画像と動画で解説!機械式駐車場の使い方と利用時に気をつけるポイント

機械式駐車場の使い方

マンションに駐車するとき、機械式駐車場は『使い方がよく分からない』『操作が面倒そう』と思っていませんか?しかし、実際には誰でも利用できる簡単に操作になっています。

この記事では、意外と簡単な機械式駐車場の使い方と、利用時に気をつけるポイントをお伝えします。

※本記事では、機械式駐車場の標準的な操作方法をご紹介しております。メーカーによっては操作方法が違う場合がありますので、詳しくはお使いのメーカーの取扱説明書をご確認ください。

1.機械式駐車場の約65%を占めるのは「多段方式・二段方式」

機械式駐車場のうち、約65%が「多段方式・二段方式」です(出典:国土交通省「駐車場施策の最近の動きについて」)。
まずはこの「多段方式・二段方式」の機械式駐車場の仕組みと使い方について解説します。

1-1 「多段方式・二段方式」とは

二段方式・多段方式
画像提供:新明和パークテック株式会社

「二段方式」は駐車している自動車の上下にもう1台の自動車を駐車させて駐車効率を高めるものです。この方式には上下のみに動く昇降装置だけを備えた「昇降式」と左右に横行移動させる機能をもった「横行昇降式」があります。
また、地下部分に自動車を収容するピット式もあります。

この二段方式の横行昇降式を応用したものが、3段式・4段式などの「多段方式」で、限られたスペースにより多くの自動車を収容することができます。

1-2 「多段方式・二段方式」の使い方

入庫方法

  1. 機械前で停車します。
    同乗者がいる場合はここで降車し、荷物もここで降ろします。
  2. 電源操作キースイッチに操作電源キーを差込み【入】位置までまわしてください。
  3. 安全確認ボタン装置運転前に、装置内外の安全を確認してから操作パネルの【安全確認完了】ボタンを押してください。
  4. テンキー・運転ボタン操作パネルの数字ボタン(0~9)で駐車位置番号を入力してから、【運転】ボタンをおしてください。
  5. 安全ゲートが完全に開いたことを確認してから操作盤のフタを閉め、車を入庫してください。
  6. 入庫後装置内に人がいないことを確認し、操作盤とは別にある【無人確認ボタン】を押してください。
    無人確認ボタンを押す
    画像出典:国道交通省「『機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン』の手引き
  7. 安全確認ボタン装置内外の安全を確認してから操作パネルの【安全確認完了】ボタンを押してください。
  8. ゲート閉ボタン駐車位置、アンテナ・ミラーなどの格納も確認してから【ゲート閉】ボタンを押してください。
  9. テンキー・運転ボタン操作パネルの数字ボタン(0~9)で認証コードを入力してから、【運転】ボタンをおしてください。動作完了位置まで自動運転をします。
  10. 電源操作自動運転完了後、操作電源キーを【抜】位置にまわしてキーを抜きとって完了です。

出庫方法

  1. 電源操作キースイッチに操作電源キーを差込み【入】位置までまわしてください。
  2. 安全確認ボタン装置運転前に、装置内外の安全を確認してから操作パネルの【安全確認完了】ボタンを押してください。
  3. テンキー・運転ボタン操作パネルの数字ボタン(0~9)で駐車位置番号を入力してから、【運転】ボタンをおしてください。
  4. 安全ゲートが完全に開いたことを確認してから操作盤のフタを閉め、車を出庫してください。
  5. 入庫後装置内に人がいないことを確認し、操作盤とは別にある【無人確認ボタン】を押してください。
    無人確認ボタンを押す
    画像出典:国道交通省「『機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン』の手引き
  6. 安全確認ボタン装置内外の安全を確認してから操作パネルの【安全確認完了】ボタンを押してください。
  7. ゲート閉ボタン駐車位置、アンテナ・ミラーなどの格納も確認してから【ゲート閉】ボタンを押してください。
  8. テンキー・運転ボタン操作パネルの数字ボタン(0~9)で認証コードを入力してから、【運転】ボタンをおしてください。動作完了位置まで自動運転をします。
  9. 電源操作自動運転完了後、操作電源キーを【抜】位置にまわしてキーを抜きとってください。
    同乗者が乗車する場合、また荷物を載せる場合は駐車場の操作が終わってから行いましょう。

2.機械式駐車場の約27%を占めるのは「垂直循環方式・エレベーター方式」

「多段方式・二段方式」に次いで多いのが「垂直循環方式・エレベーター方式」の機械式駐車場で、その割合は約27%です(出典:国土交通省「駐車場施策の最近の動きについて」)。
この章では、「垂直循環方式・エレベーター方式」の仕組みと使い方をご紹介します。

2-1 「垂直循環方式・エレベーター方式」とは

タワー式
画像提供:新明和工業株式会社

この2つの方式は「タワーパーキング」とも呼ばれている、高層の駐車場です。
「垂直循環方式」は自動車を駐車する複数のパレットを、垂直面内に円形などに配置して、連続循環(観覧車のように循環)させる方式です。

