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今こそ見直されるマンションの和室、その魅力と使い方

マンションの間取り選びにおいてよく悩まれるのが、和室の要・不要です。
「和室は必ず欲しい」という人もいれば「フローリングにしてリビングを広げたい」という人もいて、家族の中でも好みが分かれるところです。

近年の傾向としては、和室の採用数はだんだんと減ってきています。家族数が減少し部屋数がいらなくなったことや、手入れの面倒さが敬遠される理由のようです。

和室といえば、年配の方に特に好まれるというイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし今、その柔軟性や使い方の幅広さが見直され、若い子育て世代を中心に人気が再燃しつつあるのをご存知でしょうか?

和室のさまざまな使い方を知れば、あなたの中の和室に対するイメージが変わるかもしれません。これから和室の使い方と魅力にスポットを当ててみることにしましょう。


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ライフスタイル別、和室の使い方

和室の魅力は、空間を何通りにも使えるその多様性にあります。4つの視点から具体的なシーンを見ていきましょう。

普段使いとしての和室

主寝室として

縦長リビングでその隣の居室が和室になっている『田の字型プラン』の場合は、部屋としての独立性が高く、採光・通風を充分に確保できているので、主寝室としてその機能は充分です。

「田の字型プラン」の代表的な間取り

「田の字型プラン」の代表的な間取り

主寝室としておすすめする理由は、独立性の高さだけではありません。押入れは、ウォークインクローゼットに匹敵する収納力があり衣類の収納にも優れています。
押入れの特徴を活かした収納法については後半(抜群の収納力!押入れはこうやって活用する)で詳しくご説明します。

畳での寝心地については「いぐさの香りが落ち着く」「畳の弾力が心地よい」とそのリラックス効果に魅力を感じている方が多いようです。

効率的な家事スペース

日中の使い方としては、家事のアイロンがけや洗濯物をたたむスペースとして有効に活用できます。
取り込んだ洗濯物をフローリングにそのまま置くのはためらわれますが、畳だとバルコニーから取り込む動作もたたむ作業もスムーズに行うことができます。

家族団欒のくつろぎ空間

家族団欒のくつろぎスペースとしても多様な使い方があります。
冬になれば、畳と相性のよいコタツが登場し、家族の団欒時間も増えそうです。
普段はダイニングで食事を取りますが、お料理によっては和室でセッティングするのも良いかもしれません。例えば、鍋物やお正月のお節料理は和室でいただく等、普段とは違った雰囲気を演出してみてはいかがでしょうか。

子どもの成長を支える和室

赤ちゃん部屋

これから出産予定のご夫婦に人気なのが、リビングの一角が畳スペースとなっている『中和室プラン』です。
中和室プランであれば、2面を開放することができるため、赤ちゃん部屋とすることで、様子を見ながら同時に様々な家事ができます。

「中和室プラン」の代表的な間取り

「中和室プラン」の代表的な間取り

おむつ替えもベビーベッドより畳の方が楽という人も多いです。畳自体にクッション性がありジョイントマットのような機能も果たしてくれるので、ハイハイ時期の赤ちゃんの体にも優しいでしょう。

子どもの成長とともに

やんちゃ盛りの時期には、下の階へ音が響いていないかとても気を使います。
畳は吸音性にも優れているため、フローリングに比べて音が響きにくく、そして傷の心配が少ないという利点があります。
畳部屋は集中力を高めるといった研究結果もあり、勉強部屋にも適しているといえそうです。

おもてなしの和室

大人数の来客に対応

和室だと座布団を敷けば椅子の数を気にせずお客様をお迎えできます。
お客様の人数が少なくリビングだけで事足りるときも、和室を来客用の荷物置き場とすることでリビングの足元をすっきりと使うことができます。

ゲストルーム

遠方客が宿泊となる場合には、来客用の布団をさっと敷くことでゲストルームに早変わりします。
ふすまを閉めればプライバシーが確保された空間になります。

将来同居するようになったとき

家族構成は将来向かって変わっていきます。
洋室と比べて大きな家具を置かないため、将来家族が増えた場合にも対応がしやすいのも利点です。
親世代の方は和室の方が馴染むということも多いことでしょう。

自分磨きの和室

趣味の部屋(茶道・書道・お花・和楽器・ヨガ)

自宅に和室があることで茶道や和楽器等、和服を着て行う趣味に興味を持つ人も増えてきています。
伝統芸能だけでなく、畳の上で行う「和ヨガ」はそのリラックス効果やマットを使わない手軽さで最近注目を集めているようです。


和室生活をもっと快適に過ごすための3つのポイント

実際に和室生活を送る上で快適に過ごすための知っておきたいポイントを3つご紹介しておきましょう。

モダンコーディネートで心地よい空間に

マンションの場合、和室を開放してリビングと一続きで使用することもあるため、全体をひとつの空間としてコーディネートしてみましょう。
例えば、ソファクッションと座布団を同系色・柄にする、フローリングと畳の色の明度に差をつけすぎない等のポイントを押さえることで、統一感のある空間になります。
それぞれの部屋で考えてしまうと、ちぐはぐな違和感のある空間ができ上がってしまうので注意が必要です。

また、予算との相談にはなりますが、ふすまを木格子にしたり、畳を琉球風にしたりしてモダンさを取り入れることで、すっきりとおしゃれな印象を演出できます。

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(実例)ソファクッションと座布団を同じ柄に、フローリングと畳を同程度の明度にコーディネート

抜群の収納力!押入れはこうやって活用する

receipt押入れのクローゼットとの決定的な違いは、天袋、上段、下段とスペースが3つに分けられているところと、その奥行きの深さです。
この特徴を上手に使うことで、大部分のものは押入れに収納することができます。

天袋 には、使用頻度の少ない、重量が軽めのもの(季節行事ものや、旅行の時だけ使うバッグ等)を収納しましょう。

上段 には、押入れの本来の収納物である布団(来客用の布団)を収納しましょう。クローゼットしかないお部屋では布団を収納する場所になかなか困るものです。
また、奥行きの深さを利用して、上段の前後2か所で伸縮棒を取り付け、前側にはすぐに使う衣類を、後側にはオフシーズンのものやフォーマルウエアを吊るしておくことができます。
空きスペースができたら小物ケースやバッグ置き場に活用しましょう。

下段 には、掃除機や子どものおもちゃ等、重量の重いものを収納します。衣装ケースはキャスター付きの取り出しやすいものしておきましょう。

「和室⇔洋室」リフォームするときに知っておきたいこと

暮らしの変化にともなってリフォームを選択するときもあるでしょう。和室から洋室へのリフォームの場合、期間はおよそ2~3日で、6畳15万円前後と比較的安価にリフォームが可能です。

一方、洋室から和室にリフォ ームする場合、ふすまや障子等を造作する手間がかかるため、3~4日のリフォーム期間で、6畳30万円以上が相場となります。

洋室から和室へのリフォームで注意しておきたいのが、フローリングをコンクリートに直接仕上げしている直床(じかゆか)の場合。畳の幅分の段差ができてしまうため、リフォームが困難なことがあります。

このような理由から、和室か洋室か迷われている場合は、まずは一室を和室としておく方が将来の融通がきくかもしれません。


まとめ

和室の魅力を感じていただけたでしょうか?ライフスタイルが多様化する中、柔軟に対応できる和室こそ、もしかしたら今の時代に合っているのかもしれません。和室のあり方から、暮らし方の可能性を広げてみてはいかがでしょうか?

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