夏が近づくとデパートなどに設置される「お中元」の特設会場。
みなさんも見たことがあるのではないでしょうか?
いざ、必要な立場になった時、「誰に対して贈るものなの?」「いつ頃までに贈るものなの?」「受け取ったときにはどうすればいいの?」など、お中元に関するマナーでわからないことがあるかと思います。
この記事では、お中元の基本となる知識やマナーを中心に、あると嬉しいプラスアルファのポイントもご紹介いたします。
ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
1 「お中元」とは
お中元とは、お世話になっている方や目上の方に対して、日頃の感謝の気持ちを表すために夏の時期に贈りものをする風習です。仕事関係や親戚などのお世話になっている方だけでなく、身近な友人や恋人などに愛情を込めて贈ることもあります。また、最近ではバレンタインと同じように自分へのご褒美として買う人もいるようです。
時代によって相手や贈るものが変化しつつありますが、古くから伝わる日本の伝統のひとつです。似たような風習として「お歳暮」があります。
お中元とお歳暮の違い
お歳暮とは、年の暮れの時期にお世話になった方に、一年間の感謝と翌年に向けた「今後ともよろしくお願いします」という気持ちを込めて贈り物をする風習です。
「お中元」も「お歳暮」も、日頃お世話になっている方に贈り物をするといった意味では同じですが、時期の違いのほか、お中元が「半年間お世話になったお礼」という意味合いに対して、お歳暮は「一年の最後を締めくくり・翌年への挨拶」という意味合いが強くなります。
2 「お中元」での基本マナー
~贈る篇~
(1)贈って良い相手か要確認
お中元を贈る相手はお世話になった方ですが、中には贈ってはいけない相手もいるので注意が必要です。
一般的な贈る相手 | 贈ってはいけない相手 | 確認が必要な相手 |
---|---|---|
家族・親族・仲人・友人・先生(主治医や習い事)など | 公務員 | 職場関係・病院・取引先など |
一般的な贈る相手
主にお中元を贈る相手は、家族(両親・祖父祖母・兄弟姉妹・義理の実家)や親戚、仲人、上司や取引先、先生、友人、ご近所さんなど、お世話になった方があげられます。
贈ってはいけない相手
中には、法律や会社の規定で贈答品を受け取ることが禁止されている職業や会社が存在します。法律で禁止されているのは公務員で、利害関係がある者から金品を受け取ることが禁止されているのです。利害関係がない者からの一般的な贈答品は受け取る事ができるとされていますが、利害関係があるのか否かの線引きが難しい為、受け取らないのが基本となっているようです。
確認が必要な相手
全てが該当するわけではありませんが、会社や病院では、内部での個人差によるトラブルを避けるためや、経済的負担の軽減を理由に禁止されているケースもあります。禁止されている相手にもし贈ってしまった場合、断り状と共に返品されることがあります。
相手方に返品する手間をかけてしまいますし、お互いに気持ちの良いことではないので、公務員の方や仕事関係などに対して贈る場合は、事前に確認しておくことが大事ですね。
(2)贈る時期
お中元を贈る時期ですが、7月上旬~8月半ばまでが一般的とされていますが、地域によって贈る時期が異なります。エリアごとにまとめましたので、下記の表をご覧ください。
エリア | 届ける時期 |
---|---|
北海道・東海・関西・中四国 | 7月15日~8月15日 |
東北・関東 | 7月1日~7月15日 |
北陸(新潟県・石川県金沢市など) | 7月1日~7月15日 |
北陸(富山県・石川県能登町など) | 7月15日~8月15日 |
九州 | 8月1日~8月15日 |
沖縄 | (旧暦)7月13日~7月15日 |
このように地域で時期の違いがあるのは、お盆を旧暦で行うか否かにも関係しているようです。
近年では、以前と比べて地域差がなくなり、全体的にお中元時期が早くなっている傾向にはありますが、百貨店などでのお中元特設コーナーなどは、6月頃から開設されていることが多いので、相手の住む地域を事前に確認し、遅れることがないように注意しましょう。
