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たくさんあるキッチンの種類から自分に合ったキッチンを選ぼう!

住まいを探す際に、みなさんはどこを重視して考えていますか?料理をする方なら“キッチン!”という方も多いのではないでしょうか?家事をする人にとって、キッチンは1日の大半を過ごす場所です。そのためマンションを企画する企業側も、キッチンの使い勝手を重視してプランニングを行っています。

しかしキッチンの使い勝手はその形状や種類によって違い、どれがいいかは人それぞれ。使う人のライフスタイルや性格によって大きく異なります。見ためのカッコよさや、他人の使い勝手で選ぶと、後悔する可能性も。

今回は、マンションでよく見られるキッチンの種類とタイプ別おすすめキッチンをご紹介します。毎日使い、生活感が出やすいキッチンだからこそ、自分たちの生活に合ったキッチンを選びませんか。


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マンションに設置されている主なキッチンの種類

マンションのキッチンにもたくさんの種類があります。「たくさんあり過ぎて、どれが自分に合うのか分からない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マンションで多く採用されているキッチンの種類を、キッチンを選ぶ際に考えておくべきポイントに分けてまとめてみました。

キッチンの種類の図次の章からは、ポイントごとにそれぞれのキッチンの特徴をご紹介していきます。


まずは決めたいのは「対面式か」「対面式じゃないか」

キッチンを考えるうえで【リビングダイニングと対面できるかどうか?】を重視される方は多いのではないでしょうか。今や主流となっている対面式キッチンですが、どちらのスタイルにもメリットとデメリットがあります。

メリット
対面式キッチン対面式じゃないキッチン

・家族と会話しながら作業ができる
・キッチンから子供の様子が分かる
・TVを見ながら家事ができる
・シンク前のカウンターを使うことで、料理の配膳がしやすくなる
・来客と会話をしながら、お茶や料理の用意ができる

・料理に集中できる
・シンク前が壁のため、水はねや油はねが気にならない
・キッチンの配置によっては、リビングからキッチンが丸見えにならないため、急な来客も気にならない

デメリット
対面式キッチン対面式じゃないキッチン

・リビングからキッチンが丸見えになる
・料理のにおいや音がリビングに広がりやすい
・リビングへの水はね、油はねが気になる

・子供の様子やTVを見ながらの作業はできない
・リビングと分離または背を向けて家事をする配置が多く、孤立感を感じることもある

ここから、さらに複数の種類・形状がありますので、次章でそれぞれの特徴について細かく見ていきましょう。


たくさんの形状あり!大人気の”対面式キッチン”

最近の住宅を見るとほとんどの間取りで対面式キッチンが採用されています。
対面式キッチンを希望する場合、次はリビングダイニングからの見え方を考えましょう。
対面式キッチンには、リビングダイニングとキッチンが一体化した「オープンキッチン」と、部分的に仕切りを設けた「セミオープンキッチン」とがあります。

開放感があって、おしゃれな「オープンキッチン」

キッチンに立ったときに壁などの遮るものがなくリビングダイニングを見渡すことができるオープンキッチン。リビングダイニングとキッチンがひとつの空間となるため、開放感があり広く感じられます。

またシンク前のカウンターを広くしていることが多く、カウンター部分を食事スペースやバーカウンターにしたり、かわいい容器に入れた調味料を並べてみたり…と色んな用途に使うことができます。
レストランの厨房のようなおしゃれで開放感のあるキッチンにしたい方には、オープンキッチンがおすすめです。

アイランドキッチン

アイランドキッチンの写真

シンク・コンロ・調理台部分が壁面から離れて配置されている「アイランドキッチン」。四方の壁から離れて配置されている様子がアイランド=島のようであることから、アイランドキッチンと呼ばれています。

アイランドキッチンの間取りコンロ・シンク、どちら側からもリビングへ行き来ができるため料理を運びやすく、リビングと会話を楽しみながら料理をすることができます。広くて動線がいいキッチンは複数人での料理もしやすいでしょう。大人数でキッチンを囲むこともできますので、ホームパーティーにはぴったりのキッチンです。
またカラフルな鍋やインテリア性の高いキッチン家電を並べることで、生活感の出やすいキッチンがおしゃれな空間へと様変わりします。

アイランドキッチンのココに注意!

