アルファジャーナルのライターは、マンションの販売でさまざまなエリアに移り住んでいます。
移り住んだ場所では、居住したからこそ分かるご当地の魅力をたくさん知ることができます。また長年住んでいる人では分からない魅力に気づくことあります。もちろん、故郷を離れて暮らすからこそ分かる、みんなに知ってほしいふるさとの魅力もありますよね。
ここでは、ライターがおススメするご当地の魅力をシリーズ化してご紹介します。
今回は、「自宅で食べられるご当地グルメシリーズ」。自宅で作れるもの、お取り寄せできるもの…いろいろあります。ぜひチャレンジしてみませんか!?
四国・中国エリア
香川県:あん餅雑煮
香川のお雑煮といえば「あん餅雑煮」。
白みそ仕立てのみそ汁に、大根、金時にんじん、そして丸いあん餅を入れた香川の郷土料理です。「白みそにあん餅」は全国でも類を見ない変わったお雑煮ということで、メディアに取り上げられることも多くなりました。
あん餅雑煮の始まりは、江戸後期から明治初期の産業振興策により生まれたものと言われています。
讃岐高松藩は藩を豊にするために、塩,砂糖、木綿の「讃岐三白」を特産品として奨励しました。当時砂糖は高価なものでしたが、農民たちの、年に一度の正月くらいは贅沢したい、甘いものが食べたい、自分たちの作った砂糖が食べたいという思いから「あん餅雑煮」が生まれました。紅白の大根と金時にんじんはお祝いごとにふさわしく、輪切りの形には「今年一年が丸く収まりますように」という願いが込められています。
また、雑煮に使われる金時にんじんは全国で香川県が生産量第1位。秋~冬にかけて香川のスーパーや産直市で多く出回っています。上品な風味と色合いで、お雑煮にもまたおせちのお煮しめにも使われますので、香川では重宝されている野菜のひとつです。
甘いお雑煮と言うと県外の方にはちょっと驚かれますが、私の知る限り実際に食べられた方は絶賛されています。
香川県民のうち約半数がお正月にあん餅雑煮を食べると言われていますが、周りではあん餅雑煮を食べている人が多い印象です。
我が家では家族の希望もあり、元日はあん餅雑煮、二日目はすまし雑煮、三日目はまたあん餅雑煮、という風にバリエーションをつけています。三が日のうち、どこかに取り入れるという食べ方は飽きが来ずおすすめです。(私個人的には三日連続あん餅雑煮でもいける)
あん餅雑煮のつくりかた
あん餅雑煮の材料は楽天などのネット通販で手に入れられますし、おうちで簡単に作れます。ぜひお試しください。
材料(2人分)
・大根(あれば、祝大根) 1/8本
・金時にんじん 1/3本
・いりこ 適量
・白みそ 適量
・あん餅(つぶあん丸餅) 2個
・青のり 少々
つくりかた
- 大根と金時にんじんを5mm程度の輪切りまたはいちょう切りにする
- 鍋に水といりこを入れ、だしを取る
- 煮立てた2に、1を加えて火を通す
- 大根と金時にんじんが柔らかくなったら、あん餅を入れてとろ火~弱火で柔らかくなるまで煮込む
- あん餅が柔らかくなったら火を止めて、白みそを溶き入れ、弱火で少し煮る
- お椀によそい、青のりを真ん中に少量のせて、できあがり
ポイント
・必ず「白みそ」を使います(赤みそや合わせみそでは代用できません)。
・具材に、里芋、ごぼう、豆腐、油揚げなどを加える地域もあります。お好みでプラスしてください。
・あん餅を煮込んでいる間は鍋底にくっつかないように、またあんこが飛び出てしまわないように気をつけてください。(白みそ汁が濁ってしまいます。)
鍋底の広いものを使うと餅の形が崩れにくいと思います。
・硬くなったあん餅は火が通るまでに時間がかかるので、レンジで少しだけ柔らかくしてから鍋に入れると早くできあがります。焼きあん餅を入れてもOKです。
・彩りのために入れる青のりは三つ葉やほうれん草でも代用できます。
より郷土の味を楽しむなら、白みそは麹歩合が高くて甘い『讃岐みそ』を、いりこは旨味が濃厚な『瀬戸内産いりこ』を使いましょう。
【このグルメをおすすめするライター】
あなぶき興産 柴田
香川県:小豆島手延べ素麺
うどん県としても有名な香川県ですが、小豆島は奈良県の「三輪そうめん」、兵庫県の「揖保乃糸」と並ぶ、日本三大そうめん産地です。小豆島手延べ素麺として400年の歴史があり、そうめん用に加工された小豆島産のごま油を使用、天日干しにこだわるなど、昔ながらの素材と製法で作られています。
小豆島内には多くのそうめん製麺所があり、手延べそうめんが食べられるお食事処もあります。
するともう!びっくりするくらいの食感とコシ!それまで食べていた、糸のように細い素麺に慣れていたため、小豆島の手延べ素麺にはかなり衝撃を受けました。全然ちがいます!
