マンションを購入する際に、何階を選ぶか迷う方は少なくありません。そこで、あなぶき興産の新築マンション購入者を対象に、階数選びの決め手や実際の住み心地についてアンケート調査を実施しました。
高層・中層・低層の階層ごとに、良かったことや困ったこと、選んだ理由などをうかがったところ、「駐車場へ移動しやすい(1階)」「水害時に浸水の心配がない(2〜3階)」「エレベーターが停止の時も歩ける(4〜6階)」などのリアルな声が聞けました。
階数ごとの傾向では、次のような意見が挙げられています。
- 低層階(1〜3階):階段が利用しやすく、駐車場やゴミ置き場へのアクセスが良い
- 中層階(4〜6階):眺めが良く価格もリーズナブル、階段も利用しやすい
- 高層階(7階以上):周囲にさえぎるものがない眺めに満足、周囲の音が聞こえにくい
また、調査では「階段とエレベーター、どちらを使う?」「虫の害は何階まで?」といったことも深掘りしています。これからマンション購入を検討される方は、ぜひ参考にご覧ください。
<アンケート概要>
アンケート名:マンションの階数に関するアンケート
回答期間: 2025年5月23日~5月31日
回答数:175人
対象者:アルファあなぶきStyle会員(あなぶき興産の新築分譲マンション購入者 )
- 【回答者の年齢】
回答者の年齢(N=175) | |
---|---|
20代以下 | 4人(2.3%) |
30代 | 21人(12.0%) |
40代 | 48人(27.4%) |
50代 | 49人(28.0%) |
60代 | 40人(22.9%) |
70代 | 13人(7.4%) |
回答者を年代別に見ると、もっとも多かったのは50代(28.0%)、次いで40代(27.4%)、60代(12.0%)となっています。
- 【回答者の同居する家族構成分布】
同居する家族構成(N=174、無回答を除く) | |
---|---|
本人のみ | 52人(29.9%) |
配偶者、パートナーとの2人 | 60人(34.5%) |
未就学児を含むファミリー | 19人(10.9%) |
小学生以上の子どもを含むファミリー | 34人(19.5%) |
その他 | 10人(5.2%) |
実際にお住まいになる方を見ると、「配偶者、パートナーとの2人暮らし」が34.5%ともっとも高く、「本人のみ」(29.9%)が続きました。
- 【回答者の階数分布】
購入したマンションの階数(n=165 無回答を除く) | |
---|---|
1階 | 3人(1.8%) |
2~3階 | 35人(21.2%) |
4~6階 | 51人(30.9%) |
7階以上(最上階を除く) | 63人(38.2%) |
7階以上(最上階のみ) | 13人(77.9%) |
今回のアンケートの回答者は「最上階」は13人、「1階」は3人と少数派でした。階数選びを考える際に、「上下階への音の影響」を懸念する人は多いと思いますが、今回のアンケートでは「上下階に住戸がある」という方(106人)からもご回答をいただいています。
それでは各階層ごとに、回答者から集まった声をご紹介します。
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1階を選んだ決め手、良かったこと、困ったことは?
まずは、1階を選んだ方々に、住み心地をうかがいました。アンケート回答者の3人は、とても良い「6」「5」をつけていることから、住み心地にとても満足されている様子です。
続いて、具体的に購入に至った決め手や住んでみて良かったこと、困ったことを伺いました。
1階を選んだ決め手
1階を選んだ決め手で3名の回答者が一致したのが、「駐車場への移動のしやすさ」でした。そのほかには、「上下階の音の影響」「防犯性が高い」といった回答などが挙げられています。また、庭やルーフバルコニーなどの特別仕様が決め手になった方もいました。
1階で良かったこと
1階で良かったこととしては、次のような意見が見られました。
- テラスから直接専用駐車場に行けるのがとても便利。小さい子どもがいて、荷物も多く、前に住んでいたアパートが部屋から駐車場までが遠くて大変だったので本当に便利になりました。(30代)
- 駐車場が近い(30代)
- 駐車場やエントランスやゴミステーションへのアクセスの良さ。下階に気を遣わずに済む。(50代)
すぐに駐車場やゴミ置き場へ行けるのは、1階ならではの利点でしょう。荷物が多かったり重かったりしても、すぐ部屋に運ぶことができます。
1階で困ったこと
逆に、1階で困ったことについては、一つだけコメントが寄せられました。
- 虫。テラスに蜂の巣が作られかけたり、テラスに虫が出ることがあり、少し気になります。虫除けグッズを置いて対策しています。(30代)
1階だと虫が多いというのは、懸念されている方が多いかもしれません。では、実際のところ、1階だと虫が多いのか。これについては別途アンケートを取っていますので、後ほど詳しくご紹介します。
なお、アンケートでは「防犯対策を独自に行っているか?」という質問もありましたが、行っている人はいませんでした。マンション自体の防犯設備があることから、防犯面に不安を抱く人は少ないかもしれません。
2〜3階を選んだ決め手、良かったこと、困ったことは?
