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くらしのヒント

ハーブをプラスして、ワンランク上の食卓へ!簡単ハーブレシピ7選

スーパーの野菜売り場や旅先のハーブ園などで出会う多種多様のハーブ。
ひとくちにハーブといってもその種類は1万以上もあるというので驚きですね。家庭でもハーブを取り入れた料理にあこがれてはみるものの、実際にはどんなハーブを使って、何を作ればいいのか悩ましいところ。

今回はおうちでも気軽に楽しめるハーブを使ったレシピをご紹介。ワンパターン化しがちな食卓にフレッシュな風を吹かせてみませんか?


特別感をプラス!ハーブを使った簡単レシピ集

香り高いフレッシュハーブ。そのままでも食べられるので、ハーブ料理が初めてという方にも取り扱いやすいところが特徴です。
今回はフレッシュハーブを使った工程が少なめの簡単なレシピを選んでみました。いつもの飲み物や食材にハーブをプラスするだけで、味にもレパートリーにも広がりが出ます。

いつもの飲み物をアレンジできる「ミントシロップ」

ミントシロップ

ミントシロップを辛口のジンジャーエールや炭酸水、リキュールにプラスするだけで、爽やかな風味に生まれ変わります。
鼻や喉をスーッと通り抜けるミントはリフレッシュにも最適。作っておくと冷蔵庫で1ヶ月くらい持ちます。

材料

  • 水 1カップ
  • ミント(スペアミント、ペパーミントなど) 10g
  • 砂糖 80g

つくり方

  1. 小鍋に材料全てを入れて、混ぜながら弱火にかける
  2. 沸騰して2分ほど経ったら火を止める
  3. 粗熱が取れたらミントを取り除いて、熱湯などで消毒した保存用の瓶へ入れる
  4. 冷蔵庫で保管

ポイント

お好みで砂糖をてんさい糖に変えるとまろやかさが、またシロップを冷ました後にレモン汁を加えると、より爽やかさが増します。
シンプルな材料なのでミントの種類や砂糖を変えて、オリジナルのレシピを作ってみるのもよいでしょう。

付け合わせにも最適「ローズマリーポテト」

ローズマリーポテト

肉料理やパンメニューの付け合わせにぴったりのローズマリーポテト。
ハーブの中でも特に香りが強いローズマリーをプラスすることで、奥行きのある味わいになります。

材料(4人分)

  • ジャガイモ 4個
  • ローズマリー 1枝
  • オリーブオイル 大さじ3
  • 塩、コショウ 適宜

つくり方

  1. 皮付きのジャガイモをよく洗い、くし切りにする
  2. ジャガイモを耐熱容器に入れてラップをし、600Wのレンジで約7分程度加熱。爪楊枝を指してみて芯が残るようであれば、もう少し加熱する
  3. ローズマリーの葉だけを取り、細かく刻む(細かく刻んだほうが、食べるときに口にさわりません)
  4. オリーブオイルをフライパンで熱し、ジャガイモをローズマリーと一緒に焼く
  5. ジャガイモに少し焦げ目がついてきたら、塩・コショウしてできあがり

ポイント

お子さま用でしたら、ジャガイモの皮を剥き、ローズマリーを少なめにすると食べやすいでしょう。

漬けて焼くだけ!メインにもなる「ローズマリーチキン」

ローズマリーチキン

ソテー、照り焼き、唐揚げなどメイン料理の食材として人気の鶏もも肉。ローズマリーの香りをつけることで、ちょっと他所行きの味を楽しむことができます。
朝漬けておけば、夜は焼くだけなので、忙しい日のお助けメニューにも。

材料(2人分)

  • 鶏もも肉 2枚
  • ローズマリー 4枝
  • ニンニク 2片
  • オリーブオイル 適宜
  • 塩、コショウ 適宜
  • お好みでレモン 適宜

つくり方

  1. 鶏肉にフォークで数カ所穴を開ける
  2. 鶏肉に塩・コショウをする。鶏肉1枚につき、皮を剥いたニンニク1個、ローズマリー1本をそのまま枝ごとのせ、上からオリーブオイルを全体にかける。冷蔵庫に30分以上置く
  3. フライパンにオリーブオイルを熱し、肉にのせていたローズマリーとニンニクを入れる。その上から被せるように鶏肉の皮側を下にして中火で焼く
  4. こんがりと焦げ目がついたら、裏返しにして、焦げ目が付くまで焼く
  5. 中までしっかり火が通ったらお皿へ。残っている新しいローズマリー、お好みでレモンを添えて盛り付けし、できあがり

ポイント

スーパーなどのスパイスコーナーで販売しているドライタイプのローズマリーでも代用可能。その場合は上記の工程と同様に、漬け込むときに肉にローズマリーを散らして、そのまま焼きましょう。
ローズマリーポテトと一緒に作るとハーブを余すことなく使えます。

