運動会は子どもたちにとって、頑張る姿をおうちの人に見てもらえる一大イベント。
そして運動会のもう一つの楽しみといえば、お弁当の時間ではないでしょうか。地域性や学校・園の方針によりますが、運動会のお弁当を家族と一緒に食べるケースは、今も少なくないようです。
しかし一方で、お弁当を作る立場としては、量や品数の多さを思うとお弁当作りがプレッシャーに感じることも。かくいう筆者も運動会のお弁当作りに毎年頭を抱えていたひとりでした。
そこで今回は、負担を最小限にするため、運動会前日までにできる準備と、だれでも簡単にかわいいお弁当に仕上げるコツをご紹介します。
ぜひ、今年の運動会の参考にしてみてくださいね。
前日までにできる!定番おかずの下ごしらえ方法をご紹介
筆者の子どもが通っていた幼稚園も、運動会のお弁当は家族みんなで食べるスタイルでした。
運動会には毎年、両家の祖父母も応援に来てくれたので、お弁当もそれなりのボリュームが必要。初めて作った時は要領が分からず、とにかく時間がかかっていたのを覚えています。
そんな筆者も場数を踏むにつれ、前日の下ごしらえ・作り置きをどれだけできるかが、当日慌てないポイントだと気がつきました。
ここでは、前日にできる下ごしらえ・作り置きについてご紹介します。
鶏の唐揚げ
お弁当には欠かせない定番メニューといえば「鶏の唐揚げ」。子どもにリクエストされることも多いことでしょう。
唐揚げは前日までに作っておき、以下の方法で冷凍することができます。
冷凍方法
揚げた唐揚げをしっかり冷まし、小分けにラップをして金属トレイの上で急速冷凍。
急速冷凍後は、ジップ付きの冷凍保存袋に移します。空気をしっかり抜いて冷凍すると、唐揚げの油の酸化を防げます。
解凍方法
レンジで加熱し、仕上げにトースターで焼けばカラッとしたおいしい唐揚げが食べられます。
当日揚げたい場合は
前日に鶏肉を切って、下味につけておく工程まで済ませておきましょう。当日は汁気を切って、粉をまぶし揚げるだけ。
これでも十分に当日の負担は減らすことができます。
卵焼き
お弁当のふたを開けたとき、ぱっと目を引く鮮やかな黄色。卵焼きは今も昔もお弁当の王道おかずですね。
卵焼きは前日に作り置きができます。しっかりと中まで火が通るように焼き、粗熱をとったら冷蔵庫で保存します。
卵4個に対し、マヨネーズを大さじ1杯ほど加えて焼くと、ふわふわになり冷めても美味しい卵焼きが作れますよ。作り置きをするならぜひお試しください♪
ウインナー
簡単な切込みを入れるだけで、かわいらしい形を作ることができるウインナー。
子どもから「たこさんウインナーにしてね」とリクエストされることもあるでしょう。
ソーセージの飾り切りや、皮が破裂しないようにするための切り目を入れる作業は、前日に準備しておきましょう。当日の朝に、飾り切りの作業が無いだけで、お弁当作りがぐっと時短になります。
照り焼きチキン
甘辛くて食べやすい照り焼きチキンも人気のおかずですね。
前日の下ごしらえ
鶏肉を一口大に切り、調味料に漬け込みます。
当日の朝は、フライパンで焼くだけで簡単です♪
調味料レシピ
鶏もも肉2枚に対し
醤油大さじ4・酒大さじ2・みりん大さじ2・砂糖大さじ1
野菜の肉巻き
お肉とお野菜が同時に食べられるうえ、彩りもきれいなので、ぜひお弁当に入れたい一品です。
野菜は、アスパラ・オクラ・いんげん・にんじん・ごぼう…お肉は、豚、牛肉、鶏ささみ、ベーコンなど、お好みの組み合わせを選んでくださいね。
前日の下ごしらえ
野菜を切って下ゆでをする。野菜が冷めたらお肉で巻き冷蔵庫へ。
当日の朝は、フライパンで焼いてお好みに味付けをします。
煮豚・煮卵
煮豚や煮卵は、作ってから少し寝かせると味がなじみおいしくなります。
冷蔵保存で日持ちがするので、お弁当のおかずにおすすめです。
レシピ
豚バラかたまり肉800gに対し調味料(水400㏄、酒100㏄、砂糖50g、みりん50㏄、醤油70㏄)としょうが薄切り数枚を一緒に鍋に入れ煮る。
煮立ったら灰汁を取り、茹で卵(4個)を入れふたをする。火加減は弱めの中火。
時々肉と卵を転がしつつ約40分煮たら出来上がり。そのまま冷やし保存。
ハンバーグ
普段の食卓でもおなじみのハンバーグは、事前に焼いたものを冷凍しておくことができます。
冷凍方法
焼いたハンバーグをしっかり冷まし、小分けにラップをして金属トレイの上で急速冷凍。
急速冷凍後は、ジップ付きの冷凍保存袋に移します。
解凍方法
レンジで温めなおすだけで美味しく食べられます。
