突然ですが皆様は「自分がどんなタイミングでマイホームを購入するのだろうか」 ということを考えたことはありますか?
「高い買い物だから、とりあえずゆっくりと考えたい」
「将来的にマイホームは欲しいけど、具体的には考えていない」
「良い物件は見かけたけど、まだ先でも遅くないかと思って」
というご意見も多いと思います。
一生の内で一番大きな買い物となるマイホーム。人が生活をする上で欠かせない「衣食住」のうちのひとつです。
皆様もいつかマイホームの購入について考える時時がやって来ると思いますが、高額な買い物であるからこそ購入に踏み切るには「タイミング」がとても重要になります。このタイミングを意識することで、具体的にそしてスムーズに購入について話を進めることができるのですが、漠然としてしまっていてはマイホーム計画も前に向いて進んでいきませんよね。
しかし、家庭の事情が大きく絡んでくるマイホーム購入のキッカケについて「家庭でどういう話になって購入したの?」とは、友人であってもなかなか聞き辛いものです。そこでマンションの営業マンである私が、これまでにご縁をいただいたお客様の話をもとに「タイミング」についてご紹介させていただきます。
この記事を読んで皆様も将来やってくるマイホーム購入に向けてイメージをしておきましょう。
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私が経験したマンション購入のタイミングは大きく分けて5つ
どのような一般的な例があるのかはもちろんですが、実際に私のお客様がマンション購入に至った実話も次章から紹介します。私自身も「なるほど!そういうマンション購入の理由もあるんだ」とお客様から教えていただいた実話ですので、ぜひ参考にしていただければと思います。
- タイミング1:家族構成や状況の変化による影響
- タイミング2:生活環境の不満による影響
- タイミング3:制度変更による影響
- タイミング4:災害による影響
- タイミング5:物件の希少性や魅力による影響
タイミング1:家族構成や状況の変化による影響
家族構成の変化とは、結婚や出産などで家族が増えるだけでなく、子供の独立や親族との同居・世帯分けなどによる家族数の増減のことです。状況の変化は、子供の学校入学や卒業、仕事の転勤や定年退職などです。
家族構成や状況の変化による影響は、現在の住まいでの部屋数や広さだけでなく、そもそも新しく住まいが必要となるような問題を生じさせ、マンション購入のタイミングとなります。
- 子供が生まれたから教育環境や生活環境が充実した場所への引越を考え始める
- 定年退職を迎える前に老後の生活拠点となる場所について考え始める
- 実家で親と同居しているが、兄が結婚して戻ってくるそうなので別居を考えている
事例:転勤を繰り返していたAさん家族がマンションを購入した話
モデルルームにご来場された理由をうかがってみると、
ご主人様:「結婚当初で子供がまだ小さい時は、何の不満も無く家族で引越をしていたけど、幼稚園で子供に友達が増え妻にもママさん友達が増えてくると、転勤での引越が嫌になったんです」
奥様:「また一から新しい場所で人間関係を作ってくのも一苦労で」
とお話しされていました。初めはいろいろな土地での生活を楽しんでいた時期もあったそうですが…。ご主人様は、子供が中学校になるぐらいまでは、家族で転勤に付き合ってもらいたいようでしたが、「家族のためになるなら」とマンション購入に賛成し、モデルルームの見学にいらっしゃったそうです。
タイミング2:住まいの立地条件や経年劣化など生活環境の不満による影響
生活環境の不満とは、現在の住まいの立地条件や建物自体に対する不満のことです。日々の生活で蓄積される不満がどんどん高まっていき、マンション購入のタイミングとなります。
- エレベーターが無い賃貸物件で、毎日の階段での上り下りの生活にウンザリしている
- 坂の上にある住まいで生活しているが、自転車を利用することが多いので帰りが大変
- 賃貸物件の築年数が古く、旧式の設備で毎月の光熱費が高い
事例:何不自由のない借家生活をしていたBさんがマンションを購入した話
モデルルームにご来場された理由をうかがうと
Bさん:「いろんな書類に住所を書くたびに、自分の住んでいる場所が特定されているような感じがしてきて…。セキュリティの設備がしっかりしたマンションを見学に来ました」
とのことでした。特に何か怖い思いをしたわけではないのですが、自分の住所を書くたびにどんどん不安に感じるようになったそうです。Bさんは今までの生活環境が変わらない場所での物件をご購入されました。
タイミング3:消費税や社宅補助などの制度変更による影響
制度変更とは、税制改正による増税や減税、社内制度の変更のことです。非常に高額なマイホーム購入のお金に関する制度変更は、マイホーム計画に大きな影響を与えるのでマンション購入のタイミングにもなります。
- 増税の前に大きな買い物であるマイホーム計画を進めたい
- 住宅取得資金贈与の特例が利用可能なうちにマイホーム計画を進めたい
- 社宅を利用できる年齢制限が社内規定で設けられたので、将来の住まいを考え始めた
事例:社宅で生活をしていたCさんの話
私に「毎月の住宅ローンは○○万円ぐらいが希望なのですが…」とご相談いただきました。具体的な金額だったので、その理由を尋ねてみると「社宅に住んでいるのですが、来年から補助がなくなり○○万円に家賃が上がってしまうので、それなら購入も視野に入れようと思い来ました。社宅補助が大きいので、無くなってしまうと家賃全額を負担するのがとても勿体なくて」とのこと。
もともと社宅の補助がなくなるタイミングでマイホーム購入を検討しようと考えていたそうで、今年からいろいろとモデルルームを見学されていました。今まで見学をされていたということもあり、要望がハッキリしており話も順調に進みご購入されました。
