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家でスマホ音楽を楽しむ!部屋別でオススメのスピーカーを紹介します

イヤホンを使って音楽を楽しむ方は多いと思いますが、自宅ではスピーカーを使って音楽を流して過ごしてみてはいかがでしょうか。

この記事では、自宅で音楽を楽しむ際におすすめのスピーカーを、お部屋別にご紹介します。


スマホとスピーカーの接続方法と、チェックすべき仕様

機械の話は苦手という方もいらっしゃると思いますが、最適なスピーカーを選ぶには最低限理解しておいたほうがよい機能もあります。まずは接続方法の種類、音質や防水の規格などについてざっくり説明します。

接続方法は有線とワイヤレスの2種類

スマホとスピーカーを接続する際には、有線とワイヤレス(無線)の2つの方法があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

有線接続の特徴

有線はその名の通り、スマホとスピーカーをコードで繋いで音源を送ります。アナログな方法ではあるものの、音楽を聴くうえでの本質的なメリットがあります。

メリット
  • 接続の安定感がある
  • 音質をそれほど劣化させずにスピーカーへ落とし込むことができるので、きれいな音で鑑賞できる。
デメリット
  • スマホをスピーカーの近くに置く必要があり、操作するためにいちいちスピーカーに近づかなければならない。
  • 音楽を流している間、スマホを充電することができない。(別途アダプタ等を使用すれば可能な場合もある)

ワイヤレス接続の特徴

スマホとスピーカーを切り離した状態で音源を送るワイヤレス接続は、今の私たちの生活には欠かせない利便性があります。

メリット
  • スマホを充電したまま音楽を再生することができる。
  • 離れた場所からでも選曲や音量調整の指示が出せる。
  • スマホを手元に置けるため、音源をスピーカーに送りながら、同時にメールチェック等の別の操作ができる。
  • 接続コードがない分、見た目がスッキリしている。
デメリット
  • 接続が不安定になることがある。
  • 音質が劣化する場合がある。

Bluetooth(ワイヤレス)で音質良く聴きたいなら「コーデック」をチェック

有線とワイヤレスにはそれぞれ一長一短がありますが、実際に主流になってきているのは、Bluetoothでワイヤレス接続ができるスピーカー。有線で聴いた時よりも物足りないと感じるのは、Bluetoothが音を圧縮してスピーカーに送ることにより音質の低下が原因です。

そこで、注目したいのが音を圧縮する方式の規格「コーデック」です。高音質な規格のコーデックを使用すれば、スピーカーから流れる音質も向上します。

代表的なコーデックを音質の良いものから順番にあげると「LDAC」「aptX HD」「aptX」「AAC」「SBC」。SBCは標準規格であり、LDACであればハイレゾにも対応しています。音にこだわりたいのであれば、そのBluetoothスピーカーが対応しているコーデックをチェックしてみてください。

コーデック名特徴
LDAC高ビットレートのコーデックで、高音質を提供する。Sony製のBluetoothデバイスでサポートされている。
aptX HD高ビットレートで、高品質のオーディオストリーミングを可能にする。
aptXCD音質に匹敵する高音質コーデック。主にAndroidスマートフォンで採用されている。
AAC高音質で、主にiOSデバイスでサポートされている
SBCBluetoothに標準で組み込まれており、広く互換性がある

ただし、使用しているスマホ、音楽配信サービスも同じコーデックに対応していなければ意味がありません。必ず音源側の規格も確認しましょう。

「防水性」の保護等級は9段階

使用場所によっては、防水機能も必須です。防水機能は「IPX○(○に1~8の数字)」という表記で示されています。9段階で設定されており、IPX0(ゼロ)は「防水機能なし」、IPX8なら「潜水状態でも使用できる」というように、こちらも数値が大きいほど防水性能が高くなります。

なかには「IP67」というような数字二桁の表記を目にする場合もあります。これは最初の数字が防塵等級、後ろの数字が防水等級を表しています。「IP67」であれば、防水機能は「7(IPX7)」ということになります。

等級保護の程度
IPX0水の侵入に対して得には保護されていない
IPX1垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない
IPX2垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない
IPX3垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない
IPX4いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
IPX5いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない
IPX6いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない
IPX7規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない
IPX8水面下での使用が可能

<部屋別>おすすめのスピーカーの種類

どういったタイプのものが自宅での音楽鑑賞に相応しいのでしょうか?

