一人でも家族とでもなく、二人で暮らすからこその楽しみは数え切れないほどあります。
二人がもっと快適にもっと仲良くなれるような部屋や、それぞれの大切なものを尊重し合える空間を作ることのは、お互いについてを一緒に考えるからこその大きな喜びに満ちています。
おいしくごはんを食べるためのテーブルと椅子は?二人でリラックスするためのソファは?…イメージしはじめるとわくわくしますね。
ただ、それと同じくらい、二人だからこそ…のお悩みもたくさんあるはず。
新婚夫婦や同棲カップルの「二人暮らし」にスポットを当て、心地よい部屋づくりとは何かを探っていきましょう。
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・生活スタイルから考えるお部屋の向き
・家事動線のよい間取りの選び方
二人で使う部屋、一人で使う部屋を分ける
まず大切なのが、家の間取りをどう活用するかということです。
複数の部屋を二人で使うことになるため、一人暮らしの家づくりとは違った視点で、暮らしやすい動線や部屋の役割を考える必要があります。
二人の生活習慣や生活スタイル、好みをしっかりと整理し、お互いが「大好き」と言える家はどんなものかを話し合い、しっかりとイメージを共有するところから始めましょう。
部屋の目的を軸に考える
二人で最初に決めたいのは、共有する部屋と個別で使う部屋です。
コミュニケーションとプライバシーのバランスが取れるように意識しつつ、目的別に部屋を割り振ります。
キッチンやダイニング、リビング、風呂、トイレ等、家の構造上共有する必要がある場所を確認し、残った部屋をそれぞれどうするかを決めていきましょう。
考えるポイントは、二人のコミュニケーションの軸がどこにあるか。
食事・団欒に限らず、コミュニケーションが充実するシーンは夫婦やカップルによって様々ですから、二人が一番わくわくして楽しみが持続するような部屋の使い方を考えます。
例えば、3つ部屋がある場合、寝室+それぞれの個室といった基本的な分け方も良いですが、趣味が同じ二人なら趣味の部屋+それぞれの個室兼寝室を作るのも素敵なアイディアです。
自宅で仕事をしている二人なら、仕事部屋+それぞれの個室、でも良いですね。
二人の生活パターンを軸に考える
部屋の使い方を考えるもうひとつの軸は、二人の生活パターンです。
例えば、仕事等で外出している時間や生活ペースがずれている二人が寝室を同じにすると、お互いに気を遣ってギクシャクしてしまう、ということも起こり得ます。
お互いの事情を考慮し、生活上のどの時間を共有すると心地よいかをイメージしていくと、二人でリラックスする部屋がどこかが自ずと決まってきますから、それに従ってインテリアを充実させる順番や予算配分の優先順位を決めていくと良いでしょう。
家の中に「二人が一番居心地のいい場所」を作るつもりで考えると、楽しく相談できそうですね。
一緒に使う部屋の考え方
共有する部屋はインテリアも共有することになりますから、お互いの好みやこだわりを考慮して、はじめにある程度の方向性を決めておくとスムーズです。
筆者の友人夫妻は、新婚の頃にリビングを二人のお気に入りの場所にしたいと考え、それぞれの好きなものを持ち寄ったり、お互いの好きそうなアイテムをプレゼントしたりして少しずつアイテムを集めていったところ、結果的に部屋の印象が雑多になって困ってしまった、と苦い思い出話を聞かせてくれました。
仲良し夫婦だからこそ起きた微笑ましいケースですが、例えば「白っぽいものしか置かない」「小物はこの棚に載る分だけ」といった簡単なルールを決めておくと、部屋全体のまとまりを保てたかもしれません。
今回は、共有スペースの代表として、お客様を招くことも考えられるダイニングとリビングに絞って、部屋づくりを考えてみましょう。
基本の考え方
部屋全体のベースとなるテイストを大まかに決め、一番大きな家具に合わせて周りのインテリアを足していく形にすると、お互いの認識がずれるのをある程度防ぐことができます。
