たかがゴミ出し、されどゴミ出し。
少し前に「名もなき家事」という言葉が話題になりましたが、ゴミ出しひとつとっても、分別の種類や出す曜日の把握、ゴミ袋のセット、袋の口をしばったり段ボールをまとめたりといった準備、決められた収集所まで持っていくなど、意外とやることがいっぱい!
さらには、定期的に発生するゴミ袋のストックの補充、ゴミ箱の掃除などのタスクも家事負担になります。
この記事では、住まい方アドバイザーの筆者が、ジワジワと負担がかかるゴミ出しをグンと楽にしてくれる、ゴミ袋の収納場所の工夫とゴミ箱の選び方を紹介します。
ゴミ箱・ゴミ袋の収納を見直してルール決めすることで、家事の時短が叶いますよ!
まずはゴミ袋の収納場所を見直そう
まずは、ゴミ袋のストックの収納場所を見直しましょう。意外に思われるかもしれませんが、キッチンで使うゴミ袋はここ、居室で使うゴミ袋は別の物入れというようにゴミ袋のストック場所が家に点在していると、それだけで管理の手間も作業時間も増えます。家族全員がゴミ袋のストック場所を分かっている、これが理想です。
ゴミ袋はゴミ箱とセットで収納が基本
ゴミ出しと新しいゴミ袋をセットする人が違ったり、ゴミ袋がどこにあるかわからないから子供が直接ゴミ箱にゴミを捨ててしまい、後から一旦ゴミを出してゴミ袋をセットしたり…。そんな小さな家事の負担は「ゴミ袋をゴミ箱とセットで収納する」だけで解決できます。
タオルハンガー、突っ張り棒を使ってゴミ箱の近くにセット
きちんと折りたたんで重なっている市販のゴミ袋は100円ショップのタオルハンガーや突っ張り棒をつかってゴミ箱の近くにストック。「ゴミをゴミ箱から出す→新しいゴミ袋をセットする」が誰でも一連の流れでできるようになります。
スクエア型のゴミ箱に、直接タオルハンガーをつけてそこにゴミ袋をセットします。ゴミ箱を使うたびに視界にゴミ袋が目に入るので、迷うことなくゴミ袋のセットが誰でもできますね。
キッチンの食器棚や家電棚にゴミ箱収納スペースのある方におススメ。ゴミ箱の奥に突っ張り棒を渡し、そこにゴミ袋を掛けて収納します。2本突っ張るとゴミ袋が滑り落ちるのを防ぐことができますよ。
ゴミ袋のストックをゴミ箱で管理する
リビングや居室などのゴミ箱の袋にレジ袋を利用する場合、始めからゴミ箱にストックしておくのはいかがでしょう。レジ袋をゴミ箱の底に軽くたたんで入れておいたり、あらかじめ重ねてセットしておいたり。ストックが多すぎると入れられるゴミの量が少なくなるので、過剰なストックを防ぐ効果もあります。この方法は、ゴミ袋を外した時にその場に新しいゴミ袋があるので、ゴミ出しの流れで新しいゴミ袋をセットできます。
大きなゴミ袋も取り出しやすい!M字収納
ゴミ袋を何種類かストックしたい場合は、まとめて箱などに入れて一括管理するのがおススメ。書類ケースや100円ショップのカゴをブックエンドなどで仕切れば好きな幅に調整できますよ。道具はすべて100円ショップで調達できるので気軽にチャレンジできます。大きなゴミ袋は中身をⅯ字に畳んで入れておくと、ストレスなく取り出せます。
うまく収納する方法を考えるより、そもそも考えることを減らすことが家事の時短やストレスフリーへの近道です。
ゴミの分別を楽にするアイデア3選
ゴミ出しの一連の作業の中で、「分別する」ことにストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。ここで、筆者がゴミの分別を楽にするために実践している工夫を紹介します。
できるだけ分解しないで済む商品を選ぶ
ラップの刃は金属製ではなく紙製の物を選ぶ、紙製のラベルのついたビンよりラベルごと捨てられるプラスチックボトルを選ぶ、プラスチックの飲み口のついた紙パック製品はできるだけ買わないなど、商品を選べる時は捨てる時に分別しなくていい方を選ぶようにしています。
ラベル付きの調味料はすぐに剥がれるものを選ぶ
ラベルはがしはゴミ出し時に大きなストレスがかかりますよね。
すべてというわけではありませんが、経験からすると、日本製の商品ははがれやすい糊を使っていたり糊付けの面積が小さい商品が多く、ぬるま湯につけるなどの手間をかけずにすぐ剥がれるものが多いように感じます。
少量でも分別が必要なものはゴミ箱にクリップで袋を固定
使用済みの乾電池やプリンターのインク、小さな金属など少量しか出ないが分別が必要なものは、小さなゴミ箱に袋(著者はジッパー袋を使用)をクリップで固定しています。
ゴミ箱はひとつなので管理は楽ちん。中は分割してあるので、それぞれたまったタイミングでゴミ出しできて便利です。ちなみにゴミ箱にはお菓子の空き缶を利用しています。
衛生的&おしゃれ!ゴミ出しも楽になるゴミ箱の選び方