再加熱して冷ましてからお弁当に入れましょう。
タネだけ下ごしらえして、当日に焼きたい場合
ひき肉は傷みやすいうえ、こねることでさらに雑菌が入る恐れがあります。
そのため、タネはこねたその日のうちに焼いてしまうのが無難です。
もし、タネを冷蔵保存したいのなら、素手ではなく手袋をしてこねるようにしましょう。
保存するときは、形成したものを個々にラップで包み、ジップ付きの保存袋に入れて、冷蔵庫のチルド室に入れるのがポイントです。
さつまいもの甘露煮
デザートのように甘くおいしいさつまいもの甘露煮。常備菜として事前に作り置きが可能です。お弁当の箸休めにぴったりのおかずです。
レシピ
- さつまいも(2本)を、1cm幅に輪切りにする
- 鍋にさつまいもを入れ、ひたひたに水を入れる
- 砂糖大さじ5、みりん大さじ2、塩ひとつまみを入れ、中弱火で煮る
- さつまいもが柔らかくなり、全体的に照りがでれば完成
- 冷蔵・冷凍どちらでも保存ができます
野菜類
お弁当に彩りを添えるのに野菜の存在は欠かせません。
ゆで野菜
ブロッコリー、トウモロコシ、アスパラガス、枝豆などは前日に塩ゆでをして冷蔵保存しておきます。
冷蔵庫に入れる前に、水をしっかりふき取り、熱を冷ましましょう。
生食の野菜
生のままで食べられるプチトマトは、水洗いを済ませ水分をふき取り、冷蔵庫で保存しておきます。
プチトマトのへたは雑菌がついている可能性があるので、お弁当に入れるときは必ず取るようにしましょう。
野菜のピクルス
常備菜のピクルスはお弁当におすすめです。お酢は殺菌効果も期待できますし、さっぱりとした酸味は運動の後に美味しく感じますよね。
きゅうり、赤・黄パプリカ、を使うとお弁当が一気にカラフルになりますよ。
スーパーでは、ピクルス作りがより楽にできる「合わせ酢」も販売されています。そうしたものも上手に使うのも手ですね♪
筑前煮
作りたてより少し時間を置く方がおいしくなる筑前煮は、お弁当に向いている作り置きおかずの一つですね。運動会当日の2日前~前日までに作り、冷蔵保存しておきましょう。
お野菜もたくさん食べられますし、年配者でも食べやすいおかずなので、祖父母も一緒にお弁当を食べる場合は、多めに持っていくとよいでしょう。
ひじきの煮物・切り干し大根の煮物
運動会の前日にすべてのおかずを作るのにも限界がありますよね。
ひじきの煮物や切り干し大根の煮物は、数日前~前日までに作っておき、おかず用カップに小分けにして冷凍保存しておくと便利ですよ。冷凍できるものはどんどん活用しましょう。
運動会当日は、小分けにしたカップをそのまま詰めるだけでOKです。食べる頃には自然解凍されます。
サンドイッチ
彩りがよく、片手で食べられる手軽さが嬉しいサンドイッチ。サンドイッチも前日に作っておくことができますよ。
ただし、レタスやきゅうりなど生野菜は、前日から挟むと水分がでてベタっとしてしまうので、作り置きには「卵サンド」「ハムチーズサンド」「ツナサンド」「ジャムサンド」などが適しています。
生野菜を挟む場合は、当日に作ることをおすすめします。
保存方法
作り置きのサンドイッチは乾燥を防ぐため、一つずつラップで包んでさらにジップ付きの保存袋に入れて冷蔵庫、または冷凍庫で保存にしましょう。
当日は、そのまま容器に入れて持っていきましょう。冷凍している場合も、お昼にはちょうど良く自然解凍されますよ。
おにぎり
お弁当のおにぎりは傷みやすいので、できれば当日の朝、炊き立てのご飯で作るのがベストです。
しかし、5つのポイントを押さえれば前日に作り置きをすることも可能です。
1.酢を入れてお米を炊く
酢は雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。お米3合に対し、大さじ1.5杯の酢を入れると、酢の香りは気にならずに、防腐効果を高めてくれますよ。
2.握るときはラップ必須
手には雑菌がたくさんついているので、おにぎりを素手で握るのはご法度。必ずラップを使用しましょう。使い捨てのポリ手袋でもOKです。また、具を詰めるときは清潔なお箸を使用しましょう。
3.海苔は巻かない
海苔は空気に触れるとすぐに湿気を含むので、傷みが早い食材。海苔を巻くなら当日に巻きましょう。また、キャラ弁などで使う海苔も同様、当日の朝に切り貼りすることをおすすめします。
4.具材は傷みにくいものを選ぶ
「梅干し」「おかか」「塩鮭」「塩昆布」「ゆかり」「肉そぼろ」「じゃこ」などは、塩分が多いので傷みにくいため、作り置きのおにぎりに適しています。