先ほど書いたとおり、使う色や配置する物の量を簡単に決めておくのも有効です。
併せて、物を置く場所と置いてはいけない場所、インテリアの変更を楽しむ範囲とベースとして固定しておく範囲も決めておけば、部屋の雰囲気を大きく変化させることなく、居心地のよい空間として育てていくことができそうですね。
また、暮らしているうちにどうしても物が増えがちですので、「飾る物」「使う物」に分けて収納場所を指定できるようにしておくと便利です。
買い物をする時に「飾る物」「使う物」をきちんと区別し、それらが部屋のどの位置に配置されるのかをイメージできる環境を作っておき、はじめに決めたベースのインテリアに則って物を買い足せるようにしましょう。
ダイニング
ダイニングで主役となるのは、テーブルセットと食器棚です。
二人で暮らすことだけを考えるか、友人を頻繁に呼ぶことや後々家族が増えること等までを考えるかでどんな家具を揃えるかが変わってきます。
生活スタイルや将来のイメージが具体的に描けている夫婦やカップルなら比較的決めやすいですが、まだそこまで決められない場合も多いと思います。
そういった場合は、大きいものを選択してから考えるより、一旦は省スペースで小回りの利くものを設置することをおすすめします。
例えば、折り畳み式のテーブル(2人掛けから4人掛けまで広げられるもの)や、増設できるタイプの食器棚を選択しておけば、いずれ大きくしっかりしたものに買い替えた際も別の部屋や用途で再利用しやすいという利点があります。
筆者も、引越ししてすぐに買った小さな食器棚をその後一回り大きなものに買い替えましたが、余った小さな食器棚を現在は別の部屋でテレビラックとして活用しています。
丈夫なつくりでシンプルなデザインのもので小型のテレビを置くのに丁度良く、本来食器を入れる部分にDVDデッキやソフトを入れることができるので、重宝しています。
リビング
リビングの主役はカーペット、ソファ、ローテーブルですね。
特に、ソファとカーペットは占める面積が広く、存在感が大きいものです。これらは部屋全体のイメージを大きく左右しますから、二人の好みがすれ違わないように慎重に選びましょう。
その際、同じく存在感が大きくなるカーテンも合わせて選ぶと、部屋のイメージをまとめやすくなります。
二人の好みを合わせるコツとして、例えば「ナチュラルなテイストのソファ」のように言葉だけでイメージを伝えるのではなく、カタログやwebサイトを活用して視覚的にイメージを表現しあうことが大切です。
言葉から受ける印象は人それぞれで違うため、フタを開けてみればまったく違うものを想像していた…という経験は誰しもがあるかと思います。
同じ「ナチュラルなテイスト」でも、素材感を重視したナチュラルさと、デザイン面を重視したナチュラルさでは印象も違ってくるはずです。
そういったすれ違いを防ぐとともに、お互いが欲しいものを写真で見ながら選んでいくうちに、自然とお互いの好みやこだわりが近づいてくるでしょう。
大切なのは、相手が提示してくるものを「自分にとって新しい意見」として肯定的に捉え、「そういう感じもいいね」と言い合えるものを選ぶことです。
好みや趣味が似ていればいいものを探すのはそんなに難しくありませんが、好みに差がある夫婦やカップルだと、なかなかうまく二人の好みの間に収まるアイテムは見つからないかもしれません。
そんな時は、「二人だからこそ楽しめるもの」として、新しい視点で探してみるのも楽しいですよ。
まとめ
周りを見渡してみても、夫婦やカップルの形は千差万別です。
こうすれば絶対に部屋づくりがうまくいく!といった便利な方法はありませんが、「お互いの個性が融合する楽しみ」「好みの違いを楽しむ気持ち」を大切にするのが一番の近道かもしれませんね。
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