住宅ローンを実行すると、毎月、指定口座からの引き落としが始まります。住宅ローンだからといって特別なことはなにもなく、他のローンとなんら変わりのない支払い方です。
しかし住宅ローンは支払額が大きく、また長期間にわたることから不安や疑問を持つ人が多いでしょう。
そこで今回は、住宅ローンの引き落としに関してよくある疑問11個について解説します。引き落としが始まる前、始まった後に遭遇する疑問・不安を解消していきましょう!
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【融資実行前(入居前)】に気になる住宅ローンの”引き落とし”に関する疑問
Q1.住宅ローンはいつから引き落とされる?
住宅ローンの引き落としは、融資実行日から2ヶ月以内に始まります。
融資実行日;
金融機関から融資を受けた人の口座に借入金が振り込まれる日、つまり実際に住宅ローンの借入が始まる日のこと
- 例1
- 融資実行日が4月30日、返済日を毎月15日にした場合→初回の引き落としは5月15日
- 例2
- 融資実行日が4月30日、返済日を毎月1日にした場合→初回の引き落としは6月1日
融資実行日と初回の返済予定日が近い場合は、翌々返済日が初回の引き落とし日になる場合があります。実際に「いつが初回の引き落とし日になるか」は金融機関によって異なるので、事前に必ず確認しておきましょう。
引き落とし口座の残高を確認しておきましょう。
Q2.引き落とし日は希望の日にちに設定できる?
自由に設定はできませんが、複数の候補日から希望日を選ぶことができます。
多くの金融機関では月に3日か4日の候補日があり、その中から希望日を選ぶ仕組みになっています。
A銀行の場合…12日・17日・22日・27日から選択
B銀行の場合…10日・20日・30日から選択
C銀行の場合…6日・16日・26日から選択
金融機関によって候補日が異なります。申し込み前に確認しましょう。
Q3.引き落とし日は何日に設定するべき?
給与所得者の場合、多くの人が給与の振込日を選択しています。
給与振込日を引き落とし日にすると、口座の残高が不足して引き落としができなかった、といったような延滞リスクが軽減されるので安心です。
Q4.ボーナス払いの引き落とし月は希望の月で設定できる?
ボーナス払いの引き落とし月は希望月を設定することができます。
ただし年に2回、1回目と2回目が半年間になる組み合わせで設定されます。
(1回目)1月→(2回目)7月
(1回目)2月→(2回目)8月
(1回目)3月→(2回目)9月
(1回目)4月→(2回目)10月
(1回目)5月→(2回目)11月
(1回目)6月→(2回目)12月
引き落とされる日は、毎月の引き落とし日と同じです。したがってボーナス払いの月には、月々分とボーナス分が同日に引き落としされます。
金融機関によっては選択できる月が限られている場合もあります。詳細は、借入予定の金融機関に確認してください。
Q5.引き落としの口座はどこでもいい?
住宅ローンの引き落とし口座は、基本的に借入をする金融機関の口座になります。
住宅ローン契約者(債務者)名義の普通口座から引き落とされるので、口座を持っていない場合は作る必要があります。他の金融機関の口座を指定したり、住宅ローン契約者(債務者)名義ではない、例えば家族の口座を指定することはできません。
申し込みをしておけば、給与振込口座から住宅ローンの支払額分を引き落とし口座に自動振込できるので、引き落とし口座への入金忘れを防ぐことができて安心です。ただし手数料が必要ですので、利用する金融機関で調べておきましょう。
Q6.住宅ローンの支払いにクレジットカードは使える?
住宅ローンはクレジットカードで支払えません。
また振込、窓口での現金払いもできません。指定口座からの引き落としのみになります。
Q7.引き落とし日はいつまでに決める?
基本的には住宅ローンの申込(本審査)をする時に決めて、住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)の際に確定します。
住宅ローンの申込は、遅くても融資を実行をする1カ月~2カ月以内に済ませておくのが理想です。それまでには決めておきましょう。
【融資実行後(入居後)】に気になる住宅ローンの”引き落とし”に関する疑問
Q8.何時何分に引き落としされる?
金融機関によって異なり、また公表もされていないので分かりません。
例えば、日付が変わった瞬間に引き落とされる、○時頃引き落とされる、など決まった時間はありません。
どのタイミングで引き落としされるか分かりませんので、引き落とし日の前日までに口座の残高を確認し、足りない場合は入金しておきましょう。
Q9.引き落とし日が休日・祝日だった場合はどうなるの?
引き落とし日が土日や祝日、また年末年始など金融機関が休業している日にかぶった場合は、翌営業日が引き落とし日になります。
例えば引き落とし日が土曜日なら、月曜日が引き落とし日です。月曜日も祝日の場合は火曜日になります。
なお年末年始の休業期間は金融機関によって異なり、引き落とし日もそれによって変動します。ご注意ください。
Q10.引き落としされていないことに気づいたら?
住宅ローンの引き落としがされていないことに気づいたら、速やかに金融機関に連絡してください。
引き落としされない理由として考えられる筆頭は、口座の残高不足です。その場合は引き落とし口座に入金してください。
口座残高が不足して引き落としができなかった場合、延滞となり「遅延損害金」が発生します。金融機関に連絡したときに遅延損害金の額を確認し、その分も一緒に引き落とし口座に入金してください。
Q11.引き落とし日はあとから変更できる?
ほとんどの金融機関で変更可能です。
ただし利息の再計算等が必要になるので、金融機関によっては手数料が発生します。まずは金融機関に相談し、手続きを進めましょう。
まとめ
住宅ローンは額が大きく、また長期間にわたるものですが、支払い方に特別なことは何もありません。
支払いが始まる前の人は事前の準備と確認を充分に、既に支払中の人はウッカリ延滞をしないように注意しましょう。
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