くらしの歳時記【2021年4月・卯月】

4月の和名「卯月」は、卯の花が咲く月である「卯の花月(うのはなづき)」を略したもの。
卯の花とは空木(うつぎ)の別名で、白くて小さな、可愛らしいお花です(冒頭の画像は空木の品種のひとつ「ヒメウツギ」)。

新年度がスタートする4月は、人間だけでなく自然界でも草木が芽吹き、鳥や虫が活動を始める新しい季節。これから気温もぐんぐんあがって、爽やかな過ごしやすい時期になりますね。
そんな4月をより楽しむための、くらしの歳時記を紹介します。


今月の注目イベント


4月のこよみ

4月4日「清明」(二十四節気)

春分から数えて15日目ごろ。および穀雨(4月20日)までの間のこと。
清明とは、江戸時代の書物「暦便覧」に出てくるこの一文

万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也
( 全ての草木が芽吹き、陽光が明るく清々しくなると、この芽は一体何の草木のものか明らかになる )

の中にある「清浄明潔」を略した言葉のこと。 春先の清らかで生き生きとした様子を端的に表現した、とても美しい表現です。

清明のころは桜をはじめとする様々な花が咲き揃う時期でもあり、いよいよ春の盛りといった風情になってきます。沖縄では親戚が集まってお墓参りをし、そのお墓の前でお供え物をいただく(食事をする)行事「清明祭」が行われます。

4月20日「穀雨」(二十四節気)

穀雨とは「五穀豊穣をもたらす雨」という意味。
しかし特にこの時期に雨の日が多くなる、というわけではありません。清明のころにはまだ降りていた霜が発生しなくなり、農作業のスタートを迎えるにふさわしい時期であることを指しています。
春雨で潤った田畑は、田植えや種まきの好期。日差しも強まり、いよいよ春は終わりを迎えます。

4月17日〜5月4日「春土用」(雑節)

雑節のひとつ「土用」は、土公神(どくじん)という土を司る神様が支配する期間のこと。立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間を指し、期間中は土を動かす作業(土いじり、地鎮祭、井戸掘りなど)を忌むことになっています。

とはいえ18日もの間ずっと作業ができないのは、さすがに実生活に影響が出ますよね。そこで土公神が地上を離れる日を設け、その日に限っては作業をしてもOKとしました。それを「間日」と呼びます。
2021年の春土用の間日は、4月19日・27日・28日および5月1日です。


年中行事と4月のイベント

4月4日「イースター」

日本では楽しいイベント面だけが強調されますが、本来は、十字架にかけられたイエス・キリストが死後3日目に復活したことを祝う、キリスト教最古であり最大の祝日です。

復活の日が日曜日であったことから「春分の後、最初の満月から数えて最初の日曜日」がイースターと定められています。2021年は4月4日で、来年2022年は4月17日です。毎年日付が変わるので、春が来たらチェックしてみてくださいね。

イースターの由来

Easter(英)=イースターの表記は、ゲルマン神話の春の女神「Ēostre(エオストレ)」、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「Eostremonat(エオストレモナト)」が由来。これはイエス・キリストの「復活」と、春の「再生」のイメージ(その前の冬は、すべての生命が沈黙する「死」の象徴)が結びついたためと考えられています。

キリスト受難

つまりイースターはイエス・キリストの復活とともに、春の訪れを喜び豊穣を祝う日でもあるのです。
そのシンボルは、カラフルにペイントされた「イースターエッグ」と「イースターバニー」。卵は殻を割って生まれ出る生命力の象徴、ウサギは多産であることから豊穣の象徴です。

具体的に何をする日?

ヨーロッパでは祝日になる国が多く、イエス・キリストの受難日である「グッドフライデー」からイースター当日、さらにその翌日の「イースターマンデー」まで4日間ほど休暇になる国もあるのだとか。そのため、クリスマスのように家族で過ごすことが多いようです。

グッドフライデーには教会でミサが行われますが、この日からイースターまでの間は肉類や乳製品を食べない習慣があることから、イースター当日は「解禁日」として肉や乳製品、卵をふんだんに使ったご馳走を食べて祝います。

お家で楽しもう!

✅アイテムを手作りする

最近は100均ショップにイースターグッズが並ぶようになりました。
そのまま飾れるアイテムもたくさんありますが、様々なパーツを組み合わせてオリジナルの飾りを作るのも愛着がわいて楽しいものです。

材料も道具も、すべて100均ショップのアイテムで作れるイースター飾りの記事はこちらから。

\ハッピー・イースター/100均アイテムでつくるイースター飾り3種+α

✅イースターらしいお花をブーケにして飾る

春に咲く花なら何でもOK。
よりイースターらしさを出すなら、ヨーロッパでイースター飾りに多く使われるチューリップやスイセン、ネコヤナギを使うと「それっぽさ」のあるブーケになりますよ。

チューリップのテーブルフラワー

✅室内でもOK!エッグハントをやってみる

エッグハントは、隠されたイースターエッグを探し当てる遊び。本来は庭のような屋外で行う遊びですが、クロゼットの中やクッションの影などに隠せば、家の中でも楽しめます。子供向けのイベントですが、大人がやっても意外と白熱しますよ。

100均ショップでも手に入る、イースターエッグを模したプラスチックケースを使うのがオススメ。中にお菓子や小さなおもちゃを入れておけば、見つけたときにより盛り上がります。

4月8日「花まつり」

仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日をお祝いするお祭り。灌仏会(かんぶつえ)・降誕会(ごうたんえ)などとも呼ばれます。もとはインド古来の行事でしたが、日本でも7世紀はじめ頃、推古天皇の時期には行われていたようです。

お釈迦様が生まれたときに甘露の雨が降った

という故事にちなんで、たくさんの花を飾った花御堂(はなみどう)に安置した誕生仏に甘茶を濯いで礼拝します。

4月13日「十三参り」

陰暦の3月13日(現在の4月13日)に男女とも数えで13歳で行う、主に関西に伝わる習慣です。
数えで13歳というのは、 生まれた年の干支が初めて巡ってくる年。特に女の子は初めての厄年に当たることから、厄落としの意味も兼ねて、子供の多福と開運を願って近くの社寺仏閣にお参りします。

女の子の装いは、本裁ち(大人の寸法)の晴れ着。十三参りを機に、初めて大人の装いをスタートさせます。この頃は男女ともに、子供から大人へと成長する節目とされてきました。そのため、大人としての自覚を込めた装いをするようになったと言われています。

4月22日「アースデイ」

地球や環境のことを考え、美しい自然環境に感謝する日です。
この概念が提起されたのは、1969年に開催されたユネスコの会議の場です。さらに翌年、米のネルソン上院議員が、4月22日に環境問題についての討論集会を開催することを呼びかけたことから、アースデイが始まりました。

SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが求められる今、毎日の暮らしの中で環境に対して何ができるのかを考えてみたいものですね。
アルファジャーナルでも「けっして無理をしない、でもエコでサスティナブルな暮らし」のアイデアを紹介しています。

”風呂敷バッグ”でサスティナブルな暮らしを始めよう。日常で便利な風呂敷の使い方

レジ袋もエコバッグに。ゆるく始められる「プラスチック・フリー生活」

今月のアンケート


みんなの暮らし聞