アイランドキッチンにするには、キッチン・リビングダイニングどちらにも、ある程度の広さが必要となります。これは、キッチンからリビングへの動線が2つ必要なこと、また広いキッチンに見合ったリビングの広さが必要となることなどの理由があります。

また、天井に換気扇を設置しなくてはいけないため、設置できる換気扇の種類が限定されるほか、排気ダクトの位置など設置する上で制約の多いキッチンでもあります。これらの理由からアイランドキッチンは専有面積が広い特別住戸などに採用されることが多いようです。
生活する上でも、リビングからキッチン全体が丸見えになりますので常にきれいな状態を保っておかないといけませんし、リビングのインテリアを損なわないように照明から食器棚、鍋などもコーディネートする必要がありそうです。

*アイランドキッチンはこんな方におすすめ*

  • マンションの広さや購入資金に余裕がある方
  • カラフルな鍋やおしゃれなキッチン家電などで、キッチン内もリビングの一部として楽しみたい方
  • ホームパーティーをよくする方
  • キッチンを使うたびに、きれいに清掃・片付けをする方

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンの写真

ペニンシュラキッチンの写真2キッチンの左右どちらかが壁面についているのが「ペニンシュラキッチン」。マンションのモデルルームでよく見られるキッチンです。ペニンシュラとは英語で“半島”を意味します。

アイランドキッチンのような開放感がありながらもそれほどの広さを確保する必要がないため、アイランドキッチンに比べて間取りの制約が少なく、アイランドキッチンのメリットとデメリットを補ったタイプと言えます。
シンク前の奥行のあるカウンターは、料理はテーブルに運ぶ際に便利ですし、スツール(イス)を置いてちょっとした食事スペースとして使うこともできます。

ペニンシュラキッチンのココに注意!

アイランドキッチンほどではありませんが、シンクや調理スペースがリビングから見えます。
またキッチン上部に収納がないため、キッチングッズや食料品の買い置きが多い方にはスペース不足に感じられるかもしれません。

*ペニンシュラキッチンはこんな方におすすめ*

  • キッチンやリビングダイニングに開放感がほしい方
  • キッチンカウンターを色々な用途に使いたい方
  • シンク下の収納や食器棚で収納が充分足りる方
  • 調理台スペースの上は、何も置かずに片づけておきたい方

吊戸棚やカウンターがある「セミオープンキッチン」

対面式のI型キッチン

キッチンに高さのあるカウンターや吊戸棚を設け、リビングダイニングとの間を部分的に仕切っているのが「セミオープンキッチン」です。オープンキッチンのようにリビングを見渡せる一方、高さのあるカウンターでキッチンの中を隠すこともできます。

リビングとのつながりや開放感はほしいけど、キッチンの掃除や片づけは苦手…という方には特におすすめのキッチンです。
マンションのセミオープンキッチンでは、I型キッチンL型キッチンが多く採用されています。

対面式のI型キッチン

対面式のI型キッチン(吊戸棚あり)I型キッチンとは、シンク・調理スペース・コンロが一直線に並んだキッチンのことです。ペニンシュラキッチンが、フラットのカウンターなのに比べて、カウンターがシンクより少し高い位置にあり、またタイプによっては写真のように吊戸棚があることもあります。

ペニンシュラキッチンと並んで、マンションのモデルルーム多く採用されており、幅広い方に使い勝手のよいキッチンの形状です。

I型キッチンのココに注意

オープンキッチンと比べてキッチンの中を隠すことができる反面、吊戸棚があるタイプは特に開放感がなくなります。
また高さのあるカウンターは、オープンキッチンのフラットカウンターと比べて奥行がないため、作業や食事をするスペースとしては使いにくいでしょう。

*I型キッチンはこんな方におすすめ*

  • 対面式キッチンを希望する理由が「リビングを見渡したい」という方(開放感はあまり求めてない方)
  • リビングから調理台スペースが見えるのがイヤという方
  • キッチンの収納はとにかく多い方が良いという方

L型キッチン

L型キッチンの写真シンクとコンロがL字型に配置されているのがL型キッチンです。
身体の向きを変えるだけで、シンクやコンロを使うことができ、調理中の移動を少なくすることができます。

人が立つスペースには奥行がありますので、2人での調理もしやすいでしょう。

L型キッチンのココに注意

L型キッチンの間取りI型キッチンに比べると、キッチンを広めに確保する必要があります。その割に食器棚や冷蔵庫スペースが狭いケースもありますので、収納は充分あるのか、確認した方がいいでしょう。キッチン下や上部の収納は、コーナー部分がデッドスペースとなり、使いにくい場合もあります。また冷蔵庫の設置スペースが決まっている間取りもあり、お手持ちの冷蔵庫の扉の開閉がしづらいこともあります。扉の開閉方向と合わせて確認することをおすすめします。

