<壁紙・壁面装飾編>自宅の部屋で真似できるモデルルームのコーディネートポイント

部屋に必ずあって、大きな面積を占める壁。
お部屋の印象を決める重要な要素なので、インテリアコーディネートを考える上で、どんな壁紙を使うか、どんな装飾を施すかは大事なポイントになります。特にマンションの中部屋では、窓のない広い壁面があるので、どうやって間延びしないで装飾するかで頭を悩ませることも。

ご自宅の「壁」をどんな風に装飾するか、プロが手がけたマンションのモデルルームのコーディネートから、真似したいポイントをご紹介します。

※この記事では、DIYでの壁紙貼り替え方法や工事依頼の方法ではなく、インテリアコーディネートを考える上でのポイントをご紹介しています。
 壁紙の張替え方法や費用については、こちらの記事を参照ください。
 →マンションの壁紙を変えよう!知っておきたい“概算費用”とオシャレに見える“張替えテクニック”

コーディネート初心者におすすめ! 壁の質感を変えてみよう

標準の白い壁では味気ないけれど、派手な柄はコーディネートをまとめられそうにない……。
そんなインテリアコーディネート初心者の方におすすめなのが、壁の質感を変える壁紙。
レンガやタイル、木などの素材を模った壁紙を使うと、元と色合いは同じでも違った印象の部屋になります。
自然の素材の色の壁紙なので、木の家具や観葉植物の緑との相性がよく、ナチュラルテイストのコーディネートを手軽に実現することができます。

淡色タイル風壁紙で端正な壁面を演出

デフォルトの白い壁と相性が良いのが淡色のタイル風の壁紙。
壁の一部に使用することで、部屋の印象をグレードアップすることができます。
一般的に、テレビやソファなどのコーディネートの中心となる家具を置いた面の壁紙を変更して、その面に視線が集まるようにします。

こちらはリビングのTVスペースの背面をレンガ風に変えた例。淡色で細かい模様の入った壁紙が入ることで、端正な印象が加わります。
白い天井や壁面と、和室で使われている木の色の中間になるような色を選ぶと、部屋全体の色バランスが良くなります。
1-05-011-05-02テレビボードやテーブルなどの低い位置にくる家具を濃い色にして、高い位置に広い空間があることを意識させることで、部屋を広く見せているのもポイントです。

こちらはソファの背面にタイル風の壁紙を使用した例。
1-05-03壁の一部分のみにレンガの壁紙を使うと、まるで暖炉スペースのようなおしゃれ空間を演出することができます。
家具をフローリング色に合わせて白木に統一することで、観葉植物や暖色のアクセントカラーが馴染む、柔らかな印象の部屋になっています。

真似したいポイント

  • テレビ・ソファなどのコーディネートの中心になる家具の背面の壁を壁紙にすることで、コーディネートの中心に視線を集め、壁一面が単調になってしまうことを回避する。
  • 周囲の色の中間色を壁紙で取り入れて、部屋全体のカラーバランスを取る。

真似する上での注意点

  • 凹凸のない、レンガやタイルのプリント柄壁紙を使う場合は、照明の当て方に注意が必要です。
    壁面に上・下からの光があたると、凹凸がないことが強調され、安っぽい印象になってしまいます。スポットライトを当てるのは避けましょう。

木目の壁紙で作る、ナチュラルテイストのコーディネート

建具やフローリングに合わせて、木目の壁紙を使っても、まとまりのある空間を作ることができます。

こちらは壁面の一部を建具・フローリングと全く同じ色の木目に変えた例。
1-05-04壁面のすべてを木目にすると、逆に単調な部屋になってしまうので、キッチン部分や間仕切りの壁は白に残して爽やかにまとめています。さらに家具も白に統一することで、空間全体に一体感を出しています。