また、万が一贈るべき時期を過ぎてしまったり、忘れてしまったという場合は、熨斗(のし)を「暑中見舞い」や「残暑見舞い」と書き換え、それぞれの適切な時期に贈りましょう。
相手の住む地域に合わせた時期に贈り物をすることで、気持ちもより伝わります。スケジュールを確認し、余裕をもって準備を始めましょう。
(3)金額の相場は3,000円程度以上
お中元に使う金額の目安としては、一般的に3,000円~5,000円といわれています。高すぎるものを贈ってしまうと相手に負担を感じさせてしまうこともあるので、ひとつの目安にしましょう。上限としては10,000円くらいまでとも言われています。
もちろん、全員がこの金額内におさめなければならないわけではないので、お世話になっている相手との関係性も考慮しましょう。お中元に使う金額にはある程度の目安はあるものの、決まりはないので相場と離れた金額の品物を選ぶのも問題はありませんが、基本的に毎年贈るものなので、年によって金額が大きく変わるのは好ましくないですし、前年より安いものを贈るのも失礼にあたるので、注意しましょう。
(4)ギフト内容は相手のことを考えて選ぶ
まずは贈る相手の状況を考慮することが大切です。相手への感謝の気持ちをこめて、喜んでもらえるものは何かを考え、ギフトを選んでみましょう。
- 相手先の人数や家族構成を考える
大人だけの世帯か子どももいる世帯かでは喜ばれるものが違います。選ぶものの種類のほか、各々が手にしやすい包装、同じ種類が複数あるかどうかなども選ぶポイントのひとつです。
また、1人なのか2人以上いるのかという人数も、もらってどれくらいで消費できそうかを考えるにあたって大事なポイントですね。
- 保存が効く品物かどうか
賞味期限の短い食品や生ものなどは、相手が長期不在となった時に期限に追われてしまう可能性があるので、相手のスケジュールも含めて検討しましょう。事前に連絡することも心遣いのひとつですね。
- 食べ物や飲み物の場合、嗜好やアレルギーに注意
ビールやワインなどのお酒は定番ともいえる品物ですが、種類によっては苦手、またはそもそもお酒が飲めないという人もいるので注意しましょう。また、好き嫌いだけでなく乳製品や小麦などアレルギーをもった人がいないかも気にしたほうが良いですね。
それらの情報がなく分からない場合は、洗剤やタオルなどの日用品や調味料などを選ぶのもひとつの選択でしょう。
- 贈るのを避けたほうが良いものもある
相手を踏みつけるという意味合いで「履物」、縁を切るという意味合いで「刃物類」は好ましくはないもののひとつとされています。他には事務用品である「筆記用具」も「働きなさい」という意味に捉えられるので、避けたほうが良いでしょう。
何を贈れば良いか悩んだとき、まずは自分がもらって嬉しいかどうか、相手の立場になって考えてみることが大事です。食べ物であれば自分で食べておいしいか試してみたり、洗剤など生活用品であれば実際使ってみて使い心地が良いか試してみたりも良いですね。
(5)のし紙の書き方
お中元を贈るときに使う「熨斗(のし)紙」は、紅白の蝶結びの水引に熨斗(熨斗紙に描かれている「熨斗飾り」いう小さな絵の中の一部を指す)が付いたデザインのものを使います。
お中元などの何回か繰り返し行う慶事ごとには、紅白の蝶結び水引が描かれた熨斗紙を使用します。また、贈る品物が生ものである場合、熨斗はつけないのがマナーとされていますが、最近では生ものであるかどうかなど種類に関係なく、熨斗をつけることが多いようです。
上書きは、水引中央の結び目の上に「御中元」と書き、名前は、水引中央の結び目の下に上書きより少し小さめの文字で書き入れます。
濃い色の墨を使って筆で楷書体にて書くのが基本ですが、最近は、筆ペンやサインペンを使ったり印刷されたものも利用したりします。鉛筆やボールペン、黒以外で書くことは避けるようにしましょう。名前の書き方は、人数や記載形態によって異なります。
- 個人の場合
個人からの贈り物で、1名のみの場合は「フルネーム」で書くことが一般的です。
- 連名の場合
連名で贈る場合は、贈り主の名前を並べて書きます。右側に目上の方の名前がくるように順番も考慮して書きましょう。
