ペットと一緒に住む場所を選ぶときには、散歩のしやすさや動物病院が近くにあるかなど、チェックしたいポイントがたくさんあります。住む街の環境によってペットとの暮らしやすさが変わりますし、人もペットも共にのびのびできる場所で暮らしていきたいものです。そこで、ペットと住みやすい街の特徴や、近くにあると便利な施設をご紹介します。ペット連れで引っ越しを考えている方、これからペットをお迎え予定の方は、暮らしやすい街選びの参考にしてください。
ペットと生活する街選びのポイント
ペットと一緒の場合、どのような場所が暮らしやすいのでしょうか？インターネットでも色んな情報が得られますが、実際には想像と違うことがあるかもしれません。そのため、できれば実際に自分の足で街を歩いてみることをおすすめします。
交通量があまり多くない、歩道が広い
犬の散歩には運動不足解消やストレス発散などのメリットがあり、何よりも散歩を楽しみにしている犬は多いものです。そのため、ペットと生活する街を選ぶときに、安全に散歩できる道路があるかを確認しましょう。具体的には、交通量があまり多くなく静かで、歩道が広い道が家の近くにあるとよいですね。車だけでなく、自転車の通行も少ない方が安心です。散歩できるような河川敷や遊歩道が近くにあると風や季節の変化を感じられ、犬だけでなく飼主にとっても気分転換ができます。
ドッグランが近くにある
定期的に散歩に行っていても、たまには広々とした場所で気分転換させてあげたいものです。普段の散歩コースでは周囲に気を配りながら歩くので、のびのび散歩できているとは言い難いかもしれません。そこで、近くに犬が自由に遊べるドッグランがあると、休日の楽しみが増えるのでおすすめです。
公園やドッグランは、他の犬や飼い主さんとの出会いの場でもあります。犬友がいると情報交換できますし、一緒に散歩に行ったりお出かけしたりする機会が生まれます。
ペットを飼っている地域住民のマナーが良い
ペットを飼う上でマナーを守ることは、みんなが気持ちよくペットとの暮らしを楽しむうえで大切です。マナーを守らない人が多いエリアでは、ペットに対してマイナスのイメージがついてしまい、小さなことが大きなトラブルに発展してしまうこともあります。
地域住民のマナーは何回か行ってみないとわかりませんが、実際に周辺を散歩してみて、道路の端に排泄物が放置されていないか、ゴミがポイ捨てされていないかなどを確認してみましょう。
ペットと一緒に歩いてみて、散歩している飼主の様子を見てみるのもよいですね。気持ちよく挨拶してくれたり、排泄物の片づけをしいたりする姿などがあれば、安心して暮らすことができそうです。
近くにペット同伴で入れるカフェや飲食店がある
ペットと一緒に出かけることが多いなら、ペット同伴可のカフェや飲食店が近くにある街がおすすめです。ペット同伴で入れる店だと、飼い主が食事などを楽しむ間、犬もリラックスして過ごすことができます。また、犬友と食事しながら会話を楽しんだり、犬に社交性を身につけさせたりできるといったメリットもあります。
ただし、ペット同伴可とはいえ、店舗によってルールが異なります。例えば、店内に一緒に入れる店舗もありますが、外のテラス席のみ利用可能という場合もあるでしょう。気に入ったお店を見つけたら、どのようなルールが設けられているか確認してみてください。
自治体によるペットとの暮らしへの支援がある
ペットと一緒に楽しく暮らしていくために、自治体の支援は欠かせません。例えば、狂犬病予防接種やペットに関する様々な手続きは自治体の窓口で行うことができます。
事務的な手続きは各自治体で大きく変わることはありませんが、犬猫の避妊去勢手術の助成金の規定は自治体によって変わります。地域動物に限る自治体がある一方、家庭動物にも支給する自治体もあります。
また、ペットのしつけ教室やペットの相談会などへの取り組みは自治体によって異なりますが、できるだけ多くの取り組みを行っている自治体がおすすめです。どのようなサービスがあるかは、自治体のホームページに詳細が記載されているのでよく確認してください。
近くにあると良いペット関連施設
多くの人は交通の便が良く、買い物のしやすい場所が暮らしに適していると考えることでしょう。これはペットと一緒に暮らす場合も同様で、ペットにとって必要な施設が近くにある方が便利です。そこで、近くにあると良い関連施設をご紹介します。
動物病院
ペットと暮らすうえで、必ずお世話になるのが動物病院です。病気の予防や健康診断で通院したり、体調が悪くて診てもらったりなど、さまざまな理由で行く機会があります。できるだけ近い場所にかかりつけの動物病院がある方が、いざというときすぐ行けるので理想的です。また、駐車場の有無も確認しておきましょう。
ただし、近くにあっても飼い主が通院できる曜日や時間と合わないこともあります。診察時間や休診日を必ず確認し、もしものときに備えて他にも通院できる動物病院を探しておくと安心です。また、夜間対応してくれる動物病院も探しておきましょう。
動物病院と言っても、それぞれ診療可能なペットの種類が決まっています。特に、爬虫類や大型鳥類などのエキゾチックアニマルは、診察していない病院が多いので注意してください。
トリミングサロン
定期的なカットやシャンプー、爪切り・耳掃除などのグルーミングは、ほとんどの犬や猫に必要です。中には送迎してくれるところもありますが、すべてのトリミングサロンが送迎可能というわけではありません。飼い主が連れていくなら、やはり近いに越したことはないでしょう。
トリマーによる個人経営のサロンから、複数のトリマーが所属しているサロンまで規模はさまざまです。ペットとの相性も考えながら、安心して通えるトリミングサロンを探してみましょう。
ペットホテル
旅行や出張などで家を空けるときには、ペットホテルに預けることがほとんどです。ペットホテルはトリミングサロンや動物病院に併設されていますので、利用しやすい施設を選びましょう。どの施設も預ける時間とお迎えの時間が決まっており、時間の融通が利かないケースもあります。利用頻度が多くなる場合は、状況に合わせて利用できるペットホテルを複数調べておくと良いでしょう。
ペットホテルに預けている間に、ストレスから体調不良を起こしてしまうことがあります。動物病院併設の場合は治療が可能ですが、それ以外のホテルなら、病気になったときに動物病院へ連れて行ってもらえるのかなど事前に確認しておいてください。
ペット用品店・ホームセンター
ペットフードやおやつ、ペットシート、お手入れ用品など、ペットとの暮らしに欠かせないものがたくさんあります。こうしたペット用品は、すぐに揃えられるペット用品店やホームセンターが近くにあると便利です。特に初めてペットと暮らす場合は、何を選べば良いか迷ったときにアドバイスしてくれる、知識豊富なスタッフがいる店が近くにあると安心です。
なお、ペット用品はかさばるものが多いので、駐車場があると行きやすいです。もし車が使えなければ、配送サービスの有無も確認しておきましょう。
まとめ
ペットと一緒に住みやすい街の選び方についてご紹介しました。例えば休日にドッグランや公園でペットと楽しむなど、人それぞれ思い描いている理想の暮らしがあるでしょう。利便性や環境なども考えながら、人とペットが快適に暮らせる場所を選んでください。
ペットと快適に暮らす住まいの作り方はこちらで解説しています。
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