特におススメなのが、『島の光』。
香川県のお素麺だからか、コシがあり、食感も食べ応えのある感じです。
ご存知ない方は是非みなさんも食べてみてください!
ライターおすすめ商品
おすすめ商品名 | 手延べそうめん 島の光(小豆島手延素麺協同組合) |
販売サイト | 小豆島手延素麺協同組合 手延そうめん |
「島の光」には赤帯と黒帯、それとオリーブの素材を練りこんだオリーブ麺があります。
赤帯は麺の断面が丸く、黒帯は四角っぽくて、食べ応えがあるのは黒だなぁと私は感じています。黒帯の四角っぽい断面が美味しい秘訣なのではないかと、私は勝手に思い込んでいます。
赤帯は私が住んでいる岡山でも夏になると販売されていますが、黒帯はあまり見かけません。
今はインターネットでも販売されているようです。
【このグルメをおすすめするライター】
マンション営業 芳野 加菜恵
徳島県:そば米汁
「そば米汁」は、徳島県の郷土料理で、「そば米雑炊」とも呼ばれます。「祖谷そば」で有名な徳島県西部の三好市祖谷地方の郷土料理だったものが、今では徳島県全域で食べられています。そばの実を粉に挽くのではなく実のまま食べる、全国的にも珍しいレシピで、プチプチとした食感と独特のそばの香りが楽しめます。
そば米以外の具材は、鶏肉とにんじん・里芋・大根などの季節の野菜とちくわや油揚げ、えびなど具沢山。昔は、山で捕まえたウサギ肉を使った汁物だったそうですが、現在では鶏肉を使うのが慣習となっています。
具沢山の汁物で、根菜中心の具材なら身体が温まる冬にぴったりの汁物に、葉物を中心にすると夏でもさっぱりと食べられる一品になります。お好みで、徳島名産のすだちの輪切りを加えると、さらにすっきりした味になるので、これからの季節におすすめです!
なお、当然ながらそばを使っているので、そばアレルギーのある方は食べないようにしてください。
そば米汁のつくりかた
材料
・そば米 大さじ8
・鶏もも肉 100g
・ちくわ 2本
・にんじん 1/2本
・干しシイタケ 2枚
・そのほか大根、里芋などお好みの野菜や油揚げなど 適量
・ねぎ、ミツバなど 少々
・かつおだし 2カップ
・こんぶだし 2カップ
・うすくちしょうゆ 小さじ2
・酒 小さじ2
・塩 少々
つくりかた
- そば米はたっぷりの熱湯でゆでる。
- 指でつぶれる程度になったら、ザルにうちあげてぬめりが落ちるまで水洗いする。
- 干しシイタケは戻して千切りにする
- 鶏肉・具材は一口大に切る。にんじんはいちょう切りか短冊切りに。
- こんぶとかつおのだし汁で鶏肉・野菜を煮る。
- 火が通ったらそば米を入れてひと煮立ちさせ、しょうゆ・酒・塩で味を調える。
【このグルメをおすすめするライター】
アルファジャーナル編集部 いちかわ
岡山県:えびめし
小エビがはいった真っ黒なピラフのうえに錦糸卵が基本型。お店によっては、ハンバーグやエビフライを乗せたり、オムライスに仕立てたりとバリエーションも豊富です。
発祥は東京のカレー店ですが、当時のスタッフが、故郷岡山に持ち帰ってアレンジを加え、岡山市北区奉還町にて開店して自身の店で提供したのが始まりだそうです。
具材は主に、ごはん、小エビ、玉ねぎ、グリンピース。これにデミグラスソースやカラメルソース、ケチャップ等の味付けがされています。
他県民の方からは、「見た目がそんなにそそられないね~」「本当に美味しいの?」なんて言われるのですが、一口食べてみるとその先入観はなくなってしまうこと間違いないです。
ソースの甘みがきいたご飯と、ぷりぷりとした小エビの触感のコラボレーションが何とも言えません。
騙されたと思って、是非一度挑戦してみてください。あっと驚くほどの美味しさですよ。
お取り寄せで食べよう
ソースも付け合わせも、店舗ごとに違いがありますので、ぜひ岡山で本場の味を食していただきたいと思います。
とはいえ、遠方でなかなか来れないという方には、お取り寄せがおすすめです。自宅で手軽に作れる「えびめしの素」や「えびめし用ソース」、冷凍食品などが販売されています。これらは岡山のお土産店でも売られていますし、ネット通販でも入手可能です。
遠方の方は、ぜひ自宅で作ってみてください!
