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【体験レポ】マンションのモデルルームに行ってみた!|建物内モデルルーム編

マンションの購入を考えたとき、まずマンションギャラリーのモデルルームを見学に行く方は多いのではないでしょうか。そんな私も、新築マンションの購入を検討していた頃には、いくつものマンションギャラリーへと足を運びました。

しかし、すでに完成したマンションの「建物内モデルルーム」には、行ったことがありません。新築マンションは建築中から販売を始めるため、どうしてもマンションギャラリーでの見学が中心になってしまいます。完成前に全戸完売してしまう可能性もありますし、自分が希望する間取りや階数が残っている保証もありません。ただ、「本当は完成したマンションを確認してから購入したい!」という気持ちがあったのも正直なところです。

そんな私が今回、完成した建物内に設けられた「建物内モデルルーム(棟内モデルルーム)」を見学できることになりました。マンションギャラリーとの違いや、現地モデルルームならではの利点、実際に体験してみて感じたリアルな感想をレポートします! 

【関連記事】ママライターが初めてのモデルルーム体験!|マンションギャラリー編

今回見学した建物内モデルルーム

「アルファステイツ市川下総中山」外観完成予想図

外観完成予想図

アルファステイツ市川下総中山

東京都に隣接する千葉県の玄関口、市川市のショッピングモールが複数あるエリアにある「アルファステイツ市川下総中山
2025年7月に建物が完成、8月から「建物内モデルルーム」をオープンしている新築分譲マンションです。

本記事の内容および写真は2025年9月に取材、撮影したものです。
ご紹介しているマンションの設備・仕様は、物件ごとに異なりますのでご注意ください。
また、販売状況は取材当時のものですので、最新情報は営業スタッフまでお問合せください。


事前に知っておきたい、建物内モデルルーム見学の基本ガイド

実際のお部屋を見学できる建物内モデルルームですが、すでに入居がはじまっているマンションもあり、「入りづらい」と感じる人がいるかもしれません。マンションギャラリーとは異なる点がありますので、スムーズに建物内モデルルームを見学するために、まずは以下のポイントを確認しておきましょう。

事前予約と確認がおすすめ

営業スタッフが建物内モデルルームに常駐しているかどうかは、物件や時期によって異なります。たとえ常駐している場合でも、入居者への立ち合いや引越し、メンテナンス対応などで、一時的に不在ということもあるとのこと。さらにスタッフがいても、希望の間取り・住戸がメンテナンス等で見学できない場合もあるようです。

見学する場合は事前に予約するようにしましょう。その際、見学したい間取りがあれば、併せて伝えておくのがおすすめです。

訪問先は現地?マンションギャラリー?

モデルルームによって、マンションギャラリーで営業スタッフと打ち合わせてから現地のマンションへ向かう場合もあれば、建物内モデルルームに直接行って案内してもらう場合もあるそうです。
訪問先や見学の流れは、物件や時期によって変わることがあるため、予約時に訪問先を確認しておくと安心です。その際、希望の間取りや条件を伝えることで、よりスムーズに希望に沿った住戸へと案内してもらえます。

車移動の場合は、駐車場の有無を確認!

車で向かう場合は、駐車場が利用できるかどうか確認しましょう。マンションによっては、モデルルーム見学者用の駐車場がなかったり、入居者の引越し作業で一時的に使用できなかったりする場合があるそうです。駐車場を利用できなければ、近隣のコインパーキングを案内されるケースもあります。そのため、予約の際に車で行くことを伝え、駐車位置を確認しておくと安心です。

建物(マンション)や周辺への配慮が必要!

建物内モデルルームは、実際に人が住む建物の一部が公開されています。そのため、見学時は壁や床を傷つけないように注意し、小さなお子さま連れの場合は飲食や行動にも気をつけた方が安心です。

共用部では大きな声を出したり走り回ったりせず、すでに入居している住民のプライバシーにも配慮しましょう。写真撮影を希望する場合は、必ず営業スタッフに確認を。

モデルルームはあくまでも「販売のための公開スペース」であると同時に、「これから多くの人が暮らす場所」でもあります。少しの配慮で自分も周囲も安心して見学を楽しめます。


早速、現地マンションへ!エントランスを通ってモデルルームへ

今回は担当営業さんと、現地マンションのエントランスで待ち合わせることになりました。最寄り駅からマンションまでは徒歩約11分。信号もなく、なだらかな道のりが続きます。コンビニなどの周辺店舗もチェックしつつ、実際に住んだときのイメージを思い描きながら現地へと向かいました。

そして、マンションに到着!入口の植栽が華やかで、ワクワク感が一層高まります。

オートロックの手前には管理人室がありました。当日は管理人さんが不在でしたが、普段はこの部屋に常駐しているとのこと。こちらのマンションでは、管理人が曜日や時間に応じて勤務しているそうで、勤務時間には建物内を巡回したり、管理人室で入居者の対応をしたりされているそうです。