1-05-05フローリングとは別の木目の壁紙を使った例がこちら。
ブラインドとテーブル、椅子を白で統一しているのがポイントです。

床とハンガーラックはやや濃い色を使っています。部屋の低いところに濃い色を配置すると、安定感が出ます。

こちらはアクセントクロスとして、絨毯と色を合わせた木目の壁紙を選んだ例です。
1-05-06白い壁紙ではアクセントカラーの赤とのコントラストが強くなりすぎるので、絨毯・アクセントクロス・カーテンにベージュを入れることでバランスを取っています。

扉の向かい側に鏡を配置することで、部屋に入ったときに室内が広く見えるようにしているのもポイントです。

真似したいポイント

  • 木目の壁紙を使うときは、壁の一面だけにしたり、家具や壁に白い部分を持たせたりして、部屋全体を同じ色の木目にしてしまうのは避ける。

真似する上での注意点

  • 一般的に、壁色より床色が暗い組み合わせを選ぶと、奥行きが出て部屋を広く見せることができます。
    壁色と床色を同じ色にする場合はのっぺりとして遠近感が出にくくなるので、床に直に置く家具や部屋の奥の方の家具に濃い色を選ぶなど、メリハリを持たせる工夫をしましょう。

レンガの壁紙とスチール家具で作るブルックリンスタイル

せっかく壁紙を変えるなら、濃色のレンガの壁紙を使って、コーヒーショップやおしゃれカフェのようなブルックリンスタイルを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
ブルックリンスタイルのコーディネート

ポイントは、ダイニングの壁に濃色レンガを使っていることと、黒いスチールを使ったダイニングセットを置いていること。
その他にも黒板や黒い小物を取り入れて、流行の「男前」コーディネートになっています。

ブルックリンスタイルを意識すると、かっこよさを求めて暗めのお部屋になってしまいがちですが、明るい部屋で取り入れることもできます。建具や梁などの要所に濃い色を取り入れ、革や鉄などで黒い部分がある家具や小物を配置 しましょう。
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木の家具を使うなら、流木のようなヴィンテージ感のある木目を選ぶのがコツです。

真似したいポイント

  • ヴィンテージ感のあるテクスチャと黒い小物を組み合わせると、おしゃれなカフェのようなブルックリンスタイルに。

真似する上での注意点

  • ブルックリンスタイルは「素材感」が命。布製品ならつるっとした素材は避けてざっくりとしたナチュラルな手触りのものを、陶器や花瓶も手作り感のあるもの選びましょう。

色・柄壁紙を使ったコーディネートのコツ

鮮やかな色や柄物の壁紙は、上手にコーディネートするのは難しいものですが、いくつかのポイントを押さえれば、落ち着いた部屋にまとめることができます。

梁や柱の出っ張りは色柄物の壁紙を使うチャンス

家具を配置するときに邪魔になる梁や柱の出っ張りですが、壁紙を選ぶ上では色柄を使うチャンスです。
色柄の壁紙を上手に取り入れるコツの一つは、壁紙を貼るエリアをできるだけ狭くすること。梁や柱で区切られた壁は、色柄の壁紙を使うスペースとして最適です。
入り口から見て奥の壁に壁紙を貼り、残りの壁を白いままにしておくと部屋に奥行きが出て、少し広く見せる事ができます。

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どちらのコーディネートも、家具は白を基調として爽やかにまとめていますが、1箇所濃い色の家具を配置しているのがポイントです。
壁紙を見せたい場合、白い家具を使うと色・柄が目立つコーディネートになりますが、今回ように柔らかい色の壁紙の場合は特に、白い家具を合わせただけでは散漫な印象になってしまいます。視線を定めるポイントに、強い色のインテリアを配置しましょう。

出っ張り部分に木目の壁紙を貼って、木の梁・柱のように見せるコーディネートもあります。木造住宅のような温かさを演出する効果があります。
1-05-11この例では、キッチンの奥に濃い色の壁紙を貼って奥行きを出したり、テレビの奥側の壁に鏡を貼って空間が続いているように見せたりと、様々な工夫が見られます。

