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マンションのメリット4選!一戸建てと比較して見えた選ぶべき理由
リサーチ・体験談

マンションのメリット4選!一戸建てと比較して見えた選ぶべき理由

家族が増えて家が手狭に感じたとき。
周囲の友人や同僚から「マイホーム購入をした」なんて話を耳にしたとき。
様々なきっかけから「そろそろマイホームについて考えよう」と思い立っても、一戸建てが良いのかマンションが良いのかわからない…という方は多いのではないでしょうか。

「自分にはどんな家が合っているのだろう?」と考えたとき、マンションという選択肢はありなのだろうか? マンション生活って一体どのようなものだろうか? など、気になることはありますよね。

今回は、生まれてからずっとマンション暮らしをしてきた筆者だから感じる、マンションの魅力を様々な視点からお伝えします。


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一戸建てと比較!マンションならではの4つのメリット

1.セキュリティと設備の充実

セキュリティ体制の実現

マンションのメリットとしてよく上げられるのが「安全性が高い」ということです。
最近のマンションでは、24時間体制の警備会社と提携したセキュリティ体制をとっている新築物件が多いようです。これに重ねて、オートロックシステムがあることで一定ゾーンより先に入るには、認証が必要となるほか、敷地内に設置されている監視カメラの導入も、よりセキュリティ性を高めるポイントです。

もちろん、一戸建てでも監視カメラの設置やセキュリティシステムの導入は可能です。しかし、マンションであれば管理費の中に組み込まれて自動的に支払っているセキュリティ費用が、一戸建てでは別途かかってくるので、注意しなければなりません。

また、マンションならではのポイントとして、管理人さんの存在があげられます。必ずしも全ての物件に管理人さんがつくわけではないですが、管理人さんのいる物件では、監視カメラ等の機能に加え、人の目があることでより防犯性が高まります。筆者自身、出かける時や帰宅時に管理人さんの「こんにちは」「こんばんは」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」といった声を聞くことで安心することができました。

宅配ボックスで不在時も荷物の受取が可能

「日中は留守が多く、いつも荷物の再配達手配をするのが面倒だなあ」などという声をよく耳にします。そんな時に活躍するのが宅配ボックスです。
宅配ボックスを備えているマンションであれば、不在時には荷物を共用の宅配ボックスに保管し、お届け伝票は郵便受けに入れてくれるので再配達の手間がかかりません。ただし、生鮮食品やクール便扱いのもの・宅配ボックスに入りきらないものに関しては持ち帰りされてしまうので、再配達の手続きが必要です。

最近では、お部屋のインターホンと連動している宅配ボックスもあり、たとえ郵便受けを見忘れても、インターホンの表示で荷物の到着を知ることができる機能もあるようです。

エレベーター利用で楽ラク

エレベーター利用で楽ラク
マンションのような階層の高い建物ではエレベーターが必要ですよね。
みんなに使う権利があるので、2階でも10階でも、荷物は楽にお部屋まで運ぶことができます。階段での昇降が負担になる方や車椅子を利用される方も、安心して2階以上のお部屋に住むことができるのです。高層階に住むことができるのは、マンションだからこその魅力のひとつですね!
もちろん階段も設けられているので、少し運動がしたい時は階段利用もおススメです。

24時間換気でお部屋の空気の入れ替えを

2003年に建築基準法の改定があり、すべての建物に24時間換気システムの設置が原則として義務化されました。マンションのように気密性の高い建物では、常に換気をすることでカビ防止にも繋がります。また、24時間換気システムがあることで空気の循環がされ、シックハウス症候群の予防も効果が期待されています。

筆者も経験がありますが、マンションは気密性が高いため、玄関扉が重くて開かない・鍵がかかりにくいことがあります。これは、玄関扉や窓、給気口を閉めたまま換気扇などで排気を行うことで、室内の気圧が下がり、外の空気が中に入ろうとドアを押し付けるため。室内外の気圧差でドアが重くなっているのです。24時間換気を利用すれば、空気の入れ替えを行うことができ、このような事態も防ぐことができるのです。