営業さんに説明を受けながら、モデルルームへと移動します。

マンションのエントランスホール

エントランスホール

建物完成時(入居開始前)のエレベーターホール

すでに入居者の方の引っ越しが始まっているため、エントランスやエレベーターなどは養生されている状態でした。

引っ越しのため養生されたエレベーター

部屋へ向かう途中、共用廊下を歩く入居者の方たちとすれ違い、挨拶をかわします。小さなお子さん連れの方もいるなど、居住者の雰囲気を感じられるところも、建物内モデルルームならでは、と思いました。


モデルルーム見学!2タイプの違う間取りを見比べられる魅力

棟内には「Dタイプ(80.00㎡)」と「Gタイプ(70.20㎡)」の2部屋がモデルルームとして設けられており、どちらも見学することができました。

マンション住戸の入り口

家具や家電、インテリアや小物まで丁寧に揃えられていて、まるで実際に生活しているかのような空間を体感できます。正直、このあたりはマンションギャラリーと変わらないかもしれません。ただ、新築の匂いを感じられるところは大きく違いますね(笑)

横長リビングと縦長リビングの2タイプのお部屋を見学し、雰囲気の違いを体感することができました。

縦長リビングダイニング ※LD11.5帖(3階角住戸)

横長リビングダイニング(リビング部分)※LD13.1帖

収納の使い勝手や各部屋の広さ、水回りの動線や窓の大きさなど、細かい部分まで比較できるのは現地ならでは。ギャラリーでは味わえない、贅沢で貴重な体験だと感じました。どちらも、とってもステキです…!

キッチンから洗面所への動線

洗面所・浴室

リビング入口にあるスイッチ

私は夫と子ども2人(+猫)の4人家族なので、「ここは子ども部屋かな」「この部屋を書斎にしてテレワークができたら最高!」「猫のケージはどこに置こう?」と、自分たちの暮らしに置き換えて想像をふくらませていました。

見学時の注意点

モデルルーム内のトイレは基本使用することができません。このマンションでは、エントランスにある共同トイレが使用できるとのことでした。

モデルルーム内にはグラスや食器など繊細な小物も多く置かれているため、お子さん連れの方は注意が必要だと感じました。安全にも配慮しつつ、モデルルーム見学を楽しみましょう。 


引き渡す状態のお部屋も見学!

今回は、家具などが置かれていない住戸も見学できました(※マンションによっては見学できない場合もあるようです)。見学用に居室の照明やカーテンが取り付けられていますが、それ以外は引き渡し時と同じ状態だそうです。

12.0帖の縦長リビングダイニング(4階)

モデルルームはもちろんオシャレで素敵ですが、何もない部屋を見ると、実際に自分が必要とする家具や暮らしのイメージがより具体的に想像できます。完成されたモデルルームだけでなく、さまざまな状態の居室を見学できるところも現地ならではの利点だと感じました。


マンションギャラリーと建物内モデルルームの違い

実際に完成したマンションのモデルルームを見学して感じた、マンションギャラリーとの違いについてまとめました。

日当たりや眺望が確認できる

購入を検討している居室の陽当たりや眺望が確認できる点は、建物内モデルルームの一番の魅力かもしれません。各部屋の窓の大きさやフロアによっても違いますし、それぞれ窓を開けて風遠しなどを確認することもできます。

晴天時の9階からの眺望

雨天(取材)時の6階からの眺望。雨天時の明るさや眺望が確認できた

北側の居室(角住戸)

共用廊下や北面にある部屋はどうしても暗くなりがちですが、入居前には意外と気づきにくいものです。こうして実際の採光具合や窓の種類を確認できるところも、ギャラリーでは体感できない現地ならではの利点ですね。

共用部分・共用施設の確認ができる

マンションの購入を検討するときには、居室だけでなく共用施設も押さえておきたいポイントです。こうした部分を実際に確認できるところも、大きなメリットだと感じました。

駐車場・駐輪場

マンション敷地内の駐車場(建物竣工時)

建物から敷地内駐車場への出入り口

マンション駐輪場(建物竣工時)

車や自転車で移動するときの動線や、出入口の広さもチェック!入出庫のしやすさを、図面ではなく目で見て確認できます。マンションの裏口でも鍵が必要で、正面玄関と同じように鍵を近づけると開錠されるようになっていました。荷物が多いときに、ピッとかざして開閉できるところは便利ですね。

駐車場からの出入り口にあるオートロック操作盤

余談ですが、このマンションの1階住戸には住戸専用の駐車場とサイクルポートがあり、「うらやましい!」と思いました(笑)