続いて、同様に2〜3階の回答結果も見ていきましょう。
住み心地については、回答者21人のうち、6割強にあたる人が「6」「5」となりました。「4」を含めると、9割以上が住み心地が良いと評価しています。
では、具体的な決め手や、住んでいて良かったこと・困ったことについて見ていきましょう。
2~3階を選んだ決め手
2〜3階を選んだ決め手としてもっとも多かったのは、「階段が利用可能」(24人)という回答でした。さらに「価格(19人)」、「災害時の安心感」(16人)と続きます。万が一、災害時にエレベーターが止まったとしても、階段で移動しやすいことが安心感にも繋がっているのでしょう。
2~3階で住んで良かったこと
2〜3階に住んで良かったことについて伺ったところ、以下のような声が多く挙がっていました。
- 階段での上り下りが基本でエレベーター待ちが無いのが案外楽だなと思う(50代)
- 階段が使えるので、エレベーターを使わなくて済む事。(50代)
- 階段もエレベーターも使用できる。(40代)
決め手と同様に、エレベーターだけでなく階段を利用できることにメリットを感じている方が多いようです。また、「エレベーターを使わなくても良い階数なので、階段がちょっとした運動になって良いです(50代)」と、階段の上り下りが運動になるという意見も見られました。
さらに、「出入で荷物が多い時は階段がつらい時がある(メリットのほうが大きいが)。年齢があがるとエレベーターを使うことになりそう(30代)」という意見も。荷物の運び込みや将来のことを考えた際、階段とエレベーターの両方を使えることに対する安心感がうかがえます。
次に見られたのは、「音のトラブルがない」ということ。具体的には、以下のような声が寄せられています。
- 階下に住人がいないため、子供の走り回る音でのトラブルがない。(隣室や上の階からも今の所なし)(40代)
- 下に住んでいる人がいないのは音の心配がなく快適(30代)
- 物音を気にしなくて良い(60代)
これらのメリットを挙げられている方々は、階下が住戸ではなくエントランスや駐車場になっているマンションなのでしょう。実際に騒音になるというより、物音を気にしなくて済むという心理的な面が高く評価されているようです。
また、自然環境に関する意見も見られます。
- 水害時に浸水の心配がない(50代)
- 夏場は屋根からの温度上昇がないので、エアコンが効きやすい(50代)
- 日当たりは良い(40代)
近年は気象変化が激しく、大雨からの浸水リスクは心配な方が多いでしょう。そのほかには、「眺望はまあまあ良い(70代以上)」「防犯面の不安がない(30代)」等の声も上がりました。
2~3階で困ったこと
一方、2〜3階に住んでみて、以下のようなことで困ったという声もあります。
- 防犯面(30代)
- 日当たり時間の短さ。(50代)
- 上の階の騒音(40代)
- 隣のソーラーパネルが冬の間、まぶしい。景観を損ねる(50代)
- 眺望。前に4階建があるため(50代)
周辺の建物の状況にもよりますが、2〜3階であればある程度日当たりや見晴らしが確保できるようになります。しかし、高層階に比べるとやはり周囲の建物の影響を受ける可能性が高く、困ったという声もありました。住まい選びの際は、部屋からの眺望や周辺建物の建ち方などを十分に確認するようにしましょう。
4〜6階を選んだ決め手、良かったこと、困ったことは?
