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住宅ローンを組むときに生命保険を見直そう
お金・住宅制度

住宅ローンを組むなら生命保険を見直して支払いをラクに!

住宅購入では、多くの人が住宅ローンを利用します。住宅ローンを組む際にオススメしたいのが、生命保険の見直しです。住宅ローンには付帯の生命保険があり、現在の保険を見直すことによって、保険料を節約できることもあるからです。
住宅購入という大きな買い物をする時だからこそ、月々の支出を少しでも減らして、無理なく住宅ローンを返済していきたいものです。

今回は、ファイナンシャルプランナーとして数々の家計の相談に対応してきた筆者が、家計にゆとりをつくる、生命保険の見直し方について3回の連載でお伝えします。
第1回は住宅ローンに付帯する「団体信用生命保険」の解説と、現在の生命保険を見直す指針をご説明します。


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現在の生命保険の内容を確認しよう

生命保険の見直し

現在、生命保険料を年間どのくらい支払っているでしょうか。
生命保険文化センターの調査(2021年度「生命保険に関する全国実態調査」)によると、1世帯あたりの払込保険料の平均は年間37.1万円です(個人年金保険を含む)。月々3万円程度でも30年間支払うと1,146万円となり、生命保険料は家計において大きな支出であることが分かります。
※データ出典:生命保険文化センターウェブサイト:ひと目でわかる生活設計情報「生命保険の保険料は年間どれくらい払っている?

どんな保険に加入しているか忘れている場合も多いので、生命保険の見直しは現在の加入内容の確認からはじめていきましょう。

まず、現在加入している保険の内容がわかるものを準備します。途中で内容を変更していることもあるので、保険会社から年に1回届く契約内容のお知らせ、なければ保険証券や加入時の設計書などでも構いません。

チェックポイントは、保障の種類と金額です。
保障の種類は大きく分けて、「死亡・高度障害保障」「医療保障」があります。死亡の場合は、「病気での死亡」と「事故での死亡」で保障額が異なることがありますが、「病気での死亡」保障額を確認しましょう。医療保障は、「入院」「手術」「三大疾病」「骨折」など保障が多岐にわたるので、少し面倒ですが一つずつ書き出していきましょう。

加入者(被保険者)1人につき1枚の紙に書き出すと、「どこで(保険会社名)」「誰が」「どんな」保険に入っているかを整理できるので、見直しの際に役立ちます。


住宅ローンには団体信用生命保険が付帯する

団体信用生命保険(以下、団信)とは、ローン返済中に契約者に万一のことがあった場合、保険金をローンの残債に充てるための保険です。つまり、団信に加入していれば残された家族にローンが残ることはありません

団信について、詳細はこちらの記事をご覧ください。

住宅ローンの団体信用生命保険(団信)とは?仕組みを解説
住宅ローンは大きな額を長期にわたって返済するため、返済期間中に万が一のことがあったらと不安になる人も多いでしょう。そんな時に頼りになるのが「団体信用生命保険」です。この記事では、住宅ローンの団体信用生命保険の必要性や仕組みについて解説します。

では、「万一のこと」とは、どんな状態でしょうか。
団信で保障される「万一のこと」とは、大きく分けて基本保障とオプション保障があります。基本保障(一般団信)には「死亡・高度障害」、オプション保障には「三大疾病」「七大疾病」「がん」「就業不能」などがありますが、金融機関によって内容が異なります。

団信の保険料も金融機関や住宅ローンの商品によって変わります。
基本保障は無料でオプションを付帯するなら有料となっていることが多いですが、内容や費用については住宅ローンを検討する際に確認しましょう。


団信と重複する項目を見直すと生命保険の掛け金が減額できる?

生命保険とオプションの重複を解消して掛け金を節約

団信と現在加入している生命保険で、重複している保障はないでしょうか。
「死亡・高度障害」は重複している可能性が高く、また団信のオプション保障に加入している場合も、生命保険の「がん保険」「三大疾病保険」に加入していれば、保障が多くなっている可能性があります。

団信と生命保険の保障が重複している場合、どちらで加入するほうが安いか「保険料の支払い総額」を計算して比較してみましょう。医療保障は、生命保険で加入するより団信のオプション保障のほうが保険料は安いこともあります。保障が重複したり多すぎたりする場合は、生命保険の減額をすることで、「保険料の節約」ができます

ただし、団信は住宅ローンの残債がなくなる(もしくは少なくなる)だけで、生命保険のように万一の時に給付金が支払われないことが多いです。そのため、治療費の一時金やローン完済後も保障が欲しい方は、団信とのバランスを考えて生命保険へ無駄なく加入しましょう。

もう一つ注意したいのが、夫婦で住宅ローンを契約する場合です。民間の金融機関での住宅ローンでは、原則主債務者しか団信に加入できないため、夫婦で住宅ローン契約した場合でも、片方しか加入できない場合があります。
夫婦のどちらが亡くなった場合でもローンの残債全額が弁済される「夫婦連生団信(デュエット)」というものもあるので、夫婦でローンを組む場合は、団信の加入方法をしっかり検討するようにしてください。

夫婦での住宅ローンの組み方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
合わせて参考にしてください。

共働き夫婦必見!連帯債務?ペアローン?お勧めの住宅ローンの組み方とその理由
住宅ローンを夫婦でそれぞれ組んだり、収入合算をして借りるケースが増えています。そんなときによく出てくる言葉が「連帯保証」「連帯債務」「ペアローン」の3つ。これらの違いについて解説し、共働き夫婦にオススメしたい住宅ローンの組み方をご提案します。

生命保険未加入の方も、団信オプションで万一の保障を

生命保険に加入していない方も、住宅ローンを組むときに団信に加入することで万一の保障を得られるので安心です。万一のことが起きてローンがなくなれば、不動産を売却して現金化することもできるため生命保険の代わりにもなります。

ただし前述した通り、保険金を現金で受け取れる一般の生命保険と違い、団信はローンの残債が0円になる(残債が0円ではなく半分になる団信もある)ことで、ローン返済分の家計負担が軽くなる形なので、治療費やお葬式代などのまとまった資金を準備しておきたい方は、生命保険と併用しましょう。

また、医療保障に関しての注意点としては、一般の生命保険も団信も「免責期間」といって、保障が開始される時期が「責任開始日(もしくは融資日)から90日後」となっている事が多く、契約してすぐに保障される訳ではありません。保障の開始時期をチェックしておくことも大事です。


まとめ

生命保険を見直して無駄をなくせばローンの支払いを楽にすることもでき、浮いたお金でローンを繰上返済することもできるかもしれません。
住宅ローンを申し込むときには、保険を見直して、上手に住宅資金を捻出してみてはいかがでしょうか。

次回は、具体的な保険の見直し例をご紹介します。

住宅購入時には生命保険を見直そう。世帯人数別の保険見直し例
物件探し、住宅ローンの返済計画など、住宅購入では考えることがたくさんあります。生命保険の見直しも、住宅購入時に考えたいことの一つ。連載第2回となる今回は、住宅購入時の生命保険見直しの具体的なプランと、世帯人数に合わせた見直しのポイントをご紹介します。

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