真似したいポイント

  • 梁や柱で区切られた壁に色柄の壁紙を使って奥行きを演出する。逆に梁や柱に木の色の壁紙を貼って、温かさを演出することもできます。
  • 白い家具は色柄の壁紙を強調するのに適していますが、柔らかい色柄の壁紙と合わせると散漫な印象になってしまうので、濃い色のインテリアを加えて視線を定めるポイントを作る。

真似する上での注意点

  • 壁紙を貼るスペースを狭くすると、壁紙の印象は弱くなります。壁紙の色柄を強調したいなら、梁まで壁紙を貼ってみましょう。

壁紙の柄の色を他の壁や家具で取り入れる

派手な柄の壁紙でも、柄に使われている色を部屋の他の場所で取り入れる と、部屋全体のコーディネートがまとまります。

こちらは壁紙のマルチスボーダーの色を、クッションや椅子などに取り入れた例です。
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こちらは壁紙の柄の茶色を梁や建具・家具に取り入れた例です。
1-05-17濃い色を部屋の要所に置くと、印象が引き締まり、複雑な柄の壁紙が気にならなくなります。

こちらは、壁紙の柄の黄色を、奥の壁に取り入れたコーディネート例。
1-05-13 明るい色でも、他の壁よりも濃い色なので、部屋の印象を引き締める効果が出ます。

真似したいポイント

  • 壁紙の柄に使われている色を別の壁や家具に取り入れると部屋全体のコーディネートがまとまります。

真似する上での注意点

  • 明るい色だけの部屋だと、視線を集める場所がない、散漫なコーディネートになります。
    引き締め色が明るい色になった場合でも、ある程度濃い色をアクセントカラーとして部屋に配置するようにしましょう。

広い壁に壁紙を使う場合は柄と単色にエリアを分ける

リビング・ダイニングなどの広い壁面に柄の壁紙を使いたいときは、単色のエリアも作ると壁面が落ち着きます

こちらは壁面の下半分を、柄に使われている色で塗った例です。
1-05-14下半分に濃い色が入るので、鮮やかな色でも落ち着いたコーディネートになっています。
柄のモチーフが船なので、海を航行しているようなわくわく感がありますね。

家具は、壁と床色に合わせて白・青・白木(と観葉植物の緑)に色を限って全体をまとめています。その中に、ポイントカラーの赤いクッションを入り口のから一番遠い角に置くことで、空間を意識させ、部屋を広く見せています。

こちらは壁の右半分を黒板にした例。
1-05-15黒板の濃い緑はどんな柄にでも合わせられる万能色の上、気分によって好きな絵が描けるので、長く使うことができます。
このコーディネートでは、机側の壁面も薄い緑色の壁紙にしています。こんな壁の配色なら、観葉植物を置かなくても息苦しくない部屋を作ることができますね。

こちらはリビングの壁を柄と木目に分けた例です。
1-05-16柄の壁紙のところに木目が入った額縁を、木目エリアに黒い棚をかけて、お互いのエリアに関連性を持たせています。

その他の家具も配色を合わせることで全体のコーディネートをまとめています。

真似したいポイント

  • 広い壁面に柄の壁紙を使いたいときは、単色のエリアも作って壁面を落ち着かせる。
    柄/単色のどちらかに濃い色が入るとまとまりが良くなります。

真似する上での注意点

  • 壁面を左右に分けて壁紙を貼ると、家具の配置が固定されてしまうことがあります。
    家具の配置を変えたいときは、壁紙のエリア分けも見直しましょう。

まとめ

今回はマンションのモデルルームから、壁紙を中心にしたコーディネート例をご紹介しました。
部屋の印象を決める重要な壁紙ですが、いざ変えてみようとしても、どんなポイントに気をつければいいのか難しいところです。
プロが手掛けたモデルルームのコーディネートを、マンションだけでなく戸建てのお部屋で壁紙を考えるときも、ぜひ参考にしてください。

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