続いて、中層階に当たってくる4〜6階についても、購入された方々の声をご紹介しましょう。
住み心地については、アンケート回答者42人のうちの66.7%が「6」「5」を選択。「4」を含めると85.7%が住み心地が良いと評価しています。
4~6階を選んだ決め手
※引き渡しを受けていない(建築中)人を含む、回答者数54名
選んだ決め手として、もっとも多かったのは「価格」(28人)でした。同じマンションなら、高層階と比べてリーズナブルということでしょう。また、2〜3階と同様に、「階段が利用可能」(26人)も約半数の人が選んでいます。
4~6階で良かったこと
4〜6階で、まず良かったことに挙げられたのが「階段を利用できる」という点。特に2〜3階に比べると、エレベーターと併用できることへのメリットが大きいようです。中でも目立ったのが、「エレベーターが使えない時がある」という指摘でした。
- エレベーターを使用できない時が思ったよりあるため、階段が使える階数で助かった事がある(40代)
- エレベーターが点検等で利用できない時等階段を利用する際、限度的にちょうどよい。(60代)
- エレベーター停止時でも歩いて登れる階数にしてよかった。(70代以上)
たとえ災害時ではなくても、定期点検などでエレベーターが使えなくなることがあります。そうした際、4〜6階なら階段を使っても苦にならないため、選ぶ方が多いようです。なお、歩くことへの負担については、「もう1階高い階でもよかった(60代)」という声もありました。
続いて、「眺望の良さ」についても多くの意見がありました。
- 眺望もまずまずで満足。(60代)
- 高すぎず、低すぎず だと思います。(60代)
- 景色が綺麗(30代)
高層階ほどの眺望ではないものの、十分に外の景色を楽しめている様子が伺えます。そのほかには、「向かいの家の視線が気にならない高さ(40代)」「風通しが良い(40代)」といった意見も見られました。
4~6階で困ったこと
4〜6階で困ったこととして多く見られたのが、景観の問題です。
- 目の前に5階建てのマンションがあるため、もう少し上の階だったら景色が良かったかも。(40代)
- 窓の外の目の前に電線があったのは想定外だった。(60代)
- 住んでから数年後に、眺望の良かったベランダのある側にホテルやマンションができて、自然の景色があまり見えなくなった。緑(遠くの山や木々)が見えにくくなった。(70代以上)
電線や住み始めてから建設される建物は、なかなか想定できないものです。最近では、各階の眺望をドローンで撮影した映像があるなど、中層階でも建物完成前にイメージできる場合があります。また、「バルコニーの目の前に大きな敷地がある」「建て替えが必要そうな建物がある」などを確認しておくと、住み始めてから建設される建物の予測がある程度は可能です。気になる場合は、不動産会社の担当者に相談してみるとよいでしょう。
また、エレベーターについても、次のような問題が見られました。
- エレベータ待ちが気になることがある(50代)
- たまにエレベーターが来ない(2台あるが下に行きたいのに1台上に移動しているともう1台は動かず、動いているエレベーターを待たなくてはいけない)(50代)
特に通勤通学の時間帯はエレベーターが混雑し、乗れるまで時間が掛かることがありそうです。
そのほか、「風が強い日は洗濯物が飛びそうな時がある(40代)」という声も。階が上がるほど風は強くなりやすいですが、実際に住んでみたからこその気づきではないでしょうか。
7階以上(最上階を除く)を選んだ決め手、良かったこと、困ったことは?
続いて、最上階を除く7階以上を選んだ方々の意見を見ていきましょう。7階以上を選んだ方は63人。「朝カーテンを開けると視界をさえぎる建物がないので、とても清々しい気持ちになれます(60代)」という意見も見られるように、マンションによっては高層階に当たる階層です。
最上階を除く7階以上と回答した51人のうち、「6」「5」を選んだ合計は74.5%。「4」を含めると92.2%が住み心地が良いと評価しており、低・中層階より住み心地がいいと答えた人が多い傾向です。
7階以上を選んだ決め手
※引き渡しを受けていない(建築中)人を含む、回答者数63名
7階以上となると、最上階でなくても見晴らしがよいものです。決め手になったことの第1位も「眺望の良さ」(46人)と、全体の約7割の方が選びました。続いて4割以上が、「日当たりの良さ」(28人)と「防犯性が高い」(26人)を選んでいます。
7階以上で良かったこと
7階以上で良かったことには、多くの方が決めてと同じ「眺めの良さ」を挙げています。
- とにかくベランダ・リビングからの眺望が素晴らしく、とても気に入っています。(60代)
- 四季折々の眺めの良さ(60代)
- 城が部屋から見える(60代)
- 眺望がよい。遠いけど花火が見えることがある。夕陽がきれい。(50代)
