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ペットと引越し
マンションライフ

ペットと新居へ♪自分で運ぶ?業者に頼む?ペットのお引越し注意ポイント

荷物をまとめたり、いらない物を捨てたりと、なにかとやることが多い「引越し」作業。時間も手間もかかって大変ですが、ペットを飼っている人にとって、それ以上に気がかりなのが『ペットをどうやって連れていくのか』という問題です。移動の手段はもちろん、慣れない長距離移動は、ペットにとって多大なストレスになってしまう危険性があります。そこで、今回は大切な家族の一員であるペットを、どうやって引越し先へ連れていくのか、その手段と注意ポイントをご紹介します。

ペットを連れての旅行や帰省にも活用できますので、引越し予定がない人も、ぜひ目を通しておいてくださいね。


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<乗り物別>ペットを自分で連れていくときの注意ポイント

ペットと引越し引越し先まで「自分で連れていく」場合、主な移動の手段は、電車・車・飛行機です。それぞれの乗り物別に、注意ポイントを見ていきましょう。

電車で運ぶ場合

ペットと一緒に「電車」に乗る場合、ペットは必ずケースの中に入れておかなければいけません。鉄道各社によって、サイズや重さの規定は異なりますが、規定内のペット用キャリーバッグやケージに「全身が収まっていること」が条件となります。長時間の移動で疲れるからと、ペットの顔を出して乗車させるのは絶対にNGです。
なお、へびなどの爬虫類は、たとえケースに入ったとしても持ち込み自体が禁止されています。こういったペットを飼っている場合は、そもそも電車では連れていけませんので、別の移動手段を考えましょう。

また、ケース=手回り品とみなされ、別途運賃がかかる場合もあります。たとえばJRでは、手回り品1個につき280円がかかります。無料か有料か、事前に鉄道会社へ確認しておくと安心ですね。

【参考】 JRおでかけネット(外部サイトへ遷移します)
※鉄道関連情報の「きっぷのルール」>「持ち込める荷物」ページでご確認いただけます。

自家用車で連れて行く場合

公共交通機関を利用すると、どうしても周りへの配慮が必要になりますが、その点「自家用車」は気楽ですね。ただ、普段から車で一緒にお出かけしているようなドライブ慣れした犬でない限り、車に乗ること自体がストレスになりますし、人間同様、動物にも車酔いはあります。いつも遊んでいる玩具をそばに置いてあげたり、時おり窓を開けて空気を入れ替えるなど、ペットの負担をできるだけ減らせるよう工夫してあげましょう。デリケートなペットや鳥は、突然まっ暗になるトンネルなどに不安を感じてしまうので、ケージを布で覆ってあげるのもおすすめですよ。

車内で自由に遊ばせたいと思うかもしれませんが、人間がシートベルトをするように、移動中はペットにも安全性を確保してあげることが大切です。乗り慣れた車であっても、ペットクレートやハードケースは必須!遊ばせるときは、高速道路のSAに設けられたドッグランや広々とした公園などで、途中休憩を挟んでくださいね。

飛行機に荷物として載せる場合

遠方や海外へ引っ越す場合、「飛行機」を利用することになります。飛行機では、基本的にペットを客室内に持ち込むことはできません(※)。事前に申し込みをして、ペットを預かってもらいます。その際、ペットクレートやケージが必要ですが、これは航空会社で貸し出してもらうことが可能。体格に合わせた数種類が用意されているので、わざわざ飛行機用に買わなくても大丈夫ですよ。

預かってもらったペットは、貨物室に乗せられることになります。貨物室は温度・湿度がある程度、管理されているとはいえ、生き物が過ごすための空間ではありませんから、真夏や真冬などはどうしても外気の影響は避けられません。さらに、気圧の変化や騒音など、ペットへの負担は相当なもの。そのため、預ける際は航空会社に責任を問わない旨を記載した同意書へのサインも必要になってきます。
飛行機にはリスクがあることを理解したうえで、利用するようにしましょう。
※海外の航空会社では、客室内への持ち込みが認められていることもあります。

飛行機に乗れないワンちゃんもいる?!

ブルドッグは飛行機に乗せられない!ブルドッグなどの短頭種犬は、そもそも預かってもらえません。このような犬種は暑さに弱く、輸送環境の影響を受けやすいと判断されているためです。また、健康状態がよくない、生後まもない、妊娠しているなどの場合も、預かってもらえません。空輸しか手立てがない場合は、たとえ専門業者であっても、引き受けてもらうことは難しいでしょう。どうしても海を渡る必要がある場合はフェリーも検討できますが、フェリー会社によっても規約に差があり、どんな犬種であれ受け入れてくれる場合もあれば、一切NGの場合も。当然、飛行機の何倍もの時間がかかりますから、かなりの準備や覚悟も必要になってきます。

悲しい選択ですが、場合によってはペットとお別れせざるをえないこともあります。人間の勝手で、大切なペットの命を危険にさらしてしまうことのないよう、移動手段は慎重に選びたいですね。


不安な場合はプロにお任せしよう

不安なときは引越し業者におまかせしよう自分で連れていくことに不安を感じたら、迷わずプロにお任せしましょう。また、犬や猫以外の動物や、水槽ごと移動しなければいけない魚など、そもそも自分で連れていくことが難しい場合も、業者の利用がおすすめです。ここでは、引越し業者に頼む場合、ペット輸送の専門業者に頼む場合の2つをご紹介します。