エスニックに仕上げる「コリアンダーときゅうりの和え物」

コリアンダーとキュウリの和え物

「コリアンダー」は英語名であり、タイ語では「パクチー」、中国語では「香菜(シャンツァイ)」と呼ばれています。
コリアンダーと相性抜群のナンプラーで、きゅうりがエスニックな副菜へ大変身。艶やかなグリーン一色のひと皿が食卓に異国の香りを運んでくれます。

材料(4人分)

  • きゅうり 2本
  • コリアンダー 30g
  • ごま油 大さじ1
  • ナンプラー 小さじ1
  • ニンニク 1片
  • 塩 適宜

つくり方

  1. きゅうりは1口サイズの乱切り、コリアンダーは1センチ幅に切る
  2. 1をごま油、ナンプラー、すりおろしたニンニクと和える
  3. 味を見ながら塩を足す
  4. 15分くらい置いて、味が馴染んだら完成

ポイント

お好みで砕いたピーナッツを加えると、さらにエスニック感が増し食感も楽しめます。サラダの代わりにもなる一品です。

いつものサラダにプラスアルファ「クレソンとごぼうのサラダ」

クレソンとごぼうのサラダ

クレソン=肉料理の添えてある葉物…くらいに思っている方も多いでしょう。しかし、実際にはピリッとした辛みで料理に絶妙な変化を与えてくれる優秀なハーブなのです。
ごぼうサラダといえばマヨネーズで和えるだけのものが一般的ですが、クレソンと使い勝手のよいサラダチキンをプラスすることで、食感と味にアクセントのあるごぼうサラダへと進化させることができます。

材料(2〜3人分)

  • ごぼう 1/2本
  • クレソン 40g
  • 水 適宜
  • サラダチキン(プレーン) 60g
  • コンソメ 大さじ1/2
  • マヨネーズ 大さじ4
  • 塩、コショウ 適宜

つくり方

  1. ごぼうはきれいに洗い、千切りにして水にさらす
  2. クレソンを水洗いし、1センチ幅くらいに切る
  3. ごぼうを鍋に入れ、ごぼうの2/3が被るくらいに水を入れる。火にかけて沸騰したら、コンソメを入れる
  4. 中火にかけ、硬さが少し残る程度で火を止め、鍋に入れたまま冷ます
  5. サラダチキンを1cmくらいのサイズにカット、もしくはほぐす
  6. 冷めたごぼうの汁気を切ってボウルへ。マヨネーズ、クレソンと和える
  7. 塩とコショウで味を整えたらできあがり


ポイント

スーパーなどでは、だいたい1〜2本で販売しているごぼう。豚汁やきんぴらのために購入しても、使い切れないことが。
「余ったごぼうをどうしよう?」というときは、このレシピを覚えておくと便利です。

切って並べるだけ「バジルとホタテのカルパッチョ」

バジルとホタテほカルパッチョ

バジルといえば、パスタやピザなどイタリアンの常連ハーブ。
いつもはお醤油で食べるホタテのお刺身を、バジルで味わってみてはいかがでしょう?切って並べるだけで、お酒のお供にもなる鮮やかなカルパッチョが出来上がります。

材料(2人分)

  • 刺身用のホタテ(大きめの粒)4〜5粒
  • ミニトマト 4〜5個
  • バジルの葉 10枚くらい
  • オリーブオイル 適宜
  • レモン汁 小さじ1
  • 塩 適宜

つくり方

  1. ホタテは1粒を十字に縦に切り、4等分する
  2. ミニトマトは1個を4等分する
  3. バジルの葉は飾り用を2〜3枚残し、その他は全てみじん切りにする
  4. ホタテとミニトマトをお皿に盛り、塩、みじん切りしたバジルをふりかる
  5. 上から全体的にオリーブオイルをかけ、飾り用のバジルの葉をのせたらできあがり

ポイント

ホタテは縦に切ることで食感が出ます。ホタテは甘みの強い食材なので、塩を気持ち多めに振りかけると味に締まりが出るでしょう。

お刺身でアレンジ「ディルのアボカドサーモン」

ディルのアボカドサーモン

ディルは「魚のハーブ」と呼ばれているほど、魚料理との相性がよいハーブ。サーモン、アボカド、マヨネーズの黄金トリオにディルを加えることで、味に上品さが出ます。さらに松の実をプラスすると食感にメリハリも。
王道の醤油味のソースやタレではなく、ちょっと趣向を変えて爽やかに生のサーモン食せるレシピです。

材料(2人分)

  • 刺身用のサーモン 120g
  • アボカド 1個
  • ディル 2枝
  • オリーブオイル 小さじ1
  • レモン汁 小さじ1
  • マヨネーズ 大さじ1
  • しょう油 小さじ1/2
  • 塩、コショウ 適宜
  • 松の実 小さじ1

