鹿児島の冬の風物詩として有名な「みなと大通り公園」のイルミネーション。鹿児島の人なら、誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。最近は、地元の人だけではなく観光客も増えているそう。
ですが、「みなと大通り公園」は実はイルミネーションだけではないんです!!
また、せっかくみなと大通り公園に行くのなら、周辺の隠れた人気スポットにも足を運んで見ませんか?
みなと大通り公園の新しい発見があるかもしれません。
今回は、鹿児島そだちのお酒好きな筆者が“本当は教えたくない!とびきりおいしいお店”もご紹介いたします。
1 みなと大通り公園について
1.1 みなと大通り公園までのアクセス
「みなと大通り公園」は鹿児島市の中心部、鹿児島市役所よりすぐの場所にあります。
鹿児島の玄関口、JR鹿児島中央駅より車だと約10分、路面電車だと鹿児島市電鹿児島駅行きで約15分、「市役所前」にて下車するとすぐです。
また観光名所である桜島へ行く、桜島フェリー鹿児島港発着所からも徒歩8分ほどで到着できます。
1.2 みなと大通り公園の歴史
鹿児島市名山町と易居町の町境の道路であった場所が整備され、1992年10月「みなと大通り公園」が誕生しました。
その歴史を遡ると、みなと大通り公園の周辺は「名山堀」というお堀でした。
「名山掘」という名前の由来は江戸末期のころ、大変海がきれいで、その水面にうつる桜島がすばらしい眺めだったことにより名づけられたと言われています。
大正初期の頃、名山掘の水面には毎年秋が終わるころには、カキ船の提燈が揺らいでいました。
屋台づくりのカキ船では、焼き牡蠣、牡蠣飯、酢牡蠣、土手鍋などが料理され、船料理の情緒を醸すカキ船は宴会や家族連れなどでにぎわっていたそうです。
大正12年ころにはカキ船は常駐するようになり、やがて堀が埋め立てられるとカキ船業者は陸にあがり鰻屋などと営むようになっていきました。
戦後混乱期には、100軒ほどの市場から現在の名山町が生まれました。市場は離島の船待ちの人や市民であふれており、また敗戦で落ち込んでいた市民の心を和ました名山掘の飲屋街は2坪ばかりの飲み屋がびっしりと立て込み、多くのお客さんを集めて繁盛しました。
そして時代が落ち着き、市役所前通りの整備と併せて名山掘の埋め立て計画が具体化され、1967年には江戸時代からの名山掘はすべて埋め立てられることとなり、道路となりました。
その一部が現在は「みなと大通り公園」として、芝生や欅並木の静かな雰囲気に包まれた市民の憩いの場となっています。
1.3 みなと大通り公園といえば、イルミネーション!!
鹿児島の冬の風物詩として、鹿児島市民はもちろん、観光客にも人気のイルミネーション。
もはや「みなと大通り公園」の代名詞と言えるのではないでしょうか。
みなと大通り公園の欅52本が約12万球の電飾でキラキラと輝きます。
また、噴水の演出と、彫刻や鹿児島市役所本館のライトアップが織り成す幻想的な光景を堪能でき、見る人をファンタジックな世界へと導きます!
最大の見せ場は“一斉点灯”。1分間の消灯のあとに一斉に点灯する瞬間は、目もくらみそうな輝きです。
2 戦後の建物が今も残るレトロな街、名山掘の隠れた魅力
昭和のノスタルジックな雰囲気が今の残る、名山掘。
最近では、新しいお店やオシャレなお店も増えてきています。
筆者のプロフィールにも書いていますが、おいしいごはんと、おいしいお酒が大好きで毎週いろんなお店に行きます。
そんな筆者の周りには、同じくお酒が好きな人たちがたくさんいます。
筆者と筆者の周りのグルメな人たちが厳選した、名山堀のお気に入りのお店をこっそりご紹介いたします。
2.1 虜になること、間違いなし!「和食処 名山掘 わさん」
「名山掘わさん」に伺ったきっかけは、単純に食通のお客様が行っていたから。
門構えから“なんだか少し敷居が高そうだなあ。”と不安になりながら同僚と足を踏み入れました。
ドキドキしながら入ると、大将の優しい笑顔。
カウンターには常連さんらしきお客様もいらっしゃり、和やかな雰囲気です。
お料理はお任せのコースにしました。
何を食べても、飲んでも、おいしくて。私も同僚もすぐに虜になりました!!
