くらしの歳時記【2021年8月・葉月】

8月の和名は「葉月」。紅葉・落葉する「葉落ち月」から転じたものと言われます。
太陽輝く夏の盛りに葉が落ちる?と不思議に思うかも知れませんが、暦の上で8月は「初秋」。秋です。
言われてみれば、炎暑続きの毎日ながらも、月半ばのお盆を過ぎると吹く風に秋の気配が感じられるように思いますね。空が徐々に高くなる、夜が少し早く来るようになる……そんな季節の移ろい探しをしてみるのも良いかもしれません。


今月の注目イベント


8月のこよみ

7月19日〜8月6日「夏土用」(雑節)

雑節のひとつ「土用」は、土公神(どくじん)という土を司る神様が支配する期間のこと。立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間を指し、期間中は土を動かす作業(土いじり、地鎮祭、井戸掘りなど)を忌むことになっています。

とはいえ18日もの間ずっと作業ができないのは、さすがに実生活に影響が出ますよね。そこで土公神が地上を離れる日を設け、その日に限っては作業をしてもOKとしました。それを「間日」と呼びます。
2021年の夏土用の間日は、7月19日・23日・30日・31日、8月4日です。

8月7日「立秋」(二十四節気)

この日から、暦の上では秋です。季節のご挨拶も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に変わるのでご注意を。
立秋は「朝夕が涼しくなり、秋の気配のたつころ」とされますが、実際にはこれからまだまだ暑い日が続きます。

8月23日「処暑」(二十四節気)

「暑さがやむころ」という意味。
暑さが峠を超え、朝夕の風に秋の気配を感じるようになってきたでしょうか。近畿地方を中心とした一部地域では地蔵盆の時期なので、これが終わると「夏が終わった」と感じる人も多いようです。
処暑は夏のしつらえを片付け、秋に向けて準備を始める目安の日でもあります。

8月31日「二百十日」(雑節)

立春から数えて210日目。
八朔(2020年は9月7日)・二百二十日(2021年は9月10日)とともに、荒天になりやすい日として「農家の三大厄日」と呼ばれます。強風や大雨などで収穫前の稲が倒れると減収につながるため、その注意喚起が理由です。現代のように詳細な気象予測ができなかった時代の知恵ですね。


年中行事と8月のイベント

8月14日「伝統的七夕」

旧暦の7月7日頃を「伝統的七夕」として夜空を見上げましょう、という国立天文台の提唱です。
ふだん私たちが親しんでいる新暦7月7日の七夕は、梅雨の最中ということもあって、なかなか星を見ることはできません。でも旧暦の七夕のころなら梅雨も明け、天候も安定しているので星見には絶好の環境です。

出典:国立天文台

伝統的七夕の決め方は「処暑よりも前、処暑に最も近い新月の日から数えて7日目」。月齢6のやや太めな月は夜半前には沈み、天頂あたりに昇ったこと座のベガ(織姫星)と わし座のアルタイル(彦星)も見つけやすくなります。条件が整えば天の川がみえるかもしれませんよ。

8月15日「お盆」

正式には「盂蘭盆会」といって、先祖の霊を迎えて供養する行事です。
「釈迦の弟子の目連が、餓鬼道に落ちた母親を救うため7月15日に霊を供養した」ことに由来して、かつては7月15日を中心に行事が行われてきましたが、現在では一部地域を除いて月遅れの8月に行うことが一般的になっています。

13日の夕方に迎え火を焚いて祖先の霊を迎え、16日(一部地域では15日)に送り火で送り出します。有名な京都の五山の送り火も、この送り火のことです。
大きな川が流れる地域では、灯籠流しで川へ送ることもあります。

8月23日「地蔵盆」

地蔵盆は地蔵菩薩の縁日を中心に行われる、子供が主役の行事。子供が主役なのは、地蔵菩薩が子供の守り仏であることに由来します。8月下旬の夏休みの終盤にある行事なので、「夏の締めくくり」といった風情も漂います。

地蔵盆としての儀式は簡素で、まず大人たちが祠からお地蔵様を出して彩色し直したり、前掛けを新しいものに取り替えたりすることから始まります。それが終わったら祭壇を組んで花や供物を飾り、その前で玉が大きく長い(数メートルほど)数珠を子供たちが車座になって回す「数珠回し」を行って終了です。
その後はお菓子が配られたり、ゲームや福引きなどの遊びが行われたりと、子供たちが楽しむためのイベントが始まります(子供たちにとっては、こっちの方がメインですね)。

地蔵盆は京都を中心とした近畿地方を主とした行事なので、その存在すら知らなかったという人の方が多いかもしれません。でもアルファジャーナル編集部のある香川県の一部地域でも開かれている(四国新聞のサイトが開きます)ので、「今まで知らなかっただけで、実は近くのお地蔵様でも地蔵盆が開かれていた」なんていうことがあるかもしれませんね。もし8月の終わりごろにキレイに飾り付けられたお地蔵様の祠を見かけたら、地蔵盆のことを思い出してみてください。


8月12日夜半ごろから「ペルセウス座流星群」が見ごろ

出典:国立天文台

三大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が見ごろを迎えます。
今年は8月13日午前4時ごろに極大(もっとも流星群の活動が活発になること)になるので、その前日、12日の夜半ごろからが観察に適しています。

出典:国立天文台

ペルセウス座流星群の流れ星は明るいものが多く、また今年は月明かりの影響がほとんどないので、市街地でも観測のチャンスがありそうです。放射点が高くなるほど流星の出現も増えるので、なるべく遅い時間に観測するのがポイント。空全体を広く見渡せることのできる場所で、可能であればレジャーシートを広げて仰向けになっておくと楽ですよ。


【注意】2021年8月も引き続き祝日が移動しています

東京五輪の開催に合わせて、今年の夏は祝日が大移動しています。お手元の手帳やカレンダーには反映されていない場合があるので、念のため確認しておきましょう。

7月ほどの大移動はありませんが、「山の日」が8日(日)に移動、それにともなって翌9日(月)が振替休日となっています。

2021年夏祝日の移動
画像出典:首相官邸

ちなみにスポーツの日(旧・体育の日)が7月に移動したので、今年は10月の祝日はありません。予定を立てる際はご注意ください。

 

今月のアンケート


みんなの暮らし聞いてみました!
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今月のお題は「収納スペース」

お家の収納スペース、満足していますか?
困っていることや不満なこと、それを解決するための使い方の工夫など、あなたのお家の収納スペースについて教えてください!

回答期限:2021年8月19日(木)
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次回の「くらしの歳時記」は9月・長月編。お楽しみに!

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