「ご飯を作るのが面倒…」「晩ごはんのおかず、あともう一品欲しい」そんな時にストックしておくと便利なのが「缶詰」。そのまま食べても美味しく、しかも日持ちもする缶詰は、いざという時の頼れる食材です。
しかも他の食材と組み合わせてアレンジすれば、立派なおかずに大変身。そこで今回は、缶詰を使った手軽で美味しい時短レシピをご紹介します。
缶詰 × 食材の時短レシピBEST6
缶詰と冷蔵庫にある食材と組み合わせて、ササッと作れる時短レシピを6つ紹介します。特別な缶詰や食材を使うわけではないので、普段の食事に組み込みやすいですよ。
トロトロ煮物が時短で作れる「ツナ大根」
大根の煮物は味を染み込ませるのに時間がかかるもの。忙しい夕飯どきに、短時間で仕上げるのは至難の技です。しかしツナ缶を使えば、ツナのおダシと旨味が大根にしっかり染み込んで、しかも短時間でトロトロに。
材料(2〜3人前)
- 大根……280g
- ツナ缶……1缶
- しょうゆ……大さじ1
- みりん……大さじ1
作り方
- 大根は1㎝幅のいちょう切りにする。
- 耐熱容器に1とツナ缶を油ごと入れ、しょうゆ・みりんを回しかける。
- ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で10分程度加熱する。
- レンジから取り出し、全体を混ぜて粗熱をとったら、器に盛って完成。
時間が経つほど、味が染みて美味しくなるので、作り置きレシピにもおすすめです。
耐熱容器は熱くなるので、レンジから取り出す際はヤケドには十分気をつけましょう。
食べるスープと呼びたい!「さば缶のトマトスープ」
缶詰のW使いであっという間にスープが作れる時短レシピ。さば缶を使うことで、メインの具材を別に用意しなくても食べ応えのある一品に仕上がります。
材料(2〜3人前)
- さばの水煮缶……1缶
- トマト缶……1缶
- 水……200cc
- コンソメキューブ……1個
- オリーブオイル……大さじ1
- にんにく……1片
- 塩・コショウ……少々
作り方
- 玉ねぎは薄切りにする。にんにくはみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを入れて火にかけ、にんにくを入れて軽く炒めて香りを出したら、スライスした玉ねぎを加えてさらに炒める。
- サバの水煮を汁ごといれて、身をほぐしながら炒める。
- トマト缶・水・コンソメを加えて、沸騰するまで火を通す
- 塩・コショウで味を整えたら、器に盛って完成。
サバの存在感を感じるしっかりとした食べ応えのあるスープです。トマトの酸味が苦手な方は、コンソメキューブをもう1個足すなどして、味を調整してみてください。
キャンプ飯としても大人気!「焼き鳥缶のチーズタッカルビ」
お酒のつまみにぴったりな一品。キャンプ飯としても不動の人気を誇る缶詰アレンジレシピです。スキレットや小鍋を使えば、そのまま食べられて洗い物負担も削減できますよ。
材料(1〜2人前)
- 焼き鳥缶(たれ味)……1缶
- キャベツ……40g
- コチュジャン……小2
- ごま油……小さじ1
- とろけるチーズ……40g
作り方
- キャベツをざく切りにする。
- フライバンにごま油を入れ、キャベツを炒める。
- コチュジャンと焼き鳥缶を加え、混ぜ合わせながら炒める。
- キャベツがしんなりしたらチーズを加え、チーズが溶けたら完成。
味のしっかりした焼き鳥缶に、コチュジャンとチーズを加えることで、かなり濃厚な一品に仕上がります。コチュジャンの量で辛さのレベルを調整してください。
お酒にもご飯にも!「キャベツのオイルサーディン炒め」
お酒にもご飯にも合うキャベツを使った時短レシピ。オイルサーディンの濃厚な香りが鼻先を抜ける、ちょっぴり大人な一品です。
材料(2人前)
- キャベツ……300g
- オイルサーディン……1缶
- しょうゆ……小さじ1
- 塩・コショウ……少々
- オリーブオイル……大さじ1
- にんにく……1片
作り方
- キャベツはざく切り、にんにくはみじん切りにする。
- 耐熱ボウルにキャベツを入れて、ラップをかけ電子レンジ(600W)で3分加熱する。
- 中火で熱したフライパンにオリーブオイルを入れたら、にんにくを加え、香りが立つまで炒める。
- キャベツとオイルサーディンをオイルごと加えて中火で炒める。
- 塩・コショウで味を整えたら火から下ろし、器に盛りつけ完成。
アスパラガスやキノコと組み合わせても◎。鷹の爪で辛味を足したり、クミンシードなどのスパイスを加えると、味のバリエーションが広がります。
少ない材料で作れるがっつり丼!「さんま蒲焼缶の卵とじ丼」
少ない材料で簡単に作れるので、とにかく時間がないときにおすすめの丼レシピです。缶詰の煮汁までしっかり使い切ることで、たっぷりの旨味を感じられます。
材料(1人前)
- さんまの蒲焼缶……1缶