ちなみに、私のオススメは鯖の押し寿司です。
今、思い出しても食べたくなるくらいオススメです。
月曜日と水曜日はランチ営業もされています。
お散歩しながら、おいしい和食を食べてみるのもいいのではないでしょうか。
★和食処 名山堀 わさん★
住所:鹿児島市名山町4-27
TEL:099-225-8177
営業時間:17:30~21:00(月・水のみランチ11:30~13:00)
定休日:日曜日・祝日
2.2 ステキなママさんのいるお店「み寛」
「み寛」は、以前は“ひょうたん寿司”という名前のお寿司屋さんだったそうです。
お父様が引退されて、娘様が引き継ぐときに「み寛」というお店にしたそうです。
こちら、お昼はちゃんぽん屋さん、夜は居酒屋さんになります。
ランチのオススメは「ちゃんぽん海老潮風味」、ちゃんぽん屋さんですがチキンカレーもあります。
辛い食べ物が苦手な人でも、癖になるスパイシーなカレーです。
ちなみにカレーはテイクアウトも大丈夫♪
また、夜ももちろんなんでもおいしいのですが、常連さんいわく『もつ鍋がおいしい!!』とおっしゃっていました。
ランチは12時すぎると満席に。少し時間をずらしていくといいかもしれませんね!
★み寛★
住所:鹿児島市
TEL:099-225-8177
営業時間:17:30~21:00(月・水のみランチ11:30~13:00)
定休日:日曜日・祝日
2.3 ジビエも食べられる、おしゃれな焼き鳥店!「鹿児島ひらく」
赤い壁に鶏をかたどった扉が目印の「鹿児島ひらく」。
東京の鶏専門店で10年修行を積んだ大将が「江戸前流」で仕込みを丁寧に行った鶏を、1本づつ炭火で焼き上げています。「焼き鳥」がつまみではなく、メインになるお店。
部位によって異なる旨味と食感を、日本酒やワインと思う存分に楽しめること間違いなし!!
また、予約をすればマガモや猪などのジビエも食べられるそうです。
大将がお1人で切り盛りされているので、お友だちやカップルなどで、ゆっくりと楽しめるお店です。
★鹿児島ひらく★
住所:鹿児島市名山町3-9
TEL:099-225-1071
営業時間:17:00~22:00
定休日:不定休
2.4 気軽に本格的なスペインの味と雰囲気が楽しめる「エルマリノ」
ワイワイ飲みたい夜にオススメのスペインバル「エルマリノ」。
こちらも東京でスペインバルを営んでいたオーナーが帰鹿し、オープンしたお店だそうです。
店内はフラメンコの音楽に壁にはスペイン語の落書きなど、スペインバルの雰囲気が浸れます。
人気のスパニッシュオムレツとハモンセラーノ(生ハム)をつまみに、オーナーのおすすめワインを飲めば、思わず隣の人とも『サルー♪(乾杯)』ときっと言いたくなります!!
他にも、パエリア、アヒージョなどなど、本格的なスペインの味を味わえるお店です。
自家製のサングリアもありますよ。
★エルマリノ★
住所:鹿児島市名山町3-9
TEL:099-225-1071
営業時間:17:00~22:00
定休日:不定休
他にもみなと大通り公園の周辺には、遠方からお客様がわざわざ訪れるコーヒーショップ、売り切れごめんのパン屋さん、なかなか予約の取れないお寿司屋さん、行列のできる中華そばのお店などまだまだあります!!
散策してみて、自分のお気に入りのお店を見つけるのも、楽しいのではないでしょうか!?
3 みなと大通り公園周辺で人気のスポット
3.1 いおワールドかごしま水族館
みなと大通り公園から、徒歩8分の場所に「いおワールドかごしま水族館」があります。
“黒潮浪漫海道”をメインテーマに、黒潮のたどる南西諸島の海から鹿児島の海に暮らす魚たち約500種3万点を多彩な水槽で紹介しています。
入館するとまず目に入るのが、水中トンネル。そして、そこを抜けるとまず黒潮の海を再現した水量1500トンの大水槽が出現します!初めて見たとき、その迫力に筆者も驚きました。
また、鹿児島湾(錦江湾)につながる「イルカ水路」ではイルカを間近で見ることができます。
3.2 かんまちあ
次にご紹介するのは、みなと大通り公園から徒歩9分の「かんまちあ」。
かんまちあ、は鹿児島市上町ふれあい広場と上町の杜公園からなる施設です。
上町ふれあい広場は、天候や降灰にかかわらずイベントやスポーツができるように、人口芝の屋根付きイベント広場と、多様なイベントに使用できる天然芝の屋外イベント広場があります。
上町の杜公園には遊具などがあり、休日には多くの家族連れでにぎわっています。
また、ランニング専用コースもあり、夜でもランニングをする人の姿があります。
週末にはサッカースクール、ランニングなどのイベントも随時開催されています。
3.3 ウォーターフロントパーク
みなと大通り公園から徒歩6分の場所にある、ウォーターフロントパーク。
桜島と錦江湾を間近に臨む芝生の広がる公園。
愛犬とのお散歩や、ランニングにも人気の場所です。
筆者の好きな桜島ビューのスポットの一つでもあります。
お天気のよい日には、芝生に寝転がり“ぼーっ”とすごすのもオススメです!!
4 まとめ
みなと大通り公園と、その周辺の筆者のオススメスポットを少しだけご紹介しました。
鹿児島市は繁華街から少し離れるだけで、自然がたくさんあります。
ガイドブックには載っていない自分だけのお気に入りのお店を、ぜひ散策しながら見つけてください。
鹿児島県で住まいの購入をお考えの方へ
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