一方で、「ツナマヨ」「エビマヨ」などマヨネーズを使ったもの、「たらこ」「いくら」など生もの、「チーズ」は、傷みやすいので当日に作るようにしましょう。
5.湯気も一緒にラップで包む
作り置きのおにぎりは冷凍庫か冷蔵庫で保存します。湯気がまだでる程度で握り、湯気と一緒にラップで包みます。そうすることで解凍した時にふっくらとしたおにぎりに戻ります。
ラップで一つずつ包み、粗熱が取れたら冷蔵庫もしくは冷凍庫に入れます。冷凍なら菌の増殖を防止でき、安心して保存できます。冷蔵保存する場合は、ご飯が乾燥しやすいので温度設定が少し高めの野菜室で保存する方がよいでしょう。
当日の朝は、一度レンジで加熱したものをしっかり冷ましてお弁当にいれましょう。
いなりずし
お弁当の主食おかずとして、いなりずしも人気メニューです。いなりずしは前日に作り置きができます。あげは手作りだと美味しいですが、市販のいなりずし用のあげを使ってもいいでしょう。
冷凍する場合
いなりずしを一つずつラップに包み、重ならないようにジップ付きの保存袋に入れて、冷凍庫で保存します。お弁当に入れるときは、電子レンジで一度加熱して冷ましてから入れます。
冷蔵する場合
冷蔵庫に入れると乾燥しやすい酢飯の冷蔵保存にはひと手間加えましょう。密封できる容器に入れ、ぬらして固く絞ったペーパータオルやふきんを上から被せることで乾燥を防ぎます。また、保存する場所は、温度が低すぎない野菜室を選ぶことでご飯がパサパサになるのを緩和することができます。
いなりずしを作るなら、おしゃれなオープンいなりや変わり種のいなりずしはいかがでしょうか。
ホテルの料理長直伝!のいなりずしレシピをこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
くだもの
果物の中でも、「ぶどう」や「さくらんぼ」のようにそのまま食べられるものは、前日に房や軸から外し水洗いをしておくことができます。これさえしておけば、当日は容器に入れるだけとても楽です。
一方、カットして食べる果物を事前に準備したいのであれば冷凍するのがおすすめです。例えば、「メロン」「キウイ」「イチゴ」「パイン」「オレンジ」などを凍らせるとシャーベットのような食感になり、いつもと違った美味しさが楽しめますよ。
冷凍のポイント
一口大にカットして、アルミバットの上で凍らせること。そうすると果物同士がくっつきません。運動会当日は、容器に入れ、クーラーバッグに保冷剤と一緒に入れて持参しましょう。
簡単なのにかわいく仕上がる!お弁当の詰め方のコツ
せっかく作るなら、ふたを開けたときに、気分が上がるような華やかなお弁当を目指しませんか?おかずの詰め方のコツをわかっているだけで、簡単にかわいいお弁当が仕上がりますよ♪
おかずの詰め方のイメージ図を描きだしておく
お弁当を詰める作業は、意外と難しいもの。しかも、量の多いお重弁当の場合、あらかじめイメージを固めておかないと、どうやって詰めようか悩んでいる間に時間があっという間に過ぎてしまいます。
そこでおすすめしたいのが、お弁当のメニューの書き出しと、お弁当のイメージ図を描きだしておくことです。そうすることでお弁当を詰める作業がスムーズになりますよ。
ちなみに、メニューを決めるときは、「食べる人が喜ぶもの」「作り手が作りやすい(作りなれている)もの」を選ぶとよいでしょう。
赤・黄・緑のおかずを全体に散らして盛り付けよう
赤や黄色の食材は、食欲が増し、緑色はそれらをさらに引き立ててくれます。これらのカラフルな食材をお弁当箱全体に散らして盛り付けると、華やかなお弁当になりますよ。
- 赤のおかず例
プチチトマト、ウインナー、かにかま、ハム、鮭、赤パプリカ、にんじん、いちご、りんごなど
- 黄色のおかず例
卵焼き、ゆで卵、コーン、黄トマト、黄パプリカ、レモン、オレンジなど
- 緑色のおかず例
ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、オクラ、いんげん、枝豆、ピーマン、パセリ、キウイなど
100円ショップを活用!「お弁当カップ」や「ピック」で華やかに
最近では100円ショップでもお弁当グッズが大変充実しています。お弁当作りの前に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
