和室にベッドを置く♪畳を傷つけない対策法とおすすめベッド5選

畳の上には布団を敷くのが一般的でありますが、住環境・体調的な理由・寝心地の好みなどから和室にベッドを置くことを考えられる方もいらっしゃると思います。
とはいえ、ベッドはそもそも洋室に置くことを想定したもの。和室に洋風のベッドを置くとなると「畳に負担がかかる」「和と洋が入り混じってちぐはぐな部屋になる」などの問題が発生することも。


そこで今回は和室にベッドを置くときの注意点と、その対策について解説します。さらに和室の雰囲気に合うベッドの選び方とおすすめのベッドも紹介。和室のベッドルーム作りに役立ててくださいね。


和室にベッドを置くときに気を付けること

洋室と和室の床には大きな違いがあります。
洋室の床はフローリングなど硬い材質ですが、和室の床に使われている畳は、い草を編み込んだ繊細な素材。そのため畳の上にベッドを置くときには注意点として以下の3つが挙げられます。

  • ベッドの重みで畳に跡がつく
  • ベッドを動かすときの摩擦で畳を傷める
  • 湿気がこもり、ダニやカビが発生しやすい

    ベッドの重みで畳に跡がつく

    和室の床に使われる畳は、重みによりへこみ跡がつく特性があります。
    和室にベッドを置く場合、ベッド全体の重みは床と接する脚に集中してかかるので、畳は深くへこむことが想像できますね。短期間でついた多少のへこみは手入れによりある程度戻る可能性はありますが、長期間、大きな圧をかけ続けてついたへこみを元に戻すのは難しいので、事前にへこみ跡をつけない対策が必要といえます。

    ベッドを動かすとき摩擦で畳を傷める

    ベッドを配置した後でも、シーツ交換やベッド周りの掃除や換気などで、少しだけベッドを動かしたいことってありますよね。フローリング床ならベッドの足を少し持ち上げれば一人でも移動させられますが、畳では同じように動かすことができません。
    重いベッドを畳の上で引きずろうものなら、傷がつくだけでなく、織り込まれたい草が切れてボロボロになってしまう恐れがあります。畳はフローリングよりも摩擦に弱いことを認識しておく必要があります。

    湿気がこもり、ダニやカビが発生しやすい

    畳とベッドの組み合わせは湿気とほこりが溜まりやすく、カビやダニの発生を招く恐れがあります。
    畳というのは、湿度を吸収・放出して部屋を快適な湿度に保つ働きがあるため、多湿の環境では畳の中にどんどん湿気が含まれます。また畳が湿気を吸収する際には、空気中のほこりも一緒に吸い込むのでほこりが畳の目につまりやすくなります。

    一方、ベッドにも湿気やほこりがたまりやすい特徴があります。人は寝ている間にたくさん寝汗をかくので、敷き布団やマットレスには湿気がたっぷり。また寝具から出るほこりはベッドの下にたまりがちです。

    和室・ベッドの双方に湿気とほこりが溜まりやすい特徴があるため、この組み合わせをする時は定期的な換気やまめな掃除など手入れが欠かせません。


    【注意点別】畳を傷めずにベッドを置くための対策法 

    和室にベッドを置く時には畳を傷めないための注意が必要です。「畳のへこみ・摩擦による傷」「カビ・ダニ発生」の対策法をそれぞれご紹介します。

    【畳のへこみ・摩擦による傷】の対策法

    • ベッドの脚の下に「マット」や「足敷」を敷く
    • ベッドの下に通気性のよい「カーペット」や「マット」を敷く
    • ベッドを動かす時はむやみに引きずらない
    • 接地面の広いベッドを選ぶ

    【カビ・ダニ発生】の対策法

    • ベッドの下に「湿気吸収シート」や「ダニ除けシート」を敷く
    • ベッドは壁から少し離して配置する
    • マットレスを常に乾燥した状態にしておく
    • 通気性のよいベッドを選ぶ

    それぞれの対策について詳しく解説していきましょう。

    【畳のへこみ・摩擦による傷】の対策法

    ベッドの脚の下に「マット」や「足敷」を敷く

    畳につくへこみ跡は、ベッドの脚に圧がかかるせい。そこでベッドの脚の下に脚より少し大きめのマットや足敷を挟むことで圧のかかり具合が分散させれば、へこみを防止できます。またベッドの脚と畳が直接触れずに済むので、い草を傷つけることも防げます。

    特にコルクマットは弾力性があるうえ、ダニが繁殖しにくいので畳との相性はよいと言えます。また天然素材ならではの色と質感が和の空間にもマッチするのでおすすめです。

    ベッドの下に通気性のよい「カーペット」や「マット」を敷く

    ベッドの下にカーペット・マットを敷くのも、へこみや傷防止になります。ベッド下を掃除するときも、カーペットやマットが敷いてあれば掃除機で畳を傷つける心配もありません。