参考記事
【24時間換気システム】電気代・お手入れを知ってもっと有効活用しよう

2.管理はお任せでお手軽

共用部分はマンションで管理

毎日の暮らしの中で気になるのが外回りのお手入れ。一戸建てでは部屋の中はもちろん、お庭や駐車場の維持・管理をすべてご自身で行う必要があります。では、マンションではどのようなお手入れが必要なのでしょうか。共同住宅ではエントランスやゴミ置場、駐車場などの掃除が気になるところですね。

マンションでは敷地が「専有部分」と「共用部分」にわけられており、いわゆるお部屋の中が「専有部分」、その他の部分を「共用部分」といいます。エントランスやゴミ置場、駐車場などは共用部分に該当しますが、この共用部分は、管理会社のサポートのもと、マンション全体でお手入れをするため、個人がすべての掃除や共用部分の電球交換などをする必要がありません
ただし、共用部分であっても、バルコニーや専用庭などは、その入居者が専用使用を認められている部分なので、普段のお手入れは入居者で行う必要があります。

3.資産性が高い

資産性が高いマンション

売却という選択肢

筆者は新築マンション販売の仕事をしているため、お客様からマンションや一戸建ての売却についての質問されることがあります。
マンションは比較的資産性が高いといわれますが、その理由のひとつに「法定耐用年数」があげられるのかもしれません。

法定耐用年数とは税法上の耐用年数のことで、「資産の種類」「構造」「用途」別に減価償却資産が利用に耐える年数のことをいいます。
木造一戸建て住宅は法定耐用年数が22年なのに対して、鉄筋コンクリート造マンション住宅は法定耐用年数が47年と大きな差があります(参考:国税庁│主な減価償却資産の耐用年数表)。

耐用年数とはいっても、年数経過後も住宅として利用可能ではありますが、これほど耐用年数に差があることも、売却時のマンションの資産価値を高めているといえるでしょう。
築年数や状態によっては、新築当時とさほど変わらない価格で販売されている中古マンションを目にすることがあります。一度購入して資産として持っているマンションを売却し、新たなところに住むケースも珍しくはないのです。

賃貸という選択肢

せっかく購入したマンションなのに、家庭や仕事の都合で引越しをせざるを得ないこともあるでしょう。転勤の場合などでは将来的には戻ってこれる見込みもあるので、売却してしまうというのももったいない…。そんなときは、購入したマンションを賃貸や定期借家に出して収入源にするという選択肢も考えられます。

気に入って購入したマンションです。いずれ、またマンションに戻って暮らせる可能性があるなら、売却はせず賃貸に出すことも検討しておきたいですね。ちなみにマンションを賃貸に出すときの家賃設定は、貸主側が決めることになります。新たな住まいの家賃以上の金額で貸し出したいところですが、賃貸仲介業者とよく相談して、周辺の家賃相場などを目安に、借りたいと思える家賃を設定するようにしましょう。

住宅ローンを利用している場合は、注意が必要です。
なぜなら住宅ローンは「自ら居住することを目的として低金利での融資が受けられる」という商品だからです。
したがって賃貸に出すときは金融機関へ相談をし、金利の高いアパートローン等への変更、または一括返済などをする必要があります。

4.生活しやすい快適空間を実現

フラットフロアで安心・安全

最近のマンションでは、お部屋の中のすべての段差をなくしたフルフラットフロアが主流となっています。居室部分の扉の開口部の枠をフラットに、バスルームでも水があふれない仕様を採用して最小限の段差となるように設計されています。加えて玄関前の段差も小さくすることで、1フロア全体のバリアフリー性を高めています。