「エレベーター方式」は、自動車を駐車・格納する駐車室と、自動車昇降装置を組み合わせて立体的に駐車をする方式で、縦式・横式・旋回式などがあります。

2-2 「垂直循環方式・エレベーター方式」の使い方

「垂直循環方式・エレベーター方式」にはリモコンで操作できる『リモコンあり』のタイプと、『リモコンなし』のタイプがあります。それぞれ、操作方法が違いますので、タイプ別にお伝えします。

【リモコンなしの場合】

入庫方法
  1. 扉前で停車します。
    同乗者がいる場合はここで降車し、荷物もここで降ろします。
  2. 操作のテンキーで暗証番号を入力し「スタート」を押します。
  3. ドアミラーをたたみ、扉が開いたらまっすぐ前進します。
  4. ドアロックをして、車庫から出ます。
  5. モニターで庫内の確認をして、安全確認ボタンを押し、「扉閉」ボタンを押して扉を閉めます。

出庫方法
  1. 操作盤のテンキーで暗証番号を入力し「スタート」を押します。
  2. 運転者のみ中に入り、停止線までまっすぐ前進し、一旦停車させます。
  3. モニターで庫内の確認をして、安全確認ボタンを押し、「扉閉」ボタンを押して扉を閉めます。
    同乗者が乗車する場合、また荷物を載せる場合は駐車場の操作が終わってから行いましょう。

【リモコンありの場合】

入庫方法
  1. 扉前で停車します。
    同乗者がいる場合はここで降車し、荷物もここで降ろします。
  2. リモコンを受信機に向けて操作します。周辺の安全を確認して「安全確認」ボタンを押し、次に「スタート」ボタンを押します。
  3. ドアミラーをたたみ、扉が開いたらまっすぐ前進します。
  4. ドアロックをして、車庫から出ます。
  5. モニターで庫内の確認をして、安全確認ボタンを押し、「扉閉」ボタンを押して扉を閉めます。

出庫方法
  1. リモコンを受信機に向けて操作します。
  2. 運転者のみ中に入り、停止線までまっすぐ前進し、一旦停車させます。
  3. モニターで庫内の確認をします。
  4. 安全確認ボタンを押し、「扉閉」ボタンを押して扉を閉めます。
    同乗者が乗車する場合、また荷物を載せる場合は駐車場の操作が終わってから行いましょう。

3.機械式駐車場を利用する際に気をつけること

機械式駐車場には様々な安全対策が施されています。しかし、それだけでは安全に利用することはできません。

この章では、安心・安全に機械式駐車場を利用するための注意事項をお伝えします。

3-1 運転者以外は装置内に入らない

同乗者の乗り降りや荷物の積み下ろしは、必ず駐車装置の外で行わなければいけません。
装置内での事故を防ぐ為にも、徹底してください。

3-2 周囲の状況をよく確認する

機械の操作を行う前には、周囲の状況をよく確認する必要があります。センサー等だけに頼らずに死角に人がいないか隅々まで確認してください。

子供を先に降車させている場合、子供は予期せぬ行動をとることもあります。
機械を操作する際には、子供と手をつないでおくか、目を離さないよう注意が必要です。
また、他人の鍵が操作盤についたままの場合には、人が装置内に残っている可能性がありますので、そのまま操作を行わないように気をつけましょう。

3-3 入庫できる車両には制限があるので注意

車両サイズに制限があるのは機械式駐車場に限ったことではありませんが、機械式駐車場には平面駐車場と違って高さ・重さにも制限があります。事前に車検証で自分の車のサイズを確認しておくことが大切です。

また、車検や修理などで代車を利用しているときには注意が必要です。いつもの車のように入庫していると思わぬ事故になりかねません。車のサイズには十分気を配っておきましょう。

なお、車検証に記載されている『全幅』にはドアミラーは含まれていません。同じように、機械式駐車場の入庫可能サイズの全幅もドアミラーのサイズは含んでいませんので、自分でサイズを測るときには気をつけておきましょう。

3-4 ドアミラーは必ず格納し、サイドブレーキ・ドアロックは確実に行う

ドアミラーはたたみましょう
ドアミラーは必ず格納しましょう。入庫時に乗入階にてお車のボディ、ドアミラーなどのはみ出しを検知した場合、出入口ドアが閉まらず、音声案内や液晶パネルに表示され、利用者に知らせます。
今は自動でドアミラーが格納される車種もありますが、手動のタイプもたくさんありますので注意が必要です。

また、サイドブレーキやドアがしっかりと閉められていなかったときに、機械の振動などで自動車が動いたり、ドアが開いたりすることもあります。自動車を離れるときには、車の状態を十分に確認しておきましょう。

4.まとめ

「使ったことがないから」「操作が面倒そう」と、敬遠されがちな機械式駐車場ですが、実際には利用する方のことを考えて、とても簡単に操作できるようになっています。また『利用料金が安い』『イタズラされにくい』『屋根付のものであれば、日差しによって車も傷まない、夏でも車内が暑くならない』など、機械式駐車場ならではのメリットもあります。
とても簡単に使うことのできる駐車場ですので、安全は確認した上で、敬遠せずにぜひ便利に活用していただければと思います。

マンションにも機械式駐車場を採用した物件はたくさんあります。
契約する上で気になる、分譲マンションの駐車場の権利や駐車場代について、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。

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