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新築マンション 内覧会のポイント解説
マンションの基礎知識

新築マンションの内覧会を充実させるためのポイントをご紹介

新築マンションを購入した場合、引渡し前に実際のお部屋を見られる機会があります。それが「内覧会」です。

この記事では、初めてのマンション購入で内覧会について良く知らないという方のために、当日を有意義に過ごしていただくためのポイントをまとめました。ぜひ参考にして、充実した内覧会にしていただければと思います。


1.マンションの内覧会とは

1-1.内覧会の目的

内覧会は、実際にできあがった自分の住戸や共用部(エントランスや駐車場等)を実際に確認する会です。特に住戸については、入居後の新生活がスムーズに開始できるように次の3つをしっかりと行いましょう。

  • オプションや変更工事が発注どおりに仕上がっているかの確認
  • 傷、汚れ、不具合の確認
  • 家具等レイアウトのための部屋の採寸

内覧会は一般的には引き渡しの約1ヶ月前に行われます。新築マンションの場合、基本的には、この内覧会がマンション内を確認できる唯一の機会ですので、この記事を読んでしっかり準備して臨みましょう。

1-2.内覧会に必要な持ち物と適切な服装

マンションの内覧会で必要な持ち物と適切な服装は、次のとおりです。

必要な持ち物

  • メジャー
    部屋の採寸に使います。落として床に傷をつけないように、軽いものを選びましょう。
  • スリッパ
    部屋の内覧時に必要です。会場側で用意されている場合もありますので、事前に確認しましょう。子供用スリッパは用意されていない場合が多いので持参するのがオススメです。
  • 間取り図
    部屋の設備位置等の確認に使います。施工会社が用意している事が多いので、事前に確認しておきましょう。

適切な服装

当日は部屋の寸法を測ったり、共用部を歩き回ることが想定されますので、動きやすい服装がおすすめです。

また、部屋には冷暖房機器が付いていないので、夏場はタオルやうちわ、冬場はカイロ等、気温に合わせた防暑・防寒グッズも準備するのがよいでしょう。特に冬場は足元が冷え込むので、厚手の靴下を履いていくことをおすすめします。


2.マンションの内覧会当日の流れと見るべきポイント

内覧会での注意点

この章では、あなぶき興産が行う一般的な内覧会の流れと、各工程で見るべきポイントをご紹介します。

2-1.エントランス周辺の共用部施設の確認

まずエントランスで受付をお済ませいただきましたら、エントランス周辺の共用設備をご案内いたします。

  • 集合インターホンおよび鍵の使い方
  • メールボックス、宅配BOXの使い方
  • 管理人事務室、管理員勤務時間の説明
  • 共用トイレの説明 等

設備の使い方や注意事項等の説明がありますので、不明点等があればこのときにお尋ねください。

2-2.室内設備の確認

共用部の確認のあとは、ご契約されたお部屋に向かっていただきます。

まずは室内の設備について係員からご案内いたします。マンションによって異なりますが、主に以下のような設備をについてご説明します。

  • メーターBOXの場所
  • ブレーカーの位置
  • LANポート、ルーターの位置
  • 24時間換気システムの使用方法

新生活をスムーズにはじめるために大切な情報ですので、よくご確認ください。

2-3.室内のオプション設備、変更工事の仕上がり確認

まずは発注したとおりに仕上がっているかをしっかり確認しましょう。マンションによって異なりますが、以下のような項目がチェックするべきポイントです。

  • フローリングや建具の色は正しいか
  • 選んだオプションが付いているか
  • (設計変更工事をした場合は)指定した工事がされているか
  • スイッチやコンセントの場所を変更した場合、位置等は合っているか

