くらしの歳時記【2021年7月・文月】

7月の和名「文月」。梶の葉に和歌をしたためてお祀りする「七夕」の行事にちなんだ「文披月(ふみひらきづき)」が転じたものと言われています。

稲穂が膨らむ時期だから「穂含月(ほふみづき)」という説もあります。
7月なのにもう稲穂が膨らむのかと不思議に思うかもしれませんが、実は旧暦7月は現在の8月中旬から9月ごろに該当します。暑いながらも秋の気配を感じるころ。本来の文月はそんな季節なのです。


今月の注目イベント


7月のこよみ

7月2日「半夏生」(雑節)

ハンゲショウ

半夏生は夏至から数えて11日目ごろ。あるいはその日からの5日間。ドクダミ科の植物「ハンゲショウ」の葉が白くなり、農家では田植えや畑仕事が一段落する時期。

この時期は天から毒気が降るとされ、井戸に蓋をしたり農作業をお休みする風習がありました。つまり農繁期後の休息期間です。
ちょうど湿度も温度もぐっと上がってくる季節の変わり目で、身体がまだ慣れていないことから体調を崩しがち。仕事が一段落したと思ったら、無理をせず休もうというわけです。

半夏生までに田植えを終えた農家は、この日の天気で農作物の出来を占ったそうですが、同時に豊作を願って神様に食べ物を捧げる日でもあったようです。例えば、関西地方では蛸、福井県(一部)では鯖を食べる習慣がそれです。

半夏生のうどん

毎年お決まりのように言っていますが、アルファジャーナル編集部のある香川県では半夏生の日に「うどん」を食べます。
ただし「(いつもの)うどん」ではなく、行事食としての由来がちゃんとあるんですよ。
小麦の収穫時期は6月。この小麦を使って打ったうどんで収穫を祝ったのが縁起とされています。さらに、そのうどんを農作業を手伝ってくれた人たちにも振る舞ったことから、田植えを終える半夏生の頃にうどんを食べる習慣が定着したそう。

7月7日「小暑」(二十四節気)

二十四節気の11番目。
暑さが本格的になる頃。蝉が鳴きはじめたり、蓮の花が咲きはじめたりと、いよいよ夏の気配が濃厚になります。

7月22日「大暑」(二十四節気)

梅雨明けを迎え、本格的な夏の到来を感じる時期です。
今日から8月7日(2021年)の立秋までが「暑中」で、この期間中に暑中見舞いを出します。オンラインで手軽に繋がれるこの時代に、あえて素敵なハガキやカードに近況をしたためて出してみる、なんていうアナログな方法で連絡してみるのも楽しいかもしれません。

7月19日〜8月6日「夏土用」(雑節)

雑節のひとつ「土用」は、土公神(どくじん)という土を司る神様が支配する期間のこと。立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間を指し、期間中は土を動かす作業(土いじり、地鎮祭、井戸掘りなど)を忌むことになっています。

とはいえ18日もの間ずっと作業ができないのは、さすがに実生活に影響が出ますよね。そこで土公神が地上を離れる日を設け、その日に限っては作業をしてもOKとしました。それを「間日」と呼びます。
2021年の夏土用の間日は、7月19日・23日・30日・31日、8月4日です。


年中行事と7月のイベント

7月7日「七夕」(節句)

七夕

七夕は「星祭り」とも呼ばれる五節句のひとつで、そのルーツは中国の「乞巧奠(きっこうでん)」という、織女に対して手習いの上達を願う行事です。奈良時代に遣唐使によって日本に伝わり、詩歌や裁縫の上達を願って梶の葉に和歌をしたためる宮中行事になりました。
その後、時代が下って江戸時代に、幕府によって五節句のひとつに定められます。

年に一度の逢瀬の伝説で知られる織姫星はこと座のベガ、牽牛星(彦星)はわし座のアルタイルです。これにはくちょう座のデネブを加えたものが「夏の大三角」。
七夕の夜は、天の川銀河を挟んで1等星が結ぶ三角形を見つけてみてください(残念ながら、夜空の明るい街中からは天の川は見られません)。

7月28日「土用の丑の日」

夏の土用は暑さの厳しい時期であることから、特に十二支の丑の日に当たる日を「土用の丑の日」と呼んで、養生する日にあてられました。土用の丑の日といえば誰もが鰻を思い浮かべますが、実際は「う」のつく食べ物(瓜・うどん等)ならなんでもよいようです。

ほかにも、お灸を据えたり(土用灸)、薬草を入れた湯につかったり(丑湯)するのも有効なのだとか。先人の知恵に倣って、この日はゆったりと自分の身体をメンテナンスする日にしてみませんか。


2021年7月は祝日の移動に注意!

東京五輪の開催に合わせて、今年の夏は祝日が大移動しています。お手元の手帳やカレンダーには反映されていない場合があるので、念のため確認しておきましょう。

2021年の「海の日」は7月22日(木)、「スポーツの日(旧・体育の日)」は7月23日(金)に移動します!!

修正が間に合わずに7月19日(月)が祝日になっている手帳・カレンダーがあるかもしれませんが、2021年は平日です!そのかわり、7月22日(木)・23日(金)が祝日になります。
祝日がお仕事のスケジュールに影響する人は、くれぐれもお間違いなさいませんように。

2021年夏祝日の移動
画像出典:首相官邸

なお8月の「山の日」も8月8日(日)に移動、それにともなって翌9日(月)が振替休日になっています。また今年は10月の祝日はありません。予定を立てる際はご注意ください。

 

今月のアンケート


みんなの暮らし聞いてみました!
\こんなとき、どうしてる?/

わざわざ聞かない。聞けないけど、ずっと気になっている日常生活のアレコレ…「そういえば、みんなどうしてる?」をリサーチしてお届けします!

今月のお題は「台風対策」

これからの季節、気になるのが台風のニュース。
皆さんのご家庭では、どのような台風対策をしていますか?備蓄の方法や防災アプリなど、皆さんのこだわりを教えてください!

回答期限:2021年7月15日(木)
アルファあなぶきStyleのサイトに移動します

先月の「クローゼットについてのアンケート」の集計結果をみる

欲を言えばキリがなくなる「収納問題」。みんなはどんな風に収納スペースを使いこなしてる?
506人の回答から見えてくる「みんなの収納事情」をCHECK!

アルファあなぶきStyleのサイトに移動します

次回の「くらしの歳時記」は8月・葉月編。お楽しみに!

アルファジャーナルの「今読みたい記事」がメールで届く!

アルファジャーナルのメルマガが届く「アルファあなぶきStyle会員light」に登録すると、数ある記事の中から今読みたい厳選記事や、最新情報のメールが届きます。

今すぐ登録して、アルファジャーナルをもっと楽しもう!

アルファジャーナルの今読みたい記事がメールで届く
アルファジャーナルの
厳選記事がメールで届く