玄関は、お客様を最初にお迎えする“その家の顔”とも言える場所。
家の第一印象を決める場所だからこそ、使いやすく気持ちの良い空間にしたいですよね。
玄関まわりを美しく使い勝手よく収納するポイントはたったの3つ。
- 靴収納にはコツがある!必要なスペースを把握して靴を美しくしまいましょう
- 動線を考えてモノをしまいましょう
- “マイルール”でスッキリを保ちましょう!
これをおさえれば大丈夫!“使いやすくスッキリと美しい玄関まわり”が叶います!
今回は、そんな玄関収納のコツをご紹介します。
1.靴収納にはコツがある!必要なスペースを把握して靴を美しくしまいましょう
家にある靴を棚卸しする
収納の基本「しまうモノの量を把握する」。靴の場合もそこがスタート地点!
まずは持っている靴を全部出してみて、パンプス、サンダル、スニーカー、ビジネスシューズなど靴の種類ごとの数を数えてみましょう。
意外とたくさんの靴を持っていることに驚くはず。でも、普段履いているのは2、3足だったりしませんか?
この際、古い靴や履いていない靴について見直してみましょう!
靴をしまうスペース、どのくらい必要?
男女の靴の大きさによって必要なスペースは変わります。
同じ4足だけだとしても、横幅は女性用なら約75cm、男性用なら約80cm以上となります。
女性のロングブーツは、普通の靴箱の約3段分の高さスペースが必要です。
季節ものであるブーツや使用頻度の低い冠婚葬祭用の靴などは、使用時期が終わったら箱に入れてクローゼットに収納するというのも、限られたスペースを有効に使うためのひとつの方法です。
3つの収納のポイント
(1) 収納場所の決め方
室内から開けやすい方の扉内(①)に平日用の靴を、開けにくい手前開きの扉内(②)に休日用の靴を、使用頻度の低い靴は一番遠い扉内(③)に収納します(image1)
(2) 靴の定位置の決め方
家族の身長によって順番に分けて収納します。背の高いお父さん、お母さん、子供順で上からゾーニングしましょう。(image2)
自分のスペースが決まったら、重さが軽い靴は上に、重い靴は下に置いていきましょう。
(3) 靴の入れ方
取り出しやすさを考え、つま先の長い男性の靴やスニーカーはかかとを手前にして、女性の靴(パンプスなど)はつま先を手前にして収納します(image2)
靴が増えてきた!そんなときは?
その靴は本当に必要なものなのか、とっておいて将来本当に使うのかを考えてみてください。必要ないものは、捨てるかリサイクルショップに持って行くなどして、スペースに余裕をつくりましょう。
とは言えかつては愛着のあった靴。“もしかしたらまた使う日がくるかも…”と処分する勇気が出ないこともありますよね。そんなときは、“この日まで使わなければ処分しよう”という「捨てる基準」を決めてとっておいてもOK!
ただし、忘れてしまわないように、見える場所にしまうか備忘録のメモを貼っておきましょう。
2.動線を考えてモノをしまいましょう
室内に持ち込みたくないものを玄関に収納しましょう
“玄関にしまうのは靴だけ”と決めてしまうのは、ちょっともったいないかもしれません。
玄関スペースの広さにもよりますが、家族の荷物に合わせて外出時のことを考えた収納にすると、準備の手間と時間が短縮でき、ぐんと楽になりますよ。
土汚れが気になる子供の遊び道具、ペットのお散歩グッズなどは部屋内に入れるにはちょっと抵抗があるもの。
コートフックを取り付けると外出時に着る上着や帽子はもちろん、ペットのお散歩グッズや、バッグにひとまとめにしたボールやおもちゃを掛けておくことができます。
壁に穴をあけることが難しい場合は、シューズボックスのノブ部分にS字フックを掛けたり、玄関ドアに強力なマグネットフックを取り付けてもOK。
玄関ドアを利用した収納便利グッズは、無印良品や東急ハンズ、LOFTにもたくさん取り扱いがありますよ。
そのほか、防災グッズを玄関まわりにしまっておくと、いざという時に持ち出しやすいですよね。シューズボックスの上段など“日常出し入れする靴を置くにはちょっと不便だけど…”というスペースは、そのようなものをしまう場所として活用してはいかがでしょうか。
“今すぐ使うモノ”は、よく使う場所の近くに収納しましょう
宅配便が来たときに印鑑やペン、出掛けるときに家や自転車の鍵が見つからないなど、急いでいるときの探し物で慌てた経験がある方も多いのではないでしょうか?
「使う場所の近くにしまう」収納の基本ルールを守れば、慌てて探すことも遠くまで取りに行く手間もなくなりますよね。
鍵や印鑑などの小物は、小皿や小さな箱などを利用して“ちょい置き”しておくと、とても便利。鍵はシューズボックスの内扉にフックを取り付けて、定位置を決めてみてはいかがでしょうか。
3.“マイルール”でスッキリを保ちましょう!
きれいに収納したあとは、その空間を保つ努力が必要です。それは日頃のちょっとした心がけが大切。
ご家族でカンタンな約束事を決めて、ルールを守って“いつもスッキリ”暮らしましょう。
スッキリさん家の“マイルール”
いつも美しい玄関まわりを保っているスッキリさんが実践している“マイルール”をご紹介します。
気をつけているポイントはたったの4つ。
- 靴を出しっぱなしにしないこと
- 靴を箱にしまうときは、目印をつけること
- 使用期間が終わった靴は、お手入れをしてしまうこと
- ニオイ対策は、手軽にエコに行うこと
です。
1.靴を出しっぱなしにしないこと
玄関に出しておく靴は1人1足までに決め、2足目以上は必ず元の位置に戻すようにしましょう!玄関に複数の靴が置かれたままの状態は、風水でも運気が下がると言われているようです。
2.靴をしまうときは、目印をつけること
靴箱には「誰の」「どんな靴か」をふせんに書いて、一目でわかるように貼っておきましょう。写真を撮って貼るよりもずっと手軽ですよ。
ヒールの高さを書いておくと、スタイリングの際に便利です。
3.使用期間が終わった靴は、お手入れをしてしまうこと
靴はシーズンごとに入れ替えて、使うものだけをスタンバイ。季節の変わり目にはお手入れして箱へしまいましょう。
4.ニオイ対策は、手軽にエコに行うこと
ドリップ後に乾燥させたコーヒーかすを容器に入れてシューズボックスの中に置いておきましょう。気になるニオイへの効果てきめんです。ドラッグストアなどで安価に手に入る重曹を使っても良いでしょう。
まとめ
「収納」を考えるうえで大切なことは“出し入れしやすい”こと。よく使う靴は、出し入れしやすい肩から腰までの位置にしまい、モノの入れ方を工夫しましょう。扉のない収納にするなど出し入れにかかるひと手間を減らすこともポイントです。
玄関は、その家の顔でありつつも狭い空間であることが多いため、うまく活用してスッキリとしたスペースを心がけ、いつお客様をお迎えしてもいい状態に保ちたいですね。
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