ゴミ出しの時短、次はゴミ箱について考えていきましょう。ここでは、衛生面や見た目も考慮して紹介したいと思います。
ゴミ箱は大きければいいというわけではない
ゴミ箱を大きくして出しに行く回数を減らす…、というのは間違い。
家のスペースの問題もありますが、何より衛生的でありませんし、一定のペースで習慣化した方がストレスを感じにくくなります。
マンションによっては好きな時に収集所にゴミ出しができる場合もあります。その場合はこまめにゴミを出すことを習慣化するのがおススメです。
キッチンのメインのゴミ箱は蓋つき、キャスター付きを選ぶべし
生ゴミを捨てるキッチンのゴミ箱は蓋つきの物を選ぶのが衛生面から考えても安心。果物の皮やアイスの棒、お菓子の空き袋など、リビングで食べたものでも食べ物のゴミはキッチンのゴミ箱に捨てるルールを作るのもおススメです。
さらに、キッチンのゴミ箱はキャスター付きの物がベスト。調理中に手元まで移動させたり、掃除をするときにサッと引き出せて便利です。
ビン、缶、ペットボトルは、エコバッグが便利
ビン、缶、ペットボトルなどのリサイクルするゴミは、収集所におかれた専用のボックスに入れることが多く、ゴミ袋に入れて持っていくと捨てた後にゴミ袋が手元に残ってしまいます。
スマートなゴミ出しを叶えるためにおススメなのが、エコバッグ。量にもよりますがあえて種類別に用意せずひとつにまとめてはいかがでしょう。
普段はキッチンの壁に吊るしてインテリアに利用。エコバッグなので、ゴミ出しした日はそのまま丸めてバッグに忍ばせて外出。買い物バッグとして使うこともできます。
スーパーで回収する食品トレーの収集にもおススメ。汚れる場合も考えられるので、気軽に洗える布製がおススメです。
古紙回収ゴミは直接紙袋にIN!
不要なダイレクトメールやチラシなどの紙ゴミは紙袋に。
丸いゴミ箱より入れやすく、そのままゴミ出しできて便利。はみ出た部分はガムテープで押さえればOKです。
リビングのゴミ箱はゴミ袋が見えないタイプがベスト
リビング用ならゴミ袋が外から見えないようにセットできるタイプのゴミ箱を選んでみてはいかがでしょう。
あまりゴミをためておきたくない場所でもあるので、必要最低限のサイズを選ぶのもポイントです。
生活動線からゴミ出しを考えてみよう
家じゅうのゴミを集めるのも、ゴミ出しの作業のひとつ。無駄なくスマートにこなしましょう!ここでは忙しい共働き世帯のためのゴミ出しを考えてみます。
寝室にゴミ箱を置かないという選択
部屋ひとつにゴミ箱ひとつ。新しい家で生活する時つい準備してしまいがちですが、ちょっと待って。寝室は寝るだけしか使わないというのであればゴミ箱は必要ないのではないでしょうか。
使うかどうか判断つかない場合は、まずお試しで小さい紙袋にゴミ袋をセットしたものをゴミ箱として使ってみてください。風邪を引いたときや花粉の時期だけそれを使えば事足りる、なんてことも意外とあるものです。ゴミ箱がなければゴミを収集する手間を省けますね。
玄関にゴミ箱があるとこれだけ便利
逆に、ぜひゴミ箱を置いてほしいのが玄関。出掛けにカバンのポケットから出てきたレシートや飴のゴミ、外し忘れたクリーニングのタグ。風の強い日に飛んできた葉っぱや帰宅時にポストで受け取ったチラシや不要なダイレクトメール。
玄関に小さなゴミ箱がひとつればその場で全部処理ができ、お出かけを気持ちよく後押ししてくれたり不要な物を家に持ち込むのを防ぐことができます。「玄関は家の顔」、すっきりきれいな玄関を保つためにぜひ!
部屋の奥にゴミ袋をストックして一括回収!
マンションなら玄関から一番遠い場所に、戸建てなら最上階の一番奥の場所に大きなゴミ袋をストックしておきます。
ゴミ出しの日がきたらそこから新しいゴミ袋を取り出し、玄関に向かって各部屋のゴミを回収して進みます。ゴミ箱がいっぱいになる前にこまめにゴミ出しをしたい人、ゴミの捨て忘れにストレスを感じる人などにおすすめの方法です。
我が家の中央ゴミ収集所を設定する
子供が大きくなったら、自分の部屋のゴミを家の決まった場所に出す習慣をつけてみるのはいかがでしょう。自分で出してこないゴミは集めない。そう決めて各自でゴミの管理をすれば、一人に負担がかからずに済みますよね。
まとめ
ゴミ袋はゴミ箱と一緒もしくは近い場所に取り出しやすいようにストックする。ゴミ箱はゴミの内容や置く部屋の使い方を考慮して決める。
自分の生活動線を考えて工夫することが、ストレス軽減や時短の第一歩です。
家事動線の考え方について詳しく知りたい方は、こちらの記事を合わせてご覧ください。
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