ここで注意しておきたいのは人数です。大勢の方からの贈り物の場合でも、並べて書ける人数は3名までなので、それ以上の連名になる場合は、代表者の名前をフルネームで中央に記入、左側に少し小さめの文字で「外一同」と書きます。代表者以外の名前は中包みに記入しておき、誰々からの贈り物なのかが分かるようにしておきましょう。
また、連名での記載時は、見栄えを考慮して文字が下揃えになるように記入しましょう。
- 会社名を入れる場合
会社名での記入をする場合は、個人名の時と同じように記入します。
個人名に加えて会社名も記載する場合は、個人名・連名に関わらず名前の右上部分に会社名を小さく記載しましょう。
- 相手の名前を入れる場合
贈り先の相手の名前を入れる場合は、熨斗紙の上段左に、表書きよりも少し小さめに書きます。
この時、贈り主が連名の場合は、名前の並び順が逆になります。贈り先の相手の名前に近い左側が目上、右側に目下の人の順番で名前を書きましょう。
(6)送付の手順
- 送り状を出す
お中元を贈る時は、まず事前に「送り状」にて相手に知らせを出すのがマナーです。
送り状とは、「お中元の品物が届く前に、日頃のお礼と挨拶の言葉に添えて心ばかりの品をお届けする手配をしました」とお知らせするものです。相手によっては、品物が突然届くと失礼だと感じる方がいるかもしれないので注意しましょう。
通常は、手紙またはハガキでの案内が丁寧ではありますが、相手との関係性によっては電話やメールでも良い場合もあるので、相手によって使い分けましょう。
特に生ものやフルーツなど生鮮食品を贈る場合は、相手の都合によって受け取り時期を逃すと食べられなくなってしまう可能性もあるため、到着日を必ず伝えましょう。可能であれば、事前に相手のスケジュールを把握しておきたいですね。
- お中元ギフトを発送する
お中元は、相手の自宅・会社などに直接持参することが正式とされていますが、最近は相手に気を遣わせないためにも配送するのが一般的です。デパートなどの店舗やオンラインストアで注文をし、送り状にて告知したタイミング通りに届くよう発送します。
- 贈り物の内容をメモしておく
発送手続きが完了した後は、誰にいつ、いくらの何を贈ったのかをメモに残しておきましょう。翌年以降も継続してお中元を贈る場合、内容を記載したメモがあると準備の際の参考となります。
~受け取る篇~
(1)まずはお礼状を書こう
お中元が手元に届いたときには、まず受取後できるだけ早いタイミングでお礼状を出しましょう。このお礼状は、お中元を贈ってくれた相手からの心遣いに感謝の気持ちを伝えることが目的ではありますが、同時に無事に届きましたという情報のお知らせにもなり、相手に安心感を与えることができるため、出すタイミングが重要といえます。
もちろん、届いてすぐに電話やメールにてお礼を伝えることも大事ではありますが、マナーとしてはきちんとお礼状を出すほうが丁寧で良いでしょう。
パソコン等で作成したお礼状もありますが、たとえ上手に書けなくても、手書きのお礼状の方が、文面に込められた感謝の気持ちがより伝わります。
お礼状は、あくまでも相手に気持ちを伝えることが大事ですので、親しい方へのお礼状は形式にとらわれたものではなくても問題ありませんが、目上の方へ出す場合は、文章構成も気にして書きましょう。
(2)お返しをする時・しない時
お中元は、日頃の感謝の気持ちを伝えるための贈り物なので、基本的にお返しをする必要はありません。ただし、誰から頂いたかがお返しをするか否かを判断するポイントとなります。
例えば部下から上司へ、子ども夫婦から親へなど、目下の人から目上の人へと贈るのが基本なので、この時は、お返しをする必要はありません。ただし、最低限のマナーとしてお礼状は早急に出すようにしましょう。
同僚や友達のような関係性の方や上司など目上の方から頂いた場合、「お返しをした方が良いのでは?」と不安になることもあると思います。そのような方からお中元を頂いた場合は、きちんとお返しをするようにしましょう。
もちろん、双方合意でお返しは不要とのことであれば、その限りではありません。相手と時と場合によって判断しましょう。
3 ビジネスでのお中元
では、個人ではなくビジネスの場でのお中元では、何か気をつけるべきことに違いがあるのでしょうか。パターン別にご紹介します。