1階住戸の専用駐車場

ゴミ置き場

このマンションでは、24時間対応のごみ置き場が建物内に設置されていました。外への出入り口までの通路にあるため、通勤やおでかけのついでに捨てられるのはうれしいポイント!各出入口からも近い所にあり、通勤やおでかけのついでにゴミをこまめに捨てられます。雨の日でも、傘をささずにゴミ捨てできますね。

廊下(共用部分)の雰囲気

共用部分の雰囲気も、やはり気になるところです。フロアによって景観も変わり、植栽の有無や階段の位置、建物の色合いも完成してからでないと確認できません。現地ならではのチェックポイントです。

ポストや宅配ボックス

宅配ボックスも複数あって、ネットショッピングが多い私にはうれしいポイントです(笑)

帰宅後、エントランスで郵便物を確認し、荷物が届いていたらそのまま宅配ボックスから受け取る。そしてエレベーターに乗ってお部屋へ――そんな日常の流れが自然とイメージできました。

集会場

このマンションには、入居者が利用できるラウンジ・集会室が設けられていました。建物が完成するまではパースでしか確認できませんが、実際に見ると窓から植栽が見えてよいですね。いろいろ活用できそうです。

防災グッズ置き場

あなぶき興産で引渡済の別マンションにある防災倉庫

防災倉庫は今回は見学できませんでしたが、建物内にこうした設備があるのは心強いポイント! 倉庫に保管される物資の内容は管理組合によって異なるようですが、簡易トイレや飲料水、救急用品などが備えられているケースが多いようです。

複数のお部屋を見学できる

前述したとおり、複数の居室タイプが見学できるところは大きな魅力。ただし、マンションによって異なるため、希望する場合は事前に確認しておくと安心です。

周辺環境の確認ができる

マンション周辺を散策してみると、いろいろなことがわかりました。

  • 通学路は、車が入らない道になっていて安心できる
  • 駅からマンションまでの道に信号がなく、スムーズに歩ける
  • 全体的に車通りが少なく、落ち着いた雰囲気

毎日の生活に欠かせないポイントを、購入前に確認できるのは現地へ出向くからこそ。時間帯にもよりますが、住んでからの「しまった!」をなるべく減らしたいところです。

ちなみに、マンションの隣に提供公園があるというので行ってみました。

営業さんによると、親子で遊ぶ姿を見かけることもあるそうです。ママ同士でベンチに座って、おしゃべりする場にも良さそうだと思いました。

ただ、実際に行ってみるとマンション入口からぐるっと回らなければならず、意外と距離を感じました。配置図だけでは気づきにくい点も、現地だからこそわかりますね。


完成済みマンションの購入検討に関するQ&A

マンション購入では、いろいろな疑問や不安があるものです。実際に私が投げかけた質問と、営業さんからの回答をご紹介します。 

Q.完成後でも、オプションを申し込むことは可能ですか?

建物が完成しているため、工事を伴うオプションは受付されない場合がほとんどです。どうしても取り入れたいオプション工事がある場合は、鍵のお引き渡し後に個別でリフォーム会社等に依頼していただくようになります。ただし、そのリフォーム工事が原因の不具合が発生することもあるため、通常のアフターサービスが受けられない場合があります。詳しくは、営業スタッフに相談することをおすすめします。

Q.どのマンションでも、マンション完成後に現地モデルルームが見学できる?

建物内モデルルームを設けるかどうかは、販売状況や営業スタッフ、販売会社の方針等によって、まったく異なります。建物の完成が近くなってから設置するかどうかが決まることもあり、事前に建物内モデルルームの見学を予定しておくことは難しいです。

また、見学できる場合も、こちらのマンションのように複数住戸に家具家電を置いたモデルルームを設けることもあれば、家具家電は設置せず、引き渡す住戸のみを見学できる場合もあります。

完成した建物内モデルルームを見学してから、購入を検討したいという人もいるかと思います。しかし、建物内モデルルームを見学できるかどうかは分かりませんので、気になる物件があれば早めの検討をおすすめします。


棟内モデルルームには発見が多く、具体的な生活がイメージできた

今回、初めて現地モデルルームへと足を運んでみると、想像以上に多くの発見がありました。マンションギャラリーと違って、完成した建物やお部屋を直接体感できるところはやはり大きな強み。共用部分の印象なども含めて、図面や模型では気づけない点を肌で感じることができ、とても貴重な体験ができたと感じています。

また、「現地に行くと購入を迫られるのでは?」とプレッシャーに思う気持ちもあったのですが、そんな心配は必要ありません。マンションは大きな買い物であることを営業の方も理解していて、こちらの質問や相談にも親身に答えていただき、とても気さくな雰囲気で案内してくださいました。

現地を訪れることで生活のイメージもぐっと広がり、納得のいく住まい選びへとつながると思います。完成したマンションが少しでも気になる方は、ぜひ気軽に現地モデルルームを訪れてみてください!

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