のアレンジを加えたものが増えています。実用性の高いジェネリック家具であれば、今のお部屋をもっとおしゃれに、そしてもっと快適にしてくれるはずです。
本当に使えるの?ジェネリック家具の品質は?
続いて、ジェネリック家具の気になる品質をチェック。
一般的にデザイナーズ家具は、単にデザインが優れているだけではありません。マテリアル(素材)や加工精度のクオリティも高く、一つひとつの出来がいいのです。では、ジェネリック家具の場合はどうなのでしょう?
2018年現在、ジェネリック家具を製造しているメーカーは世界中に点在しています。そのため、品質には相当な開きがあるようです。たとえ「有名デザイナーズ家具がモチーフ」と謳っていても、コストカットのために本来のマテリアルから変更されているケースも少なくありません。
しかし、今では低価格かつ高機能な新しいマテリアルが登場しており、その加工技術も大幅に向上しています。総じて品質が高いのは間違いありませんが、モノによって当たり外れがあることを覚えておきましょう。
そんなジェネリック家具は、ショールーム付きの専門店のほか、アンティークショップやネット通販でも購入することができます。可能であれば、店頭で現物に触れながら、マテリアルや細かな作りなどを確認したいところです。どうしてもネット通販に頼らざるを得ない場合は、実際に使用しているユーザーの口コミ情報をチェックするといいでしょう。
ジェネリック家具を取り入れた「くつろぎ空間」
デザイナーズ家具などのインテリアは、お部屋全体で統一したコーディネートをしなければならないイメージがあるかもしれません。しかし、いくらリーズナブルなジェネリック家具とはいえ、一度に部屋中の家具を揃えるのは難しいはずです。まずはワンポイントで取り入れることから挑戦してみましょう。
本当に優れたデザインの家具は、ひとつあるだけでお部屋の雰囲気を変えてくれます。そして、ほかの家具との親和性も高いのです。ちょっとしたデスクひとつでも、お部屋の印象をワンランク上に引き上げてくれます。
また、デザイナーズ家具は機能性にも優れています。インテリアとして購入を検討するのであれば、使用頻度の高いダイニングテーブルやソファーなどがおすすめです。おしゃれで使いやすいだけでなく、“いいもの”を使っているという所有欲まで満たせるでしょう。ジェネリック家具をインテリアに取り入れるだけで、一人暮らしの部屋がちょっとした「くつろぎ空間」へと変わるのです。
まとめ
実用性を重視する一人暮らしのお部屋は、どうしてもシンプルで味気ないものになりがち。そこにワンポイントでジェネリック家具を取り入れると、お部屋全体の雰囲気が一気に変わります。
「自分は一人暮らしだから……」とおしゃれなインテリアを諦める必要はもうありません。あなたも一人暮らしのお部屋にぴったりな、ジェネリック家具を探してみませんか?