特に使いやすいものは、洗って繰り返し使える「シリコンカップ」。カラフルなものや、星や花などかわいい形をしたものなどがたくさん売られています。大きさにもバリエーションがあるので、いろんなタイプを買いそろえておくといいでしょう。
使い方はいたって簡単。おかずの種類ごとにカップを分け、それぞれをお弁当箱に盛り付けるだけです。隙間を埋めるように詰めるのがコツです。また、ご飯や他のおかず同士が触れ合っていると傷みがすすみやすくなるので、シリコンカップを仕切りとしてうまく利用して防ぎましょう。
かわいいお弁当に欠かせないアイテムとして、もう一つおすすめしたいものは、「お弁当用ピック」です。全体的に茶色くなりがちなお弁当を、一瞬でカラフルに変えてくれます。また、かわいいピックを指すだけで、子どもの食欲も増すから不思議!ミートボールやからあげに指せば、ピックごとつまんで食べることができ便利ですよ。
おかずは大きいものから順に詰めるとバランスがいい
おかずを盛り付けるのに順番があるのをご存知でしょうか。おかずは大きいものから順番に詰めていきましょう。
例えば、鶏のから揚げや煮豚など、ボリュームのあるおかずをお弁当箱の半分くらいのスペースを使って詰めます。続いて卵焼きや野菜の肉巻きなど中くらいのおかずを詰めます。最後に、プチトマト、ブロッコリーなどの小さなおかずで隙間を埋めるように詰めていくと、バランスのよい仕上がりになります。
おかずの断面を見せるとメリハリUP
重箱でお弁当を作るときは、おかずをただ詰めるだけでは単調に見えてしまいがちです。おかずを立てたり、高低差をつけたりしてメリハリがでる盛り付け方を工夫しましょう。
例えば、卵焼きや巻きずし、ラップサンド、野菜の肉巻きなど断面が大きいものは、少し傾けて断面を見せるとぐっと見栄えがよくなります。唐揚げや筑前煮などの大きなおかずは、高低差をつけ立体的に見えるように盛り付けましょう。
他にも、おにぎりは縦向き、いなりずしは横向きというように、おかずの種類によって角度を変えるのもテクニックの一つです。
たったこれだけの工夫で、仕上がりは歴然の差ですよ!
お弁当が傷まないために押さえておくべき4つのポイント
湿度や気温が高いと心配なのが食中毒です。
安心でおいしいお弁当をつくるために知っておきたい4つのポイントをご紹介します。
(参考:農林水産省「さらば食中毒!お弁当づくりの知恵」)
水分の多い食材は避けよう
汁気のあるおかずは、基本的に傷みやすいもの。生野菜や水分の多い食材は避けるのが無難といえるでしょう。
煮物をお弁当に入れる場合は、汁気をしっかりきることを忘れずに。また、汁気の多いおかずは、鰹節やすりごま、乾燥わかめと合わせると、余分な水分を吸収でき、水分が流れ出るのを防ぐことができますよ。
調理方法によって傷みやすさが異なることを知っておこう
おかずの傷みにくさは調理方法によって異なります。傷みにくい順番は、[1]揚げる→[2]焼く→[3]煮る→[4]炒めるなので覚えておくとよいでしょう。
野菜炒めは水分が出やすいので、お弁当に入れるときはしっかりと水気を切る必要があります。煮物も汁が多く傷みやすいので、味付けはいつもより少し濃くして、しっかり煮切るといいでしょう。
ご飯もおかずも冷ましてから詰めよう
お弁当のご飯やおかずはしっかり冷ましてから詰めます。温かいままだと、お弁当箱に湯気がこもり、湿度が上昇することで、細菌が繁殖しやすくなるからです。ご飯やおかずを冷ますときは、平皿にのせて、うちわであおぐと早く冷めますよ。
作り置きのおかずは、再度加熱する
作り置きのおかずや冷凍おかずは、当日の朝に一度、作り立てと同じくらいまで加熱してから冷まします。中途半端に30~40℃くらいまで加熱しただけだと、かえって細菌が繁殖してしまう場合があるので、必ず湯気がでるほどに加熱するようにしてくださいね。
まとめ
運動会のお弁当を作るのには、時間と労力がかかります。しかし、弁当作りの基本知識と余裕をもって事前準備にとりかかれば意外とスムーズにできるものです。
運動会の日、みんなで一緒にお弁当を食べると格別に美味しく感じますよね。家族の記憶に残る素敵なお弁当を作るために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
こちら記事でも、弁当作りのヒントになる情報をご紹介しています。よろしければ、併せてご覧くださいね。
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