- 周りに高い建物がなくとても眺望が良いです。大好きな新幹線が見えます。バルコニーも広く文句の付けようがありません。(60代)
- 戸建てが多い住宅街だが、目線の合う住宅がすぐ近くになく開放感がある(40代)
- 窓がたくさんで見晴らしがよい 気持ち良い 風の通りが良い(70代以上)
眺めが良いというだけでなく、「視線を遮るものがない」という意見も見逃せません。また、周囲の音や視線についても、以下のような声が見られます。
- 周囲のマンション等からの視線もあまり気にならない(30代)
- 上層階だったので静かな生活が楽しめた。(人の出入りや道路の車の音など)(40代)
高層階になるからこそ、周囲の建物からの視線、車の音や人の出入りなどの音が気にならなくなる傾向が見られます。その他に多かった好意的なご意見としては、「虫が来ない」という点が挙げられます。一方、「こんなに虫が来るとは思わなかった」というコメントも見られるため、虫を見かける頻度はマンションによって違いがあるようです。こちらについては、後ほど階層ごとの意見で詳しくご紹介します。
7階以上で困ったこと
7階以上で困ったことについては、エレベーターの問題がもっとも多く見られました。
- エレベーターがなかなか捕まらない(20代以下)
- 通勤・通学時間のエレベーターが混んでいた。(40代)
- エレベーターの待ち時間。(30代)
- エレベーターの待ち時間が長くかかる時がある。高い階なので階段だと長すぎる。(50代)
また、「今はないが、足腰が衰えた時にエレベーターが止まったり、災害になると厳しいかもしれない。(40代)」と、万が一の状況を心配する意見もあります。
続いて、高さがあるからこそと言える、想定外の来訪者もあるようです。
- ここまで鳩などの鳥、カメムシやセミ、トンボなどが来るとは思わなかった。バルコニーが汚れる。(50代)
- ベランダに鳥が止まること(30代)
また、以下のような声からは、風の感じ方が低層階と変わってくることも伺えます。
- 強風のとき風の迫力を思ったより強く感じること。音などが大きく聞こえるせいかもしれない。(60代)
- 台風や風がきつい日は風向きにもよりますが、遮るものがないので風の音がすごい。(40代)
最上階を選んだ決め手、良かったこと、困ったことは?
最後に、最上階を選んだ方々の声を見ていきましょう。アンケートには、13名が答えてくれました。回答者の住み心地に関しては、「6」が30.8%、「5」を加えると8割強となる高評価です。
具体的な決め手も、先ほどの7階以上と比べて、最上階ならではの特徴が見られます。
最上階を選んだ決め手
※引き渡しを受けていない(建築中)人を含む、回答者数13名
もっとも多かったのは「眺望の良さ」(11人)。8割を超える人が決め手に挙げました。次いで、「日当たりの良さ」(9人)「上下階の音の影響」(8人)が続きます。
最上階で良かったこと
高層階の中でも最上階になると、眺めの良さは文句なしのようです。また、実際に暮らしてみたからこその声として、次のようなものが見られました。
- 上の階はないので静かです。富士山の頭が見える。(70代以上)
- 隣のマンションと高さがかぶらないので、日当たりがよい。また、人の目が気にならない(40代)
- 最上階のため、上の階の騒音がない。(40代)
- とにかく明るい。見晴らしが良く優越感がある。(50代)
- 最上階なので階上の物音が無い。最上階だが思ったより暑くない。見晴らしが良い。(50代)
- 一番上の階なので、眺めが良い。静か。(50代)
見晴らしが良いことに加え、上の階の物音がないことから、より一層の開放感が生まれるようです。
最上階で困ったこと
最上階での困りごとには、以下のような意見が挙げられています。
- 最上階だったのでエレベーターの点検時に上がったり下りたりする時に大変だった。(60代)
- エレベーターの待ち時間が長い。夏暑い。地震の揺れが大きい。(40代)
最上階の場合、エレベーターが点検時などで止まると、階段での上り下りが大変になることが推察されます。また、地震の揺れについては、気になる方が多いかもしれません。地震による揺れの影響は、一般的に上層階ほど大きくなると言われます。
一方、「玄関側にあった隣のビルが無くなり、吹き曝しとなり、ドアと玄関側の居室の窓ガラスの日焼けや汚れが気になるようになった(50代)」という意見も見られました。
最上階は暑い?暑くない?
「最上階は暑いのか?という疑問がある。(50代)」という意見があったように、屋上からの暑さを気にする人も多いのではないでしょうか?今回のアンケートでは、最上階に居住する人13人に屋上からの暑さについて伺ったところ、もっとも多かったのは「感じない」という回答で9人でした。人によって感じ方は異なりますが、「実際に住んでみると暑いとは感じない」という人が多いようです。
階段とエレベーター、どちらを多く使う?