    ベッド下に敷くカーペットの素材は、表面にダニが発生しにくいウッドコルクのほか、防ダニ・抗菌などの機能がついた薄手のカーペットが適しています。さらに畳とカーペット・マットの間に湿気吸収シートダニ除けシートを重ねておくとカビ・ダニ対策にもなるので安心ですね。

    一枚もののカーペットでもいいのですが、パズルのように組み合わせて使うジョイントマットは特に使い勝手がよくおすすめです。簡単に取り外しができるので、ベッド下の畳の換気をするのに便利ですよ。

    カーペットやマットを敷く範囲は、ベッドの下だけにしておきましょう

    へこみや傷が気になるあまり、カーペットやマットを和室全体に敷くことを考える人もいるかもしれません。しかし、敷物類を敷く範囲はベッドの下だけにしておくのが無難といえるでしょう。
    畳全体を敷物で覆うことは畳のへこみや傷防止には最適かもしれませんが、湿気が畳にこもり、カビやダニのリスクが高くなるからです。カビ・ダニによって畳が劣化しては元も子もありませんね。
    カーペットやマットを敷く範囲をベッドの下部分だけにしておけば、ダニ・カビ対策も並行して対応しやすいですよ。

    ベッドを動かす時はむやみに引きずらない

    ベッドの脚の下にマットや足敷を敷いていたとしても、むやみに動かすと畳は傷つきます。
    基本的には畳の上に置いたベッドの移動は二人以上で持ち上げるか、フレームをばらして移動するのがベストです。どうしても一人でベッドを動さざるをえない場合は、畳の目に沿って動かすようにすると、畳への負担を比較的少なく抑えられます。
    ベッドのレイアウトを決める際は、畳の目の向きも考えて置くようにするとよいでしょう。

    接地面の広いベッドを選ぶ

    へこみ跡は接地面が小さいベッドほどつきやすく、接地面が広いベッドだと跡がつきにくいとお考えください。
    脚が太いベッド、前後のパネルで支えるベッド、フレーム全体で支えるベッドなど、できるだけ接地面が広いベッドを選ぶとベッドの重みが分散され畳のへこみが少なくなります。

    フレーム全体で支えるタイプはへこみ対策としては一番おすすめですが、接地面が多い分、湿気がこもりやすいデメリットもあります。定期的な換気をはじめ、湿気対策を十分に行う必要があります。

    【カビ・ダニ発生】の対策法

    ベッドの下に「湿気吸収シート」や「ダニ除けシート」を敷く

    湿気が多くカビ・ダニの温床になりやすいベッドの下には湿気吸収シートダニ除けシートを敷くと、繁殖を予防することができます。天日干しをして繰り返し使えるタイプは買い換え必要がないのでおすすめですよ。

    ベッドは壁から少し離して配置する

    ベッドを置く際は、壁とベッドの間に少し空間を残しておくようにしましょう。そうすることで空気の通り道ができて湿気がたまりにくくなります。
    また壁とベッドの間に隙間があれば、シーツ替えや掃除機をかけるのにも便利です。ベッドを動かさずに日頃の手入れが行えるので、畳を傷めることもありませんね。

    マットレスを常に乾燥した状態にしておく

    湿気がたまりやすいベッドのマットレスは、定期的に換気・乾燥させることが大切です。時々マットレスを持ち上げて風に当てるだけでも効果的に湿気をとることができます。結果的にカビやダニの発生も抑えられ畳のダメージも回避できます。

    通気性のよいベッドを選ぶ

    カビやダニの原因となる湿気がマットレスにたまらないようにするには、通気性のよいベッドフレームを選びましょう。
    畳とマットレスの間に空間がある脚付きすのこベッドは、通気性がよく掃除もしやすいのでおすすめです。ただし脚付きベッドの場合は畳のへこみや傷みが気になるので、その防止対策も同時に行う必要があります。

    対策だけではダメ。こまめな確認を!
    梅雨の時期の高湿度など、お部屋の環境によってはカビが生えやすくなります。上記の対策にプラスして、こまめに様子を確認しましょう。

    和室に合うベッドの選び方とおすすめベッド

    和の空間に洋風のベッドを置くことをイメージするとしっくりこないかもしれません。しかしベッドの選び方次第では、落ち着いた快適な寝室に仕上げることも可能です。旅館やホテルの客室のような和モダンに仕上げてもおしゃれですね。
    この章では和室に合うベッドの選び方と、具体的なおすすめベッドを紹介します。

