近頃、対面キッチンを採用しているマンションが多く見られます。
実際にショールーム等で素敵な対面キッチンを見ると、憧れの気持ちが湧いてきますね!
ただ、筆者のように幼い頃から独立したキッチンに慣れ親しんでいる場合、対面キッチンに憧れはすれど、具体的な特徴をなかなか想像しづらいかと思います。
また、その特徴をメリットと捉えるかデメリットと捉えるかで印象や使い方がかなり変わってしまうことも事実です。
この記事では、対面キッチンの特徴をメリットとして捉え、活用するためのヒントをお話します。
これから対面キッチンの導入を考えている方はもちろん、既に対面キッチンがあるけれどイマイチうまく使えていない…?とモヤモヤしている方も、ぜひ参考にしてくださいね。
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対面キッチンの特徴
対面キッチンと一口に言っても、実はさまざまな種類があることをご存知でしょうか?
アイランドキッチン、カウンターキッチン等の細かな種類についてはここでは省略しますが、対面キッチンとは総じて「リビング・ダイニングとの距離感が近く、オープンなキッチン」だと言えます。
これらの特徴
- 開放感があり、料理中も家族の輪に参加できる。
- リビング・ダイニングを見渡せ、子どもの様子を見ながら料理ができる。
- キッチンやカウンター越しにリビング・ダイニングがあるため、配膳等の手伝いを頼みやすい。
- 見せることを前提としたつくりになっているため、「隠す収納」に優れている場合が多い。
- カウンターや広めの調理台がある場合、ホームパーティーに活用できる。
を想像して素敵だと思えたら、対面キッチンのメリットを活かした使い方ができそうです。
逆に抵抗を覚えた方は、一体どの要素が引っかかったのか?を考えることが対面キッチンを使いこなすヒントになりますよ。
対面キッチンの特徴をメリットとして活かす
対面キッチンに限らず、どんなものもメリットとデメリットは表裏一体です。
特徴を理解し、飽くまでも自分や家族にとってはどうだろう?という目線で考えることが大切です。
ここからは、筆者なりに対面キッチンの特徴を捉え、どんなメリットが得られるかを考えてみることにします。
特徴1:開放感がある
やはり一番の魅力は開放感ですね!物が多く暗くなりがちなキッチンが、リビング・ダイニングと同じように明るく開放的に使えることに、大きなメリットを感じます。
筆者が育った家は、多くの方が思い描くであろう「壁面に沿ってシンクやコンロが配置されたクローズドキッチン」でした。おしゃべり好きな母はいつも「台所に立っているとみんなの声が聞こえなくて寂しい」と言っていたので、幼い頃の私は手伝いができない場面でもできるだけ側にいて話をしようと思っていました。
が、悲しいかな、料理中に側にいると今度は母の邪魔になるのです……。
母もはっきりとは「邪魔だ」とは言いませんでしたが、「ちょっと今はどいてね」「あっちでテレビを観ておいで」等と言われることも多々あり、やはり邪魔だったのだと思います。
また、成長して自分でも料理をするようになると、ずっと壁に向かうため、単純な作業だと飽きを感じていました。
一人でずっと壁に向かってじゃがいもの皮を剥き続けるよりも、ダイニングテーブルで母や妹達と話しながら餃子を包む方がよっぽど楽しかったのを覚えています。
もし、あの頃の我が家に対面キッチンがあれば、キッチンにまつわる筆者の思い出も変わっていたかもしれません。
特徴2:リビング・ダイニングを見渡せ、子どもの様子を伺える
小さな子どもがいる家では、これはかなりのメリットではないでしょうか。
料理中に子どもを放っておくのは心配だと言う方も、対面キッチンであればその心配が半減します。しりとりやクイズ、簡単なごっこ遊びであれば、料理をしながら遊びに付き合うことも可能ですね。
「ママは今ごはんを作っているから、おとなしくテレビを観ていてね」と、子どもの動きを制限しなくても安心して料理ができます。
このように、同じ空間で同じ時間を共有できる機会を多く持つことは、円満な家庭生活においても非常に大切です。