階段の利用についてアンケートを取ったところ、1階〜6階だけでなく、7階以上でも階段を使うことがあるという回答が見られました。それでは実際のところ、階段とエレベーターのどちらを多く使うのでしょうか。
まずは、階層ごとに日常生活での階段の利用状況をまとめたグラフをご覧ください。「階段のみを使用」「エレベーターよりも階段が多い」という意見が、2〜3階では約5割、4〜6階でも1割近くいました。実際「階段、エレベーター使用を臨機応変に使えている(60代・4〜6階)」「階段がちょっとした運動になって良いです(50代・2〜3階)」といったコメントも見られています。
続いて、階層ごとに見ていきましょう。
低層階(2~3階)
低層階では「エレベーターよりも階段が多い」という回答がもっとも多く、全体の4割を占めました。また、「階段のみ」というかたも9.5%いらっしゃいました。階段をメインとしながら、エレベーターを併用する様子がうかがえます。
「小さい子供が無理なく登れる階数(30代)」「エレベーターを待たなくてよい。(30代」といったコメントが寄せられています。
中層階(4~6階)
中層階になると、エレベーターをメインで使う人が増えてきます。「エレベーターのみ」と「エレベーターが多い」の合計で、全体の6割近くを占めました。
とはいえ、エレベーター派の中には、「エレベーターを使っても後ろめたくない。階段でも苦にならない(40代)」「階段、エレベーター使用を臨機応変に使えている。(60代)」と、階段も活用している様子もうかがえます。また、少数派である階段派の意見では「もう一階高くてもよかったかもしれない。(60代)」という声もありました。
高い層階(7階以上)
高層階になると、6割以上が「エレベーターのみ」となります。とはいえ、「非常時のために 階段の登り降りをしてみたが、ギリギリ可能だった。(70代以上)」と、階によっては階段も併用することも検討しているようです。
また、この階層では「エレベーターの待ち時間や点検が気になる」という意見が目立ちましたが、利用頻度が高いからこそ気になるのでしょう。
害虫を見かけやすい階はある?
続いて、害虫についても伺いました。階層ごとの「良かったこと」「困ったこと」でも虫に関する声が見られましたが、どの階層でも「たまに見る」という程度がもっとも多くなっています。一方で、「見たことがない」という人も、全体の約2割に及びました。多少の差はあるものの、虫を見かけるかどうかは、あまり階層に左右されないという結果です。こちらも、階層ごとの意見を見ていきましょう。
低層階(1~3階)
低層階では虫が多い、と考えている方は多いかもしれません。しかし、アンケートへの回答では、「見たことがない」「ほとんど見ない」という声が少なくありませんでした。
中層階(4~6階)
中層階でも、多数が「たまに見る」「ほとんど見ない」という結果がでました。「よく見る」と答えた3人の方も、困りごととして虫の問題は挙げておらず、気になるほどではないようです。
高い層階(7階以上)
「たまに見る」がもっとも多かったのは、意外なことに7階以上の高い階層でした。先ほどの困ったことにも虫について触れられた声があったほか、「虫が思ったより高くまで飛んでくる(最上階、40代)」という意見もあります。そのため、事前に想定していたより多かったため、気になっているということのようです。
アンケートの結果からわかる、階数選びの注意点やポイント
アンケート結果から見えてきたのは、階数ごとの暮らしにはそれぞれのメリットとデメリットがあるということ。多くの方が、自分に合った階を選んでおり、結果として満足している様子がうかがえました。
今回の回答者による、階選びのポイントは次の通りでした。
1階 | 駐車場やゴミ置き場へのアクセスがよい。階下に住戸がないため、自分の家の音を気にしなくて済むのも◎ |
2~3階 | 階段が使え、防犯面でも安心。価格も魅力的。周辺環境や建物の立地などで日当たりや眺望が変わるので要チェック。 |
4~6階 | エレベーターだけでなく、階段も利用できて便利。高層階に比べて、価格もリーズナブルなところが魅力。 |
7階以上 | 眺めが良い、視界をさえぎるものがないという意見が中心。一方、エレベーターの待ち時間や点検での停止は要注意。「虫が意外と来る」という意見も。 |
価格や設備、立地などの条件は、マンションを購入するうえで重要なポイントです。しかし、生活スタイルや将来のライフプランを見据えておくことで、より満足度の高い住まい選びができるのではないでしょうか。是非、ご自身に合った階層を選び、快適なマンションライフをお過ごしください。
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