生活の中心であり、日々、多くの時間を過ごすリビングダイニング。
それだけに生活感が出やすく、インテリア雑誌などで見かけるリビングダイニングのように、スッキリ片付いた空間を維持するのは難しいのではないでしょうか。
あなぶき興産が2023年4月から5月にかけて行った、リビングダイニングの使い方に関するアンケートでも、自宅のリビングダイニングについて「不満に思うところ」として、スペースそのものが狭いことに次いで、収納量の少なさや動線の悪さを挙げる人が多数でした。
またリビングダイニングは家族みんなが過ごす場所。
食事をする、勉強する、ゲームで遊ぶ、テレビを観る、本を読む……と様々に過ごすほか、帰宅したときには、上着やバッグをちょっと置いたりもします。届いた郵便物や書類の仮置き場もダイニングテーブルの上になりがちなのでは?
そんな風に、リビングダイニングには何かとモノが集まりがちになり、それが片付かない原因になることが多そうです。アンケートでも、書類や本、DVDといった細々としたものの収納場所に困っている人が多いことが分かりました。
ほかにも、毎日使用するハンディモップや掃除機などの清掃道具、リモコンやペンといった小物、エクササイズグッズやホットプレートといった少しかさばるものまで、リビングダイニングには多種多様のモノが集まり、その収納に苦労していることが読み取れます。
とはいえ、思い切ってリフォームでもしない限り、空間サイズを大きくすることはできませんし、収納場所を増やすことも難しいでしょう。
そこで今回は、狭くても、収納場所が少なくても、リビングダイニングをスッキリ快適空間にするための収納アイデアを集めてみました。
キッチンカウンターの下を収納場所にする
人気のキッチンスタイルである「カウンターキッチン」。
このカウンターの天板下にあるちょっとしたスペースを、収納場所として活用するアイデアです。
おもちゃ・清掃道具など、大きめアイテムには収納カゴが便利
子供のおもちゃ、ハンディモップなどの清掃道具といった、多様な形で大きめのモノを収納するには、細かく仕分けせずザックリと放り込める収納カゴが便利です。
ここではスリムタイプのランドリーバスケットを並べてみました。
外枠がメタル製で、かつバスケットの色がカウンターや床面の色と調和したシックな色味なので、リビングダイニングで使用しても違和感が少なくなっています。
キャスター付きなら簡単に動かせるので掃除もしやすく、日常の運用もしやすいですね。
本や書類・文具など、小さめアイテムにはラックを活用
本や書類、文具など、小さめアイテムを収納するにはラックが便利です。
ラックなら様々な素材やサイズの商品が展開されているので、カウンター下のような限られたスペースに合うものも見つかりやすいでしょう。
またキッチンメーカーのオプション商品や、家具の造作でカウンター用のラックを取り付けると、見栄えの良い収納スペースが実現します。
ただし下地補強が必要になったり、カウンター下にコンセントがある場合は設置できないこともあるので、メーカーや工務店に相談してみましょう。
クロゼットのデッドスペースを活用する
クロゼットに設置されている棚板やハンガーパイプは、一般的に床面から1,500mm~1,700mmの高さに設置されています。したがってシャツやジャケットのような丈の短いものを吊るした時には、下部にデッドスペースが生じがちに。このスペースを活用して収納量を増やしましょう。
またクロゼットの中なら、仕舞って扉を閉めてしまえば外からは見えなくなるので、リビングダイニングがスッキリ片付いた印象になります。
衣装ケースで収納できる量を増やす
デッドスペースには衣装ケースを設置して、クロゼット内の収納の総量を増やしましょう。
大きめのケースなら、おもちゃや家電なども収納可能です。
ラック+書類ケースで、細々したモノの定位置を作る
クロゼット内の空きスペースにラックを設置して書類ケースを並べれば、保管場所に迷いがちな書類、清掃道具やその付属品のような細々したものの収納場所に。
ケースには収納物を記載したラベルを付けおけば、どこに何があるかが把握しやすく、また出し入れも楽になります。
スーツケースやシーズンオフの家電のような大物の収納場所としても
シーズンオフの扇風機やストーブ、スーツケースのような、毎日使うものではないけど置き場が定まっておらず、なんとなくリビングの片隅に置きっぱなしになっているモノも、クロゼットの空きスペースに収納してしまいましょう。
「クロゼットは洋服だけを仕舞うもの」という固定概念をいったん横に置くことが、クロゼット内のデッドスペース活用のポイントです。
まとめ
リビングダイニングをスッキリと快適な空間にするには、限られたスペースを有効活用し、モノを収納することが大切です。
今回はキッチンカウンター下のスペースを有効活用する方法と、クロゼット内の空きスペースを活用して収納量の総量を増やすアイデアを紹介しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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