また、子どもからも料理をしている様子を見やすいため、子どもが自らお手伝いに興味を持つ、と言ったこともあるでしょう。
特徴3:配膳等の手伝いを頼みやすい
子どもがお手伝いに興味を持つようになれば、その好奇心を最大限サポートしたいものです。子どもが手伝いやすい作業の代表といえば配膳ですが、キッチンとダイニングテーブルの距離が遠いと、どうしても子どもに任せられる範囲が狭まってしまいます。
その点、対面キッチンはリビング・ダイニングと一続きになっているために配膳がしやすく、子どもにも手伝ってもらいやすいでしょう。
特に、カウンターキッチンや調理台が大きめのキッチンであれば、キッチンからカウンターもしくは調理台に料理を出し、子ども主導で配膳してもらえますね。もちろん、キッチンからは子どもの様子がよく見えますから、うまく誘導することも可能です。
また、子どもがある程度大きくなって料理を手伝えるようになってからは、カウンターや調理台を活用してママと一緒に作業ができるのもメリットです。包丁やピーラーを使う作業は充分に子どもを見守りながら作業を教える必要がありますので、これは大きなメリットだと思います。
特徴4:「隠す収納」に優れている
対面キッチンは開放感を重視し、吊り戸棚を設置しないことも多く、パッと見ただけでは収納力に不安を覚える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、最近のキッチンの収納力は非常に優秀で、シンク下の収納場所ひとつをとっても、昔に比べるとかなりの収納力があるのです!
従来のシンク下収納というと、扉を開けたところにぽっかりと空間があるものを想像しますが、最近のキッチンは引き出し式が主流になっており、メーカーにもよりますが従来の収納に比べて1.5~2倍程度の収納力があるのだとか。
引き出しを閉めた時の見た目も凹凸が少ないデザインが主流で、とてもスッキリしています。
その他にも「隠す収納」に優れた工夫をされていることが多く、「ここにこんなに入るの!?」と驚くことも。
また、対面キッチンはシンクや調理台が丸見えになるという心配がありますが、逆に「見せるキッチンづくり」を楽しめます。
例えば「結婚祝いでおしゃれな調味料ケースをもらったけれど、誰にも見せる機会がない。私だけが楽しんでいる」というような、ちょっともったいない使い方をしているアイテムや、憧れるけれど見せる機会がないと諦めていたアイテムを活用できるのもメリットのひとつですね。
特徴5:カウンターや調理台を活用し、ホームパーティーを楽しめる
対面キッチンのある生活、として思い浮かべる光景のひとつに、ホームパーティーがあります。料理をする人も食べる人も同じ空間で会話を楽しめる、フラットな空間ならではの光景です。
誰かの「おかわり!」の声に主催者だけが席を立ちキッチンに移動するということもなく、全員が同じように楽しめるとなれば、人を招く楽しみも大幅にアップしますね。
カウンターや調理台に大皿を置いておかわり自由のパーティーにしたり、バーのようにカウンターからおつまみを出しながら皆でお酒を飲んだりと、さまざまなスタイルが楽しめます。
また、パーティーと言えど作り立てを提供したい!というこだわり派も、料理をしながらパーティーに参加できる対面キッチンに魅力を感じるのではないでしょうか。
まとめ
このように、対面キッチンの特徴を「どう活用するか」という目線で捉えると、対面キッチンならではのメリットがたくさん見えてきます。冒頭にも書きましたが、逆に抵抗感を覚える部分があれば、「どこに抵抗感があるのか?」を掘り下げてみると、対面キッチンをうまく活用するヒントを見つけられますよ。
例えば、開放感がある=来客時にキッチンが見えて恥ずかしい、という抵抗感があるのなら、キッチンのインテリアを充分楽しめていないのかも……。思い切って「見せるためのキッチン」としてインテリアを楽しむイメージを膨らませてみると、案外楽しいかもしれません。
皆さんも、ぜひ対面キッチンならではのメリットをたくさん見つけて楽しんでくださいね!
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