- 会社宛てにいただいた場合の対応
会社に送られてきた場合、まずは上司に報告をしてから封を開け内容を確認します。取引先に外出した際に直接受け取った場合も、まずは帰社した際に上司に報告し内容を確認します。
もちろん、すぐにお礼状を書きますが、差出人は会社名で出すようにしましょう。
- 会社に自分宛で届いた場合の対応
会社に届いたものが自分の名前宛てで送られてきていたとしても、会社に直接届いているので上司に報告をしましょう。
この場合は、会社から自分の名前でお礼状を出しましょう。
- 取引先の情報を毎年確認すること
まず、取引先の送付先住所や担当者など相手の情報が最新かどうかを必ず確認します。送り先の情報は、変わるものであると思っていた方が良いでしょう。たとえば、いざお中元を贈ったときに担当者が変更となっており、以前の担当者の名前で出してしまうと失礼になります。
毎年お中元やお歳暮のやりとりをする取引先については、一度リストにしておけば毎年見直しをするだけで利用ができ、作業も楽になります。リストには社名や担当部署・担当者名を記載しておくのが良いでしょう。
ビジネスシーンで贈る品物とは
- ビジネスとして贈る場合におすすめの品
会社などでは複数人で分けることが想定されるため、焼菓子やおせんべいなど個包装されている配分しやすいものが良いでしょう。また、ある程度日持ちのするものを選ぶことも大切です。仕事中・休憩中に簡単に食べることができると嬉しいですね。
また、食べ物を贈る際は、誰もが安心して手に取ることができるように老舗ブランドの品物を選ぶこともポイントのひとつです。
- ビジネスとして贈る場合に避けたほうが良い品
お中元は季節柄、暑い夏だからこそアイスクリームや飲料・ゼリー・フルーツなど冷たいものが良いと言われることがあります。
しかし、生ものや冷凍・冷蔵庫が必要な商品を会社宛に贈ってしまうと、相手方の事務所等に冷凍・冷蔵庫がない場合など保管場所の問題で、かえって迷惑になる場合もあるので注意が必要です。ケーキ類などカットやお皿などが必要となるもの、調理が必要な食べ物も避けたほうが良いでしょう。また、個人宛てに贈るには喜ばれる商品券やギフト券も、会社などで分けるのは人数や金額によって難しい場合もあるので気をつけましょう。
- 付き合いの長いビジネスパートナーにおけるお中元
会社宛に贈る時のポイントとして、「毎年同じものを贈る」というのはひとつのアピールになります。「お中元の季節になると、この会社は毎年これを贈ってくれる」というのが社員の中で定着すると、受け取る側も楽しみになりますね。
相手に感謝の気持ちを伝えることが目的のお中元だからこそ、毎年楽しみにしてもらえると贈る側も受け取る側もより気持ちの良いやり取りになります。
4 お中元Q&A
どうしても気になる場合は、事前に相手方に断りを入れた上で、初めから時期をずらして暑中見舞いや残暑見舞いという形で贈るのも一つです。
品物は風呂敷で包んで持って行くのがベストですが、紙袋でも問題はありません。ただし紙袋の場合、相手に渡す時には必ず紙袋から出して渡すようにしましょう。紙袋は、品物を取り出した直後にたたんで持ち帰るのが良いですが、相手と親しい間柄なら処分をお願いしても良いでしょう。
お中元を贈っていない相手からお中元を受け取った場合、なるべく早くお礼状を出すようにしましょう。
ただ、お中元もお歳暮もしているような場合は、順番にどちらも辞めた方が良いでしょう。
これまで特別に付き合いがあった訳ではないが、お中元を贈るべき?
お中元は、日頃お世話になった方への感謝の気持ちとして贈るものなので、名目は使い分けた方が良いでしょう。
5 まとめ
日頃の感謝の気持ちを伝えることが目的の「お中元」。送り状やお礼状を送付する時だけでなく品物を選ぶ時も、相手に感謝の気持ちを伝えるという想いを大事に持ちましょう。
相手との関係性によって、贈る時・受け取る時それぞれのニーズは変わりますが、相手に感謝を伝えるという点は共通です。
ぜひ、お互いが気持ちよくやり取りできる「お中元」にしましょう。
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