一口に室内と言っても、場所によって必要な機能は異なりますが、一般的な部屋の広さや環境を想定すると、だいたい以下のように整理できます。

部屋タイプおすすめ
リビング音の広がりを重視したサウンドバー
浴室防水機能IPX7以上のポータブルスピーカー
キッチン防水機能IPX4くらいのコンパクトスピーカー、もしくはネックスピーカー
寝室インテリア性重視のスピーカー
持ち運ぶ持続時間の長い充電式スピーカー

それでは、おすすめの理由や詳細を順番に解説していきましょう。

<リビングにおすすめ>音の広がりを重視したサウンドバー

家の中で一番広い場所がリビング。家族の集まる場所でもあり、生活音が生まれやすい場所なので、音の広がりが重要です。

リビングで迫力のある音を楽しむなら、Bluetooth機能付きのサウンドバーがおすすめです。サウンドバーの中には低音域と高音域のスピーカー、アンプが内蔵されているので、たった1本でもパワーある音を味わえます。また、各コーデックに対応したものがそろっているので、音質にこだわって種類を選ぶことも可能です。

さらに、設置が簡単であり、初心者でも取り扱いやすいというところも人気の理由の1つです。だいたいの場合、ご家庭で使用しているテレビ台の上に置くことが出来るサイズになっています。

サウンドバーがあるとスマホの音楽を立体的に聴けるほか、テレビに接続して映画やドラマなどを迫力のある音で鑑賞することもできます。

ご家庭によってリビングのサイズは異なりますが、一般的なマンションなら最大出力が20Wくらいのサウンドバーで十分でしょう。

<浴室におすすめ>IPX7以上の防水機能のポータブルスピーカー

浴室で音楽を聴く場合は、脱衣所などにスマホを置き、そこから浴室内に置いたスピーカーにBluetoothで音源を飛ばすことになります。そのため、充電できるポータブルスピーカーであること、そして防水機能が付いているという2つの条件が必須です。

そこで気になるのは「どのくらいの防水機能が必要か?」ですね。シャワーのお湯がかかったりすることを想定すると、安心できるのはIPX7以上の防水性能でしょう。

また、狭い浴室ではスピーカーを置く場所も迷うところですが、防水スピーカーの中には、フックが付いたタイプもあり、浴室内のタオルハンガーや、浴室乾燥機の物干し竿に掛けることもできます。スペースにお悩みの方は、スピーカーの形状も選ぶ基準の1つになりますね。

ただし、吊り下げられるような軽量のスピーカーは出力が弱く、音量を最大にしても、シャワーの音で消されて音楽が聴こえにくいといったこともあります。シャワー中もしっかり音楽を聴きたいのであれば、少しずっしりしたものになりますが、20W以上のものがおすすめです。

なおIPX7以上の防水機能で、20W以上の出力があるスピーカーであれば、屋外でも使用することが可能です。アウトドア好きのご家庭では、浴室以外にも活用の場が広がるでしょう。

<キッチンにおすすめ>防水のコンパクトなスピーカーやネックスピーカー

リビングに出力が大きめのスピーカーを置く方法もありますが、他の家族がテレビを見ていたり、三方が壁に囲まれている独立型のキッチンでは音楽が聞こえづらくなります。その場合、やはり専用のスピーカーを購入したほうがよいでしょう。

まずオススメなのは、調理の邪魔にならないコンパクトなサイズのスピーカーです。水を使う場でもあるので、ちょっとした水跳ねに備えてIPX4程度の防水機能があれば安心です。

