住まいは人生の中でもっとも大きな買い物のひとつです。それゆえに、住まいの購入を検討しようとしたときには、既に購入して住んでいる人の体験談や生の声が気になるという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現役のマンション営業マンでもある私が「マンションを購入して良かった」と思っていることを紹介します。マンションを購入するにいたった経緯や、10年ほど実際に住んでみて良かったことを、いち生活者として、またマンション営業マンとして皆さんにお伝えし、これから購入する皆さんの後押しになれればと思います。
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私がマンションを購入したいきさつ
「家賃がもったいない」「家が狭くなった」「子供のため」など、マンション購入を検討し始めるキッカケは様々あります。しかし私の場合は、購入当時は独身だったのでそのいずれでもなく、むしろ勢いで購入した部分が大きかったように思います。
当時の私は、後に購入することになるマンションの販売に携わっていました。そのマンションは立地や住環境が良く、何よりも私の出身地だったこともあって、お客様に販売をしながら「いつかは自分もこんなマンションに住みたいな」「ここに実際に住んだらどんな感じだろう」と考えていたものです。
しかしその時は、ただ「住めたら良いな」と思うだけで、実際に購入を検討するまでには至りませんでした。
そんなある日、上司から購入を勧められるという転機がやって来ます。
「いつかは住みたい」という遠い未来の話(と私は思っていました)がにわかに現実性を帯び、もともとそのマンションを気に入っていたということもあって購入を検討することにしました。検討に入ってから購入の決断までは早く、なんとその日のうちに購入することに。ほぼ勢いで決めたような状況ですが、日ごろ感じていた「いつかはこんなマンションを購入して住みたい」という気持ちが大きな後押しになったと考えています。
マンションを購入して良かったこと
そんな風に購入を決断したマンションに住んで10年あまり。この間に「購入して良かった!」と実感したことを紹介します。
【良かった!その1】部屋が広くて設備が良いから、生活にゆとりができた
一番は部屋が広くなった、設備が良くなったということです。
賃貸暮らしの時に比べて部屋数が増えたので、寛ぐときはリビングルーム、就寝時にはベッドルーム、季節家電など大型のものを収納するための部屋など、用途ごとにスペースを割り振って使えようになりました。
またビルトイン食器洗い乾燥機や宅配ボックスなど、賃貸物件にはなかった設備がついているので、家事の負担が軽減されたり、宅配物の受け取りを気にしなくても良くなったりと、生活にゆとりも感じられるようになりました。
【良かった!その2】キッチンが広くなって料理をするのが楽しくなった
私は学生時代に飲食店でアルバイトをしていたこともあって料理が得意、基本的に自炊派です。しかし賃貸時代の部屋はコンロは1口、調理スペースや流しは狭く作業しづらいので、思いきり腕をふるうことができませんでした。
でもマンションはキッチンが広く、しかも使いやすい工夫がされているので、今まで以上に料理が楽しくなりました。一人暮らしなので一気に何品も作るということはなかったのですが、それでもスペースが広くなることで作業を同時進行でき、調理時間が短時間で済むというメリットもありました。
【良かった!その3】生活に必要なものが徒歩圏内で揃うから、日常生活が便利になった
マンション購入を検討するにあたっては、立地を重視する人は多いでしょう。私が購入したマンションも立地が良く、生活を始めてすぐにその便利さを実感するようになりました。
私の場合は通勤は車、日ごろから電車を利用する事はほとんどないので、駅近のマンションではありません。しかしスーパーやコンビニ、ドラックストア、繁華街が歩いて行ける範囲に点在しているので、日常の買い物がとても便利になったのです。また教育施設や公園なども徒歩圏内にあるので、将来、家族が増えて子育てをするときにも安心だと思っています。
【良かった!その4】住宅ローンの支払いが始まって、無駄使いがなくなった
マンション購入後、引渡しとともに始まるのが、毎月の住宅ローンの支払いです。