タイミング4:地震や空巣などの災害による影響
災害とは、自然災害だけでなく、事件や事故などの人災も含みます。新聞やニュースなどの報道によって現在の生活に不安を抱き、災害に強いマンション購入に踏み切る方もいらっしゃいます。理由はさまざまですが、地震や洪水、空き巣や放火などが挙げられます。
- 地震による建物被害のニュースを見て現在の住まいの耐震性に不安を抱える
- 浸水被害を受けてリフォームを検討しなくてはいけなくなった
- 住んでいる周辺で不審者の目撃情報があり防犯に対する意識が高まる
事例:犬の散歩とウォーキングが趣味のDさんがマンションを購入した話
それからというもの、話は新生活に向けた前向きな内容が増え、今まで悩んでいたのが嘘のように話が進みました。その後Dさんは「趣味を満喫でき安心できる生活が手に入るのなら!」ということでマンションをご購入されました。
タイミング5:物件の希少性や魅力による影響
将来の参考の為にマンションのモデルルームを見学する方も多くいらっしゃいます。そこで想像以上に素敵な物件に出会うと、「将来のマイホーム計画を少し早めるか」と思い直し、マンション購入のタイミングとなります。お客様の今まで求めていたものが、たまたま見学をした物件で見つかった場合は、まさに運命の出会いのようですね。このようなケースでは、投資用やセカンドハウスとしてご購入される方もいます。
- 自分の想像以上に価格のお手ごろな物件をみつけた
- いま住んでいるお気に入りの場所の近くで初めてマンションが販売される
- 間取りにこだわりがあり、理想の間取りを何年も探していたがようやく見つけた
事例:モデルルームを見学することで初めて理想の生活に気付いたEさんの話
初めてのモデルルームでEさんは「こんな広いキッチンなら料理しやすそう!バルコニーに洗濯物がたくさん干せる!こんなリビングでくつろいだら、一日の疲れも吹っ飛びそう!」などなど、まるで実際に生活をしているかのようにイメージを膨らませて見学をしていました。私は初めての見学という事もあり「Eさんはご結論を出されるまでに少し時間がかかるな」と思っていたのですが、「気に入ったからここに決めよう!」とEさんが言い出したのです。
理由を聞いてみると「今の生活が当たり前だと思っていたから、こんな素敵な生活をイメージしたことなかった!家賃を払って不自由な生活するなら、住宅ローンを払って快適な生活をしたい!」とおっしゃられていました。
タイミングはひとそれぞれだけど、実は特別なものでもない
しかし私がご縁をいただいたお客様では、特別なタイミングでマンションを購入する方のほうが圧倒的に少ないのです。ほとんどのお客様が、誰しもが感じるような日常生活に潜む小さな不満や不安が積み重なり、「今後の生活に影響を与えようとしている時」や「すでに影響を与えられている時」がマンション購入のタイミングとなっています。購入に踏み切った人が「必ずしも特別なタイミングがあったわけではない」 ということに気付いていただけたのではないでしょうか。
ポイント:些細なキッカケがマンション購入のタイミングとなる
購入のタイミングを意識してマイホーム計画を進めることのメリット
誰しもが「せっかくのマイホーム計画なのですから、話は慎重に進めたい」と考えるのですが、マイホームをはじめとする不動産には、同じものは二つとありません。良く似たような条件の物件を探そうとしても何年先に出てくるのか予想し辛いということもあり、お気に入りの物件を見つけてからマイホーム計画を進めたのでは手遅れというケースもあるのです。
そうならないためにも準備が必要なのです。どうせ将来必要となるマイホームです。高い買い物だからこそ、まだそのタイミングがやって来ていない今のうちから「自分はどのようなタイミングでマイホームを購入するのだろうか?」 という事を考えておく必要があるのです。そうすることで、将来のマイホーム計画がより満足度の高いものへと変わっていきます。
ポイント:タイミングを意識していないとマイホーム購入は難しくなる
事例:子供を転校させたくない、子供部屋をつくってあげたい、安く購入したいFさんの話
Fさんは何年も前からマンションや一戸建て、中古物件のモデルルームをいくつも見学されていました。見学している理由を聞くと「子供に転校させたくないし、兄弟がいて部屋数も足りていないからずっと探しているけど、安い物件がなかなかなくてね」とおっしゃっていました。予算内での物件ではFさんの希望を満たせないのです。予算か希望のどちらかを妥協する必要があったのですが、どちらも妥協したくないとの事で購入には至りませんでした。
しかしそれから数年が経ったある日、Fさんが再びモデルルームへご来場されました。ご来場された理由を聞いてみると「老後の生活の参考になればと思って」とのこと。子供も大きくなり県外に出て行ってしまい、子供のために購入するという理由がなくなってしまったそうです。老後の生活というのはいつの事なのかを尋ねてみましたが、漠然としておりハッキリしませんでした。もちろん老後のための参考見学でしたので、ご購入には至りませんでした。
まとめ
ぜひ一度「自分はどのようなタイミングでマイホームを購入するのだろうか?」ということを考えてみてください。タイミングを見逃してしまっては、いくら質の高いマイホームを手に入れたとしても満足度の低いものになってしまいます。
マイホーム購入と聞くと硬くなってしまい「もう少しゆっくりと考えないと」となりがちですが、高い買い物だからこそ肩の力を少し抜いて「こんな生活を送ってみたい!」というような「マイホームの夢」について考えてみることで、マイホーム購入のタイミングがやって来るのかも知れませんね。
この記事が皆様の将来のマイホーム計画のお役に立つことが出来れば幸いに思います。
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