*L型キッチンはこんな方におすすめ*

  • 調理中の移動を減したい方
  • 2人で料理をすることが多い方
  • キッチンを広く使いたい方

料理や家事に集中したい人におすすめ!”対面式じゃない”キッチン

対面式キッチンが最近の主流ではありますが、一方で料理に集中したい人やキッチンの水はねなどの汚れが気になる人に根強い人気なのが、「対面式じゃないキッチン」です。
これには、キッチンとリビングダイニングが完全に分かれている「独立キッチン(クローズドキッチン)」 とキッチンがリビングダイニングの一部にあるものの壁に向かってシステムキッチンが設置されている「壁付キッチン」とがあります。

急な来客でも慌てない!リビングから完全に隠れる「独立キッチン」

独立キッチンの写真

独立キッチンはリビングダイニングからキッチンが完全に独立した形状です。
毎日使うキッチンは生活感が出やすい場所ですが、リビングから独立していることで急な来客の際にも目に触れさせることがなく、慌てなくてすみます。
またリビングと区切られているため、料理に集中できる、料理のにおいや煙がリビングに広がらないといったところも独立キッチンの良い部分です。

独立キッチンのココに注意!

キッチンだけの空間になりますので、特にマンションでは狭く感じられることが多いようです。特に複数人で料理をする場合には、息苦しく感じられることも。

またリビングダイニングとは分離されていますので、料理を運ぶのが大変、料理や片づけ中に家族と会話ができないなどのデメリットもあります。
キッチンがそれほど広くない場合、キッチン専用の冷暖房がない場合が多く、炊事はしづらいことも多いようです。

*独立キッチンはこんな方におすすめ*

  • リビングからキッチンが見えるのがイヤ
  • 1人で料理・片づけをしたい
  • リビングに料理のにおいや煙が広がるのがイヤ
  • 料理に集中したい
  • キッチンに冷暖房設備が置くことが可能

キッチンが広々使える「壁付キッチン」

壁付キッチンの間取り

壁式キッチンの間取りリビングダイニングの一区画にキッチンがあり、壁に向かって設置されている「壁付キッチン」。昔からよく見られるスタイルのキッチンです。

リビングダイニングとキッチンの境界がなく同じ空間ですので、部屋が広く感じられますし、キッチンからダイニングテーブルまでの動線もよく、配膳がしやすいというメリットがあります。リビングとつながったキッチンは料理中にも家族とのコミュニケーションがとりやすいですね。

またダイニングテーブルを料理の作業スペースとして利用することもできますので、複数人で料理をするご家庭に特におすすめのタイプです。

壁付キッチンのココに注意!

オープンキッチンは冷蔵庫や食器棚をリビングダイニング内に置かざるを得ないため、生活感が出やすくなります。シンクの中もリビングから丸見えになってしまうため、来客時に気になる方も多いでしょう。また、対面式キッチンと同様、料理のにおいや煙がリビングに広がりやすいという点も注意が必要です。

*壁付キッチンはこんな方におすすめ*

  • 複数人で料理をすることが多い
  • 食器棚や中の食器類をインテリアの一部として飾りたい
  • 家族と同じ空間で料理や片づけをしたい

キッチンの種類以外もチェックしよう

キッチンからの視界

対面式キッチンでは、「キッチンから子供の様子が見たい」「TVを見ながら家事がしたい」という方も多いと思います。その場合は、対面式キッチンを選ぶだけでなく、キッチンからその部分が見えるのかどうかも確認しましょう。

例えば、子供の遊ぶスペースを和室にした場合、キッチンからリビングは見えるけど和室は見えないということもあります。またTV端子がキッチンから見えない位置にしかないこともありますので、キッチンからの視界を重視する場合は、希望が叶う間取りなのかも確認しておいた方がいいでしょう。

収納スペースの確保

最近は便利なキッチングッズや調理家電がたくさんありますね。
キッチンの収納はどんなにあっても多すぎることはなさそうです。グッズや家電をたくさんお持ちの方はキッチン以外にパントリー(食品庫)や物入れ・納戸などの収納スペースがあるか、また食器棚スペースは十分かを確認しておきましょう。

そうは言ってもマンションでは住戸の広さは限られています。グッズや家電は代用できるものがないか、定期的に見直しをした方がいいでしょう。


まとめ

筆者の場合、キッチンの種類にそれほどこだわりがありませんでしたが、引っ越しをして対面式キッチンになったことで、驚くほど料理がラクになりました。キッチンから家族と会話をしたり、テレビを見ながら家事ができる点が、私や家族のスタイルに合っていて精神的な負担が軽減されたのだと思います。
毎日使うことが多いキッチン。ぜひ自分たちに合うキッチンを見つけてみませんか?

 

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