私の場合、毎月の家賃支払いよりも、住宅ローンの支払額がかなり上がりました。上がった分以上にメリットがあり、また無理な支払い計画にはしていなかったので、支払っていくこと自体には問題はありませんでした。
とはいえ、住居費が増えたことには変わりないので、生活の見直しをすることに。その結果、自分で気付いていなかった無駄遣いを発見し、その分を住宅ローンの支払いに回せることが可能となりました。このように生活を見直せたことも、購入して良かったと感じた点です。
【良かった!その5】セキュリティ充実&維持管理が簡単で、転勤になっても安心
私の仕事には転勤があります。マンション購入後にも転勤の辞令が出て、マンションに住めない時期がありました。その場合は必要な荷物だけを搬出して転居し、空き家状態のマンションには2、3ヶ月に1回のペースで様子を見に帰ることになります。
マンションは建物全体の維持管理は管理組合が行いますので、自分が不在でも建物の傷みや不具合の心配をせずに済んだのは良かったです。また建物全体のセキュリティも充実しているので、安心して留守にすることができました。
【良かった!その6】なんといっても「自分の家」という安心感が得られる
マンションを購入して良かったことはたくさんありますが、もっとも大きいのが「自分の家」=「自分の城」を手に入れたという安心感や満足感を得られたことです。
賃貸時代は「仮の住まい」のような感じで落ちつかないことがありましたが、「自分の城」ができて以降は、早く家に帰ってゆっくり過ごしたいと思うようになりました。
住宅ローンの支払いに対する不安が全くなかったと言えば嘘になりますが、その不安よりも「生活の基盤ができた」「老後に住む家がある」といった安心感の方が大きかったのです。
「購入して良かった」を実現するための、マンション選びのポイント
以上の自分の体験を踏まえて、「購入して良かった」を実現するために重要なことは、マンション購入を検討したキッカケを大切にすることだと強くお伝えしたいと思います。
例えば車を購入する時には「車の調子がわるい」「車検が近い」「カッコいい車に乗りたい」といったキッカケがあります。
同様にマンション購入にも「家族が増えて狭くなった」「家賃がもったいない」「家が古くて不便」などの検討にいたるキッカケがあるはずです。そのキッカケを解消できるマンションを選ぶと「購入して良かった」と必ず思えるはずです。
具体的には
- 家族が増えて狭くなった→単純に部屋数を増やすだけではなく、収納が多い・家事動線が良い間取りを検討してみる
- 家賃がもったいないと思うようになった→現在の家賃から支払いがどれくらいまで増えても大丈夫か、生活を見直して予算を検討する
- 家が古くて不便→自分の生活にとって必要な設備が付いているマンションを選ぶ
- 便利な場所で生活したい→自分の生活範囲や通勤など、希望や条件に合う立地にあるマンションを選ぶ
といった具合です。
とはいえ実際に購入を検討し始めると、「実はマンションではなく戸建の方がいいのではないか」「利便性が高い街中より、静かな環境の郊外の方がいいのではないか」「予算はこれぐらいまでしか出せないな」など、様々な条件が出てきて悩むことになります。そんな時は購入を検討したキッカケを振り返りましょう。現状の住宅の不満を解消してくれるマンションであれば、「良かった」と思えるマンション購入に必ず繋がります。
まとめ
マンション購入には、様々な検討キッカケや決断の理由、タイミングがあります。
私自身は「いつかはマンション購入して住んでみたい」というキッカケで購入したのですが、購入した自分の家に住む感覚は賃貸に住んでいる時とはまるで違い、本当に購入して良かったと思っています。
ただマンションは大きな買い物ですので、迷うことが多かったり、なかなか踏み切れないことがあるのは当然です。そんな時は原点に立ち戻って、購入を検討するキッカケを思い出してみてください。そのキッカケを解消してくれるマンションは、購入して良かったと思えるマンションだと思います。
気になるマンションがあったらモデルルームに足を運んで、現状の住宅の不満を解消できる住まいか確認しにいきましょう。
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