また、首に掛けるタイプのネックスピーカーも実用的です。

ネックスピーカーであれば、リビングで誰かがテレビを見ていても、自分は耳元で好きな曲を聴きながら料理をすることができます。また室内で移動しても途切れることなく音楽を楽しむことが出来ます。耳を塞いでしまうイヤホンと違い、子供が話かけてくる声、インターホンなど周囲の音に気づけるので安心です。

<寝室におすすめ>インテリア性の高いコンパクトなスピーカー

寝室はリビングよりも狭く、比較的静かに過ごす場所ですので、5〜10Wくらいのコンパクトなものでも十分です。また防水機能もそれほど重要ではないでしょう。

出力や機能にこだわらない場合、インテリア性の高いスピーカーが豊富に見つかります。木目調の高級感あるもの、レトロなスピーカーを模したもの、ライト付きのBluetoothスピーカーなど、実にスタイリッシュなものが揃っています。ライト付きであれば、読書灯としても使えますね。

ベッドリネンや部屋の雰囲気に合わせて、音楽をゆっくり鑑賞できる空間を演出してみてはいかがでしょうか。

<持ち運んで使う>持続時間の長い充電式スピーカー

ドレッサーで化粧をするとき、書斎で仕事をするときなど、自宅のいろいろな場所へスピーカーを移動させて使うのであれば、軽量かつ持続時間の長い充電式のものがおすすめです。

持続時間が短いと頻繁に充電が必要になるため移動には向いていません。今では軽量でありながら、24時間以上再生できるスピーカーもありますので、重さとフル充電したときの再生時間に着目して選んでみましょう。


日常のこんなシーンで音楽を流してみよう

自宅で音楽を流すことで、普段の時間に新鮮味を与えることができます。暮らしのこんなシーンで音楽をプラスして、より気持ちよく日課をこなしてみてはいかがでしょう。

赤ちゃんや子どものご機嫌をとる

赤ちゃんや子供の食事やお風呂は、思ったように進まず、時間がかかってイライラしてしまうこともありますよね。そんなときは、音楽を流してみるというのも1つの手です。子供の大好きな音楽をかけるだけで、食事やお風呂がスムーズに進むこともあります。

逆に、大人が好きな曲をBGMにしてリラックスするのもいいですね。

食事と音楽のマリアージュで、特別感のある食卓を演出

BGMをかけるだけで、家での食事の雰囲気を変えることもできます。特に予定のない休日や、時間に余裕がある時、食事のテーマを決めて、メニューにあった音楽を合わせてみてはいかがでしょうか。パンケーキとフルーツたっぷりの朝食にハワイアンミュージック、ワインとお肉料理のディナーに落ち着いたJAZZ、キャンプごはんに海や森のBGM…と、食事にあった曲をマリアージュするだけで、いつものテーブルが華やかになります。机上で旅をするような食卓は、家族との会話をさらに弾ませてくれるでしょう。

テレビやゲームの時間の代わりに、音楽を流して別のことをしてみよう

子供はテレビやインターネット動画、ゲームが大好き。ただあまりにも長いと心配になりますよね。そんなときは、子供の間で流行っている曲や、学校の行事で使う曲などをかけて違う遊びに誘ってみてはいかがでしょうか。アナログなボードゲームや工作も、大好きな音楽と一緒なら、気分がだいぶ違いますね。


まとめ

自宅に音楽を流すということはシンプルながらも、実にさまざまなプラス面をもたらしてくれます。イヤホンをずっと付けたまま聴いている方、あるいはスマホの音量を最大にして割れた音で聴いている方…Bluetoothスピーカーの力を借りて、もっと快適に自宅で音楽鑑賞をしてはいかがでしょう?普段の家事、お風呂、食事の時間がグッと充実します。

※マンションなどでは音量に注意して、近隣のご家庭の暮らしに配慮しながら音楽を楽しみましょう。

 

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