気になるところがあったら、その場でスタッフに伝えて確認しておきましょう。

2-4.室内の仕上がりの確認

工事内容の確認が済んだら、室内の仕上がり(扉の開閉がスムーズに出来るか、等)について確認します。こちらも、気になる点があればスタッフに伝えましょう。

以下のチェックポイントを参考に、気になる点をチェックしてみてください。

チェックポイント

  • ドア、窓、引き出し等の開閉に問題はないか
  • 電気設備(換気扇、給湯器、インターホン等)は正常に稼働するか
  • 気になる破損や汚損がないか

2-5.その他の共用部施設の確認

室内の確認が終わりましたら、一度部屋を出て共用部施設(駐車場や駐輪場、ゴミ置き場、防災倉庫など)をご案内いたします。

あなぶき興産(不動産会社)側からのご案内は以上で終了です。

2-6.部屋の採寸等

すべての説明と確認が終わったら、家具や家電のレイアウトを検討するために部屋の採寸を行う時間となります。

内覧会は、引き渡し前に自分の部屋に入ることができる唯一の機会です。採寸を行うかは任意ですが、カーテンなど入居当日に揃えておきたい家具については、この日に設置場所の採寸をしておくことをおすすめします。

なお、採寸のために業者の方にお入りいただくことも可能ですが、必ず事前にスタッフにお伝えいただき、このタイミングに合わせてお越しいただくように時間調整をお願いします。

採寸と合わせて、以下の点をチェックしておくのを忘れないようにしましょう。

チェックポイント

  • エアコン、室外機の設置場所
  • コンセント、テレビ端子等の取り付け位置
  • 照明器具の取り付け位置
動画や写真を活用しよう!

部屋のコーディネートイメージを検討するために、写真や動画を撮影してあとで見返せるようにしておくと便利です。

照明の配置、窓のサイズや位置、電源の位置などは、位置のわずかな思い違いが居住後の生活に影響を与える可能性があります。図面やメモではわかりづらいので、視覚的に把握できるように残しておきましょう。

また、内覧会中に見落とした部分も、写真や動画を見直すことで確認することができます。


3.内覧会に臨む心構えと注意点

最後に、一般的なマンションの内覧会に参加するにあたっての心構えと注意点についてお伝えします。

4-1.気になる点はすぐスタッフに伝える

もし気になる点があった場合は、些細なことと思ってもすぐに不動産会社のスタッフに伝えるようにしましょう。

内覧会の日を逃すと、次に部屋を見るのはお引き渡しの時です。そのタイミングで「やっぱり気になる!」と思って相談しても、補修できるのは入居後になってしまうか、または入居時期を遅らせなければならない場合もあります。

4-2.子ども連れの場合は、ゆっくり見るための工夫が必要

内覧会には長い時間がかかりますので、小さな子供を連れていくと、飽きてぐずったり、色々なものに触るのが気になったりして、落ち着いて確認ができないということも起こりがちです。

子供を連れて行く場合は、お気に入りのおもちゃ(落としても床等が破損しないような軽くてやわらかいもの)を持たせるなど、気が紛れるような工夫をお考えいただくことをおすすめします。なお、マンション室内は汚損防止のため飲食禁止のため、お菓子等を持ち込むことは出来ませんので注意しましょう。

また部屋には冷暖房器具がありませんので、暑さ・寒さへの対策も忘れないようにしましょう。

じっくり集中して臨みたいとお考えの場合は、ご親戚やお知り合いの方に預けることを検討されても良いかもしれません。

4-3.その他の注意点

そのほか、以下の点にご注意ください。

マンション室内のトイレは使用不可

マンション室内のトイレは、引渡しを受けるまでは利用することができません。共用部のトイレはご利用いただけますが、数が限られます。内覧会は長時間になりますので、お手洗いは事前に済ませておきましょう。

マンション室内では飲食禁止

前述のとおり、汚損によるトラブルを避けるため、マンション室内での飲食は禁止されている場合が多いです。お子様の気を紛らわすためのお菓子であっても、持ち込むことはできませんのでご注意ください。


6.まとめ

マンションの内覧会で行うことは、この3つです。

  • オプションや変更工事が発注どおりに仕上がっているかの確認
  • 傷、汚れ、不具合の確認
  • 家具等レイアウトのための部屋の採寸

内覧会は部屋の仕上がりを確認できる貴重な機会です。この記事を読んで、しっかり準備をしたうえで内覧会を迎えていただければ幸いです。

さて、内覧会が終われば、いよいよ引き渡し、そして入居(引っ越し)となります。新築マンションでは、賃貸マンションや一戸建てへの引っ越しとは少し違う特徴がありますので、引っ越し手配の前にこちらの記事を確認しておきましょう。

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