- 玉ねぎ……1/4個
- 卵……2個
- めんつゆ(3倍濃縮)……大さじ1
- 水……50cc
- ご飯……1膳分
作り方
- 玉ねぎは薄切りにする。
- フライパンに1・めんつゆ・水を加え、中火でひと煮立ちさせる。
- 玉ねぎが透き通ったら、さんまの蒲焼缶を汁ごと加えて2〜3分煮る。
- 煮立ったら溶いた卵を回しいれ、フタをする。お好みの半熟加減になったら、ご飯をよそった器に盛って完成。
卵を2つ使うことでリッチに仕上がり、食べ応えのある仕上がりに。さんまは細かくほぐして調理すれば、子供にも食べやすくなります。
やみつきになる味!「コンビーフポテト」
お酒にぴったりの缶詰レシピです。ポテトとコンビーフ、マヨネーズのハーモニーがやみつきに。
材料(2人前)
- コンビーフ缶……1缶
- じゃがいも……3個
- サラダ油……大1
- マヨネーズ……大さじ2(お好みで調整)
- 塩・コショウ……少々
作り方
- じゃがいもは皮をむいて1㎝角に切る。
- 耐熱ボウルに入れて、ふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で約5分加熱する。
- ボウルにコンビーフを入れてほぐし、マヨネーズを加えて和える。
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、じゃがいもと3を加えて炒め合わせる。
- 塩・コショウで味を整えたら、器に盛って完成。
お好みで薄切りした玉ねぎを加えても◎。しっかりとした味付けがお好みの方は、マヨネーズの量を増やして調整してみてください。
常にストックしておきたい「使い勝手のいい缶詰」とアレンジレシピ
ここでは様々ある缶詰のうち、常にストックしておきたい缶詰と、そのアレンジレシピを紹介します。ぜひ使いこなして、家事時間を短縮してください。
そのままでも食べられて、ちょい足しでさらに楽しめる缶詰(コーン缶・焼き鳥缶)
簡単なおつまみを作りたいとき、もう一品が欲しいときにあると便利なのが、そのままでも食べられる缶詰。ソースやスパイスを足してアレンジしたり、他の食材と組み合わせてボリュームアップしたりと自由自在に使えます。
ここではコーン缶と焼き鳥缶のアレンジを紹介します。
コーン缶のアレンジレシピ
バターと和えて、定番のコーンバターに。きゅうりと一緒にマヨネーズで和えれば、簡単サラダの完成。
焼き鳥缶のアレンジレシピ
たれ味の焼き鳥缶は、チーズをのせて缶ごとオーブントースターで加熱すれば、簡単おつまみに変身します。
しお味なら、缶のままオリーブオイルと鷹の爪を足してオーブントースターで加熱。お酒もすすむ鶏肉のアヒージョを手軽に楽しめます。
他の食材と組み合わせて「メイン料理」になる缶詰(サバ缶・さんま缶)
肉や魚など、メインになる食材の代わりになる食材の缶詰は、いざという時の強い味方。活用度も高いのでぜひストックしておきたいですね。
ここではサバ缶とさんま缶のアレンジを紹介します。
サバ缶のアレンジレシピ
缶詰の万能選手ともいえる「サバ缶」は、パスタやご飯と和えるだけでも存在感抜群。カレーの具材としても意外なおいしさを発揮してくれます。
グラタンやサンドイッチの具材としても活用できますよ。
さんま缶のアレンジレシピ
卵でとじて丼にする以外にも、炊き込みご飯やパスタの具材として使えます。
野菜との相性も良く、もやしやにら、キャベツと炒めるだけで、しっかり食べ応えのあるメイン料理に仕上がります。
「副菜」の食材として使える缶詰(ツナ缶・コンビーフ)
野菜がメインとなる「副菜」に、肉感のある缶詰をプラスすれば、味もボリュームもアップ。ここではツナ缶とコンビーフのアレンジを紹介します。
ツナ缶のアレンジレシピ
ツナ缶はおおむねどんな野菜にも合うので、副菜のお供としてオールマイティに活躍してくれます。
スライスしたキュウリとマヨネーズで和える定番アレンジのほか、茹でたキャベツとツナ・すりごま・めんつゆ・ラー油を混ぜたサラダ、アボカドとツナ・オリーブオイル・塩のシンプルなサラダなど、組み合わせは無限大。
コンビーフのアレンジレシピ
コンビーフも、おおむねどんな野菜にも合う万能選手。キャベツ・ニンニクで炒めたり、セロリ・玉ねぎとマヨネーズで和えたり、大根・豆苗の温野菜サラダに加えても◎。
味付けも、定番の塩コショウやマヨネーズだけでなく、ポン酢醤油やチーズソースともよく合うので、常備しておけば一品足りない時に活用できますよ。
まとめ
疲れて帰宅して料理をしたくないとき、冷蔵庫に食材がなくて困ったとき、缶詰をストックしておけば、短時間で簡単に料理が仕上げられます。
備蓄食料の賞味期限がせまったタイミングにも、ぜひ今回ご紹介した缶詰アレンジレシピをお試しください。
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