【このグルメをおすすめするライター】
マンション営業 大嶋
九州エリア
佐賀県:ミンチ天
ミンチ天は、玉ねぎなどの野菜が入った魚のすり身にパン粉をつけて揚げたもの。コロッケのようにも見え、エリアや販売店によっては「おさかなコロッケ」などと、呼ばれています。
ちくわや丸天などと一緒に練り物屋さんやスーパーなどで100~200円ほどで販売されています。
唐辛子が入ったちょっとピリ辛のものが多いので、おつまみにおすすめです。子どものおやつには、カレー風味やチーズが入っているものにするといいですよ。
ライターのおすすめ商品
おすすめ商品名 | 馬郡蒲鉾のミンチ天 |
販売サイト | 馬郡蒲鉾:佐賀県の老舗蒲鉾店 |
佐賀だけでなく福岡のスーパーなど幅広く販売されているので、馴染みのある人が多い商品です。
魚のすり身は薄く、中に入っている野菜の存在感をほとんど感じませんが、そこがこの商品のおすすめポイント。重たくなることなく気軽に間食やおつまみとして食べられます。
ピリっとした辛さがあるので、マヨネーズに醤油をたらし、それをつけながら食べるのがおすすめです。
トーストに千切りキャベツと一緒にはさんで、ミンチ天サンドにするとおいしいですよ。
【このグルメをおすすめするライター】
鹿児島県:あくまき
あくまきは南九州地方で端午の節句の時期に食べられる郷土菓子の一つです。
材料は、もち米、孟宗竹(もうそうちく)の皮、灰汁(あく)を使います。
灰汁(あく)とは、草や木を燃やしたあとの灰を水に浸してできる上澄み液のこと。
出来上がったあくまきは、輪切りにし、きな粉砂糖や黒砂糖、黒蜜につけて食べると美味しいです。
もとは1600年の関ヶ原の戦いの際に、日持ちする兵糧として作ったのが始まりといわれています。
あくまき自体には味が少ない為、自分好みの調味料をさがすことが楽しみの一つです。
もち米のぷるぷる・モチモチとした食感を、ぜひ一度味わってみてください。
お取り寄せで食べよう
手に入りにくい材料が多く時間もかかるため、ネット通販などでお取り寄せをして食べるのがおすすめです。
食べ方
輪切りに切り分け、きな粉砂糖や黒砂糖、黒蜜などをつけて食べます。
常温でもおいしいですが、冷やして食べるとより一層おいしくなります。
【このグルメをおすすめするライター】
マンション営業 赤﨑
おうちでご当地グルメを堪能しよう
今回は自宅でも食べられる、アルファジャーナルのライターおすすめのソウルフードをご紹介しました。
全国的に知られている定番の食べ物以外にも、地元民がぜひおすすめしたい食べ物がたくさんありますよね。最近ではインターネット通販でお取り寄せをして、家にいながら各地のご当地グルメを楽しめるようになっています。
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