    調和性がポイント!和室に合うベッドの選び方

    木製フレームベッドや畳ベッドなど天然素材のものを選ぶ

    和室には柱やふすま、障子の木枠など、木が多く使われています。そんな和室には木製フレームのベッドが相性抜群!
    木製フレームのベッドは種類が豊富なので、お気に入りの色やデザインが見つけやすいはず。
    木製以外なら、畳ベッドや籐すのこベッドなど天然素材のものが和室の雰囲気によくなじみます。

    ベッドフレームの色は和室の木の色に合わせる

    和室に使われている木の色味・濃淡・木目に合わせて、ベッドフレームを選びましょう。和室の木とベッドの木をリンクさせることで違和感なくベッドを置くことができます。

    和室特有のロースタイルにこだわるなら低めのベッドを選ぶ

    和室は畳の上に座布団を敷いて座り、敷布団を敷いて寝るという風に低い位置で生活する部屋です。
    和室特有のロースタイルを崩さずにベッドを置きたいなら、床板が低めのローベッドを選ぶと良いでしょう。ローベッドなら圧迫感が少なく、部屋全体が広く見える傾向があります。

    もちろん、高さのあるベッドが和室に合わないということではありません。床板が高めのベッドは立ち座りしやすいメリットがあるので、足腰に不安がある方などには適しています。ベッドの高さはご自身のニーズに合わせて選ぶのが基本です。

    薄型ヘッドボード、もしくはヘッドボードレスを選ぶ

    和室に置くベッドは、敷布団に近いサイズ感のものが部屋の雰囲気になじみやすい傾向にあります。敷布団にはヘッドボードは存在しませんので、薄型ヘッドボードののものや、ヘッドボードがないタイプを選ぶとサイズ感・雰囲気ともに馴染みやすいでしょう。

    和室の特徴を活かす♪おすすめベッド5選

    和室の雰囲気や性質に合ったおすすめのベッドの事例を5つご紹介します。

    和室の木や畳の色に合わせた「木製ベッド」

    木目が美しいベッドフレーム。明るめのブラウンが畳の色ともマッチしておしゃれな寝室に仕上がっています。

    通気性のよさが◎「すのこベッド」

    すのこベッドは通気性がよく、蒸れにくい構造になっているので和室に適しています。また作りがシンプルな分、軽くて畳への負担が少なく済むのもメリットですね。

    圧迫感が出すぎない「薄型ヘッドボードのローベッド」

    ベッドが部屋の大部分を占めていますが、薄型ヘッドボードのローベッドを選ぶことで圧迫感が出すぎていません。渋めカラーのベッドフレームが和室の雰囲気にマッチして、ノスタルジックで落ち着いた空間を作り出しています。

    敷き布団感覚で使える「ヘッドレスベッド」

    地袋(収納用の小戸棚)の手前にヘッドレスベッドをレイアウト。地袋の天板が収納付きヘッドボードの役割を果たしていて、ベッド周りには覚まし時計やスタンドライトを置くことができます。

    硬めで安定感がある寝心地とい草の香りが魅力「畳ベッド」

    床板が畳になっているベッドです。床に寝るよりホコリっぽさが気にならず、寝起きが楽というベッドのメリットがありますが、寝心地は布団と同じ。畳に布団を敷いた寝心地が好きという方におすすめです。


    まとめ

    和室にベッドを置こうとお考えの方は「畳を傷めない対策を行うこと」と「和室と相性のよいベッドを選ぶこと」をぜひ実行しましょう。今回の記事のポイントをおさらいします。

    畳のへこみ・傷対策には

    • ベッドの脚の下に「マット」や「足敷」を敷く
    • ベッドの下に通気性のよい「カーペット」や「マット」を敷く
    • ベッドを動かす時はむやみに引きずらない
    • 接地面の広いベッドを選ぶ

    畳のカビ・ダニ対策には

    • ベッドの下に「湿気吸収シート」や「ダニ除けシート」を敷く
    • ベッドは壁から少し離して配置する
    • マットレスを常に乾燥した状態にしておく
    • 通気性のよいベッドを選ぶ

    上記対策にプラスして、こまめな状況の確認

    和室に合うベッドとは

    • 木製など天然素材のベッド
    • 和室の柱、障子の木枠などの色味・濃淡・木目に近い色のベッド
    • 床板が低めのベッド
    • ヘッドボードが薄い、もしくはヘッドボードがないベッド

    和室には、癒しを与えてくれる不思議な力があります。一日の疲れをとる寝室としても適した部屋といえるでしょう。
    ぜひ和室が持つ魅力を活かした快適なベッドルームを作ってくださいね♪

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