またバリアフリーに対応しているマンションでは、エントランスの段差にスロープを設けたり、開放廊下に手すりを設置したりと、共用部分にも配慮がされています。

参考記事
必見!最近の分譲マンションのバリアフリー事情

気密性が高く寒暖差を削減

マンションは鉄筋コンクリート造が一般的のため気密性が高く、空間の広さもある程度限られているので一戸建てに比べるとお部屋の中の温度を保ちやすい構造になっています。

例えば冬の時期。お風呂に入るときに脱衣所や浴室内が冷えていると、部屋との寒暖差によって血圧が急激に変化する「ヒートショック現象」が引き起こされる可能性があります。
すべてのお部屋の温度差をなくすのはなかなか難しいかもしれませんが、気密性が高い構造を活かし、入浴の前には脱衣所の扉を開けて温度差を小さくするのもヒートショック現象を防ぐ方法のひとつです。

また、浴室暖房乾燥機がついている物件では、はじめに浴室や脱衣所を直接温めておくこともできますね。

戸締りは鍵ひとつで簡単に!

筆者がマンション生活をしていて、特に楽だと感じるのが戸締りです。
最近では、スマートフォンを使って一括で施錠を確認できる一戸建て向けのシステムもあるようですが、昔から一戸建てに住まわれている方からは、外出時の窓や玄関の戸締りと施錠確認が、いつも面倒で不安でもあるという声を耳にすることがあります。

マンションでは廊下に面した窓には格子の設置で侵入を防止、鍵が必要なのは玄関のみ。窓の数も限られているため戸締りをする箇所が少なく、お出掛けの際の戸締りに必要な時間がほとんどかからないのです。
共用部分にオートロックシステムを導入しているマンションでも、必要な鍵は玄関キーと同一であるケースが多く、荷物にもなりません。


マンション生活での注意点

マンション生活での注意点

マンションには管理費や修繕積立金が必要

一戸建てにはなくマンションにあるのが「管理費」「修繕積立金」の支払いです。

管理費は、エントランスホールや駐車場などのみんなが使用する部分の管理やセキュリティに使用される費用で、個人で管理がなされる一戸建てにはありません。もちろん、一戸建てでもセキュリティ会社との契約をすれば、毎月の費用は発生しますが、任意加入です。

修繕積立金は、共用部分を維持・修繕する為に定期的に行われる「大規模修繕」などに必要な資金を賄うのに毎月積み立てておくお金で、一戸建てでも将来的なリフォームや修繕に対して同様の費用が必要といえます。しかし、一戸建てではマンションのように強制的に積み立てがされるわけではないので、個人で管理を行う必要があります。

このようにマンションは毎月目に見えて費用が発生しますが、管理会社や管理組合の協力のもとマンションの維持管理がされているので、より楽に安心して過ごせるのではないでしょうか。

参考記事
分譲マンションの管理費と修繕積立金をかんたん解説

人任せだけではNG!みんなで作る快適空間

いくら管理費等を支払っているからといっても、すべてのことを任せていいわけではありません。マンションによっては管理会社に管理委託をせず、全てを住民主体で行う自主管理物件もあるので、注意は必要です。

また管理会社が運営を行うマンションでも、共用部分の掃除や手入れは基本的に行いますが、個人が破損したりや汚してしまったりした部分に関しては、責任をもって対処する必要があります。分からないことがある時は、管理員さんや管理会社に相談しながら対処しましょう。

参考記事
一戸建てからマンションへの住み替え前に知っておきたいポイント

みんなどうしてマンションを選ぶの?

意外と知られていない「自由設計可能な間取り」

外と知らない!?自由設計可能な間取り

マンション営業をしていて、お客様からよく驚かれるのが「間取り変更ができる」ということです。

マンションは販売されるときに既に間取りが決まっているので、複数の中から生活にあわせた間取りを選ぶようになります。立地や間取り・仕様設備が決まっているので、自由設計ができないと思っている方が多くいらっしゃいます。

しかし新築マンションでも、販売と建設を同時進行していて変更期限内であれば、間取り変更を受け付けていることもあります。配管の関係上、水まわり等のどうしても変更できない部分もありますが、構造上問題のない部分であれば、3LDKを2LDKに変更したり、洋室を和室に変更したりと自由に間取り変更が可能なのです。

