部屋のインテリアレイアウトは、その部屋の形に大きく左右されます。マンションでお部屋の模様替えをする際にも、部屋の形を念頭に置いた上でレイアウトを考えることが大切です。
例えば、リビング。マンションのリビングには縦長と横長の2種類があり、それぞれで異なる特徴があります。インテリアのレイアウトを考える際には、リビングのタイプを考慮することが大切です。そこで今回は、マンションでよく見る縦長・横長リビングのそれぞれの特徴や、リビングタイプに合わせたレイアウトパターンをご紹介します。
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目次
縦長リビングと横長リビングの違いとは?
縦長のリビングと横長のリビングはどちらも一長一短なので、まずは特徴をしっかりと把握しておきましょう。それぞれの特長を把握することで、ぴったりのインテリアレイアウトが可能となります。
縦長リビングの特徴
両サイドの壁面が長く、インテリアが配置しやすいという特徴があります。
リビングの奥にバルコニーがあるため、キッチンとダイニングに日が当たりにくい点には注意が必要です。
横長リビングの特徴
バルコニーに大きく面するので明るく開放感があり、リビングとダイニングの振り分けがしやすいという特徴があります。
壁面が少なく、インテリアが配置にしにくい点には注意が必要です。
縦長リビングを活かすインテリアレイアウト2パターン
縦長リビングを活かしたインテリアレイアウトでは、長い壁面を生かしたレイアウト、リビングを広く使うレイアウトの2パターンが考えられます。
長い壁面を生かし、動線を確保したレイアウト
長さを生かすレイアウトでは、リビングダイニングの出入口から一直線に通路スペースを作り、家具を配置するスペースと分けます。動線がしっかりと確保されているので移動がしやすく、また家具を長い壁面に合わせて直線上に配置することでスッキリとした印象を与えます。
長手方向の壁に別の部屋への出入口があるケースでは、このレイアウトにすることで出入口と通路スペースの動線がつながり、出入りしやすくなるのでおすすめです。
ただし、通路スペースを設けている分リビングのスペースが狭くなるので、配置するインテリアの数や間隔はしっかりと確認しましょう。
リビングを広く見せ、家具を配置しやすいレイアウト
リビングを広く使うレイアウトでは、上述のレイアウトからリビングの通路スペースをなくし、バルコニー側の短手方向の壁から壁までの空間すべてをリビングとして使います。
通路として空けていたスペースもリビングとして活用できるので広々とした印象になる他、インテリアが配置しやすいという特徴もあります。反面、動線は確保しづらくなります。
横長リビングを活かすインテリアレイアウト2パターン
横長リビングを活かしたインテリアレイアウトでは、リビングとダイニングをはっきりと分けて考えるレイアウト、リビングとダイニングをひとつの空間として考えるレイアウトの2パターンが考えられます。
リビングとダイニングを分けて、生活にメリハリをつけるレイアウト
リビングとダイニングをはっきりと分けて考えるレイアウトでは、ダイニングに背を向けて配置するソファやチェスト、パーティションなどを活用して視覚的・物理的に空間を分離します。
食事をする空間とくつろぐ空間を分けることで、メリハリが作れます。
リビングとダイニングをひとつにして、くつろげる空間を作るレイアウト
リビングとダイニングをひとつの空間として考えるレイアウトでは、リビングからダイニングが確認できるようにソファなどを配置することで、一体感のある空間を演出します。
食事中にテレビを見たり、食事時間が違う家族が交流したりと、リビングとダイニングを分離させたレイアウトに比べてくつろぎやすい空間です。
横長リビングの家具レイアウトについては、こちらの記事でも紹介しています。
合わせて参考にしてください。
まとめ
リビングには縦長と横長の2種類があり、どちらも違った特徴を持っています。
それぞれのリビングタイプには、それぞれの特長を生かしたレイアウトパターンがあります。今回ご紹介したレイアウトパターンを参考に、イメージ通りのリビングが作れるようにインテリアレイアウトを考えてみてください。
またマンションを借りる、あるいは購入する際には、リビングがどちらの間取りになっているかにも注目して、お部屋を選びたいですね。