つくり方

  1. サーモンを1センチのダイス状にカットする
  2. アボカドは皮を剥き、種をとりのぞいて、こちらも1センチのダイス状にカットする
  3. ディルは飾り用に少し取っておき、残りは中心の茎部分を取り除いた葉の部分を粗めのみじん切りにする
  4. オリーブオイル、レモン汁、マヨネーズ、しょう油をよく混ぜ、1〜3と軽く絡める
  5. 松の実を散らし、飾り用のディルをのせて出来上がり。残っていればレモンも添えてもよいでしょう

ポイント

食材と調味料を絡めるときは、混ぜすぎるとアボカドが崩れてしまうので注意しましょう。隠し味として、ちょっと醤油を足すことで味に輪郭が出ます。


残ってしまったフレッシュハーブはどうする?

ハーブは種類ごとに適した方法で保存することで、長持ちさせることができます。また少し手を加えてドライハーブにすると、さらに長期間の保存が可能に。そのほか、ハーブウォーターやアイスキューブにして、違う使い道でハーブ料理の食卓をさらに盛り上げるというアイディアもあります。

種類ごとに違うフレッシュハーブの保存方法

ハーブは大まかに葉の硬さによって保存方法が変わります。代表的なハーブの保存方法は以下のとおり。

ローズマリー、タイム、オレガノ

硬めのハーブはやさしく水洗いした後、湿らしたキッチンペーパーにくるみ、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。こうすることで、ローズマリーは2〜3週間、タイムは2週間、オレガノは1〜2週間ほど長持ちさせることができます。

バジル、ディル、ミント

柔らかいハーブは冷蔵庫に入れると、冷気や乾燥で葉を痛めてしまうことも。
生花のように水に挿して室温で保存しましょう。バジルやディルは1週間程度、ミントは3〜4日くらい長持ちできます。

パセリ、コリアンダー

パセリやコリアンダーは低温にも強いハーブ。そのままビニール袋に入れ、冷蔵庫に保存しておくだけで10日前後持ちます。

※購入するときの状態などにより、保存期間は前後します。

自然乾燥やレンジでドライハーブへ

しばらく使う予定がないなら、ドライハーブにしてしまうのも1つの手。スパイスラックに常備してスープや煮込み料理の仕上げにパッとかけたり、ハーブティーとしても利用できます。ドライハーブにするには、主に2つ方法があります。

自然乾燥

やさしく水洗いし、キッチンペーパーや新聞紙の上に広げて水分をしっかり取ります。少量ずつの束にしたら、輪ゴムや紐で茎部分を縛って日光が直接当たらない風通しのよいところに吊るしましょう。
手で簡単に砕けるくらいが出来上がりの目安。気温の高い時期であれば、1週間ほどでドライハーブへ。

干物などをつくるネットを使用して乾燥させるのもいいでしょう。

電子レンジで乾燥

やさしく水洗いをして水分を取った後、クッキングシート広げてレンジで600Wで5分ほど加熱。葉がパリパリになっていたら出来上がりのサイン。
乾燥が足りないようであれば、焦げないように注意しながら1分ずつ追加で加熱しましょう。

見た目も美しいハーブウォーターやアイスキューブに

ハーブウォーター

いろんなフレッシュハーブが半端に余ってしまったら、全部まとめてボトルに入れ、ハーブウォーターをつくってみてはいかがでしょう?ハーブと水を一緒に入れ、冷蔵庫で6時間ほど寝かせるだけでできるので、とにかく簡単。

ハーブウォーターに向いている種類は、ミント、レモンバーム、ローズマリー、レモングラス、セージなど。お好みで柑橘系フルーツの輪切りをプラスしてもいいですね。ハーブの量や組み合わせをいろいろ試して、自分好みのブレンドを探る楽しさもあります。出来上がったハーブウォーターは冷蔵庫に保存しておき、24時間くらいで飲み切りましょう。

ハーブのアイスキューブ

また葉が小さいミント系のハーブであれば、アイスキューブもおすすめ。製氷皿にちぎったハーブを入れ、水を注いで凍らせるだけです。実際にグラスに入れて飲み物を注ぐと、その美しさは感動してしまうほど。

ハーブが本来持つフレイバーを楽しむことはもちろん、ハーブの鮮やかなグリーンが揺らぐボトルやグラスを食卓に置くだけでも気分が上がりますね。


まとめ

「料理のレパートリーを増やしたい」「いつもの飲み物や食事に少し変化をつけたい」というときに、ハーブを取り入れることを考えてみてはいかがでしょう?
いつものレシピにハーブをプラスするだけで、新しい味との出会いがあります。味の幅を広げることはもちろん、ハーブの鮮やかなグリーンがさらに視覚的にも食卓を賑わせてくれるでしょう。

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