中古マンションでも同様に、マンションの管理規約上および構造上において問題がない部分に関しては、リフォームで間取りを自由に変更することができます。

何ができて何ができないか、まずは営業担当者に確認してみましょう。

集合住宅だからこそ、人の目やルールがあってわかりやすい

「マンションにはルールがあるので大変そう」と思う方がいらっしゃるかもしれません。実際、マンションには多くのルールがあります。例えば「楽器等は早朝(●●時以前)及び夜間(●●時以降)に演奏してはいけない」「共用部分での紙たばこ使用の禁止」などがあげられます。

一戸建ての場合は、町内会でのルールがある場合もあります(※)が、すべての地域で共通する内容はありません。個人の道徳意識に任されている部分が大きいので、個人の価値感の違いが騒音や煙による近隣トラブルにつながることもあります。

それに比べてマンションの場合は、はじめから細かくルールが決められていることで、ものごとの責任の所在が明確になり、近隣トラブルを防ぎやすくする役割を担っているともいえるのです。

※マンションでも町内会に加入することができます。マンション全体でまとめて加入している場合もあれば、個別で加入する場合もあるので、マンションごとに確認が必要です。

資産として活用できる

モデルルーム見学に来られる方の中には「家を買っても転勤があるから」「将来は実家に帰ることが決まっているけど家賃は無駄かも」と感じている方がたくさんいらっしゃいます。しかし、実はそのような方が一戸建てではなくマンションを選択するケースは多くあります。

それは、一般的に価値が下がりにくいといわれているマンションを資産として購入、家での時間をより快適に過ごすためにマイホームとしてマンションに住み、転勤や実家に帰る時期が来たときには売却・賃貸に出すことで、資産として活用することができるからなのです。


実録!こんな理由で私たち、マンション購入を決めました

【ケース[1]本当は戸建に住みたいけれど】売却がしやすいからマンション購入を決めました

夫婦2人と小学2年生の娘がいる3人家族のAさん。
借家住まいを続けていたある日、Aさん家族は、同じ学校区の一戸建てとマンションを見学しました。

Aさん自身は一戸建て希望でしたが、その小学校区での一戸建てはAさん家族にとって予算オーバーだったため、どうしても一戸建てにするなら郊外立地を選択しなければならないことに。一方で奥様は元々マンション希望で、その上、マンションなら同一学校区で予算も検討範囲内でした。

不動産業者との話の中で、Aさんは過去の取引事例から、そのエリアではマンションが売却しやすいという話を聞きます。そこで、娘が独立するまでは利便性が良い今のエリアで、セキュリティの整ったマンション住まいを選択しました。
将来的に娘が独立した後は、立地もこだわらないため、マンションを売却して一戸建てを持つ夢を叶えられると考えたのです。

マンションというマイホームを手に入れた今でも、次は一戸建てという夢を持ちながらAさんはマンションライフを家族3人で楽しんでいます。

【ケース[2]住替えで不安を解消】老後の生活が安心できるからマンション購入を決めました

老後の生活が安心できるからマンション購入を決めました

家を建てて30年、子育てからも手が離れ夫婦二人で暮らすBさん。
今では部屋も余り、2階はほとんど使っていない状態。家のある団地は坂が多く「いつかは転んでしまうのではないか」と心配な上、買い物に出るのも車が必要なので将来を考えると不安に。

そんなBさんは、61歳の時にマンション購入に踏み切りました。
マンションではフラットフロアでの生活が実現し、またマンション周辺には利便施設が揃っているので、将来的に車を手放しても生活ができる安心を得ることができました。

以前のようなご近所付き合いがなくなるのではと心配していましたが、マンションには同年代の方が住んでいたり、日々管理員さんとも顔を合わすので、会話の機会もあり安心して毎日を過ごしています。


まとめ

マンションで暮らすメリット、気をつけておきたいこと、どのような方がマンションを選んでいるのか、などマンション生活について、さまざまな角度からご紹介しました。
それぞれのライフスタイルを考え、ぜひマンションでの暮らしも想像してみてください。

マンションがどのようなものかを実感したいなら、実際にモデルルームなどを訪れるのが一番です。まずは、ぜひ直接見て聞いて、感じてみてください。

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