ペット輸送可の引越し業者を選ぼう

引越し業者の中には、ペット輸送も引き受けてくれるところがあります。犬・猫・小動物のみ、という業者から、小鳥や熱帯魚にまで対応してくれる業者まで、さまざま。ペットを飼っている人は、引越し業者を選ぶ際に「ペット輸送対応可能かどうか」を、条件に探してみるといいでしょう。『引越しスタッフに任せて大丈夫なの?』と不安に思うかもしれませんが、こうしたペット輸送は、ほとんどが専門業者に委託されています。請け負うのは引越し業者でも、実際にペット輸送を行なうのはプロの専門業者となりますので、安心してくださいね。引越し業者が窓口となることで、ペット輸送と引越しのタイミングがズレる心配もなく、『先にペットだけが到着してしまった』という行き違いもおきません。犬や猫なら、無理に専門業者に頼まなくても、こちらを選んだ方が手間も省けてスムーズでしょう。

特殊なペットは専門業者が安心

犬や猫の場合、ほとんどがペット輸送可の引越し業者で対応してくれますが、爬虫類や魚類、昆虫など、特殊なペットは残念ながら対象外となります。そのため、こうしたペットを飼っている人は、ペット輸送の専門業者へ依頼することになります。
ペット輸送の専門業者は日本全国どこへでも送迎してくれる他、輸送中のトイレに対応してくれたり、動物病院やペットホテルと提携していたりと、充実したサービス内容が魅力です。動物園にいるような動物の輸送実績をもつ業者まであり、その専門性はお墨付き!扱いが難しいペットやデリケートなペットでも安心してお任せすることができますよ。
ちなみに、こうした専門業者には近郊向けの「ペットタクシー」など、気軽に利用できるメニューも用意されています。動物病院やペットスクールなど、日々の送迎にもぜひ活用してみては?


忘れてはいけない、引越し後の「やるべきこと」

ペットのストレスケアペットを無事、引越し先に連れていけたら一安心。ですが、ついてからの「やるべきこと」も忘れてはいけません。荷ほどきに没頭しすぎて失念してしまわないよう、引越し後の「やるべきこと」についても、おさらいしておきましょう。

移動後はスキンシップでストレスケア

ペットとの引越し後、まず優先してやらなければいけないことは、「飼い主とのスキンシップ」です。移動でのストレスに加え、見たことのない新しい住まいは、ペットにとって不安がいっぱいです。デリケートなペットの場合、移動を無事に乗り切れたとしても、引っ越してからのストレスで体調をくずしてしまう可能性もあります。そのため、ペットとのスキンシップを増やす他、犬の場合は散歩にも積極的に連れていってあげましょう。散歩で新しい土地を理解することは、安心感にもつながりますよ。
また、人の出入りが激しい引越し直後や荷ほどきなどで部屋の状態が安定しない期間は、一時的にペットホテルに預けるのもおすすめです。部屋が片付いて、いつも通りの生活が始まるまでは、ペットの体調やストレスをできるだけ気にかけてあげてくださいね。

届出が必要な場合も!

犬には登録制度がありますので、住所が変わった場合は人間同様、変更の届出が必要なります。転入先で鑑札の提出、登録住所の変更手続きを忘れず行ないましょう。また、市区町村によっては「注射済票」も求められますので、必要書類については事前に問い合わせておいてくださいね。

ご近所へのご挨拶でペットトラブルを回避

引越しが落ち着いたら、ご近所へご挨拶に伺います。その際、「ペットを飼っていること」、「ご迷惑をかけることがあるかもしれないこと」をきちんと伝えておくことが大切です。特にペット可のマンションの場合、『住人すべてがペットを飼うことを了承している』と思いがちですが、当然ペットを飼っていない家もたくさんあります。ペットがいくら大人しくても、ペットを飼っている以上、鳴き声や走る音、ニオイなどの問題は避けられません。先に一声かけておくことは、ご近所トラブルの軽減にもつながりますよ。

ご挨拶した先もペットを飼っていた場合、動物病院やペットカフェの情報を教えてくれたり、愛犬話に花が咲いたりと、新たな交流が始まることも。新しい土地での新生活を楽しいものにするためにも、引越し後の挨拶は忘れないようにしたいですね。

過去に掲載した記事で、「マンションでペットを飼う前に確認したいこと」をご紹介しています。戸建てからマンションへ引っ越す人や、転居先のマンションで気をつけるべきことを改めて確認したい場合は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

「マンションでペットと暮らそう!飼う前に確認したい10項目」


まとめ

引越しのときは、ペットをストレス無く連れて行ってあげましょう昔はペットといえば、犬・猫・小鳥ぐらいでしたが、最近は多種多様。筆者の周りでもトカゲ、チンチラ、うさぎなど、飼っているペットは人によってさまざまです。トカゲであれ、うさぎであれ、ペットは大切な家族の一員。引越しの際も、ストレスなく、無事に連れていってあげられるよう、最善の方法を選んであげたいですね。
ちなみに筆者は現在ペットを飼っていませんが、もうすぐ3歳となる息子がどうやら犬好きのようなので、いつか可愛いワンちゃんを家族に迎えられたらなぁと思っています。でも、子供に手がかかる今、ペットのお世話までとなると……。わが家では、ペットが家族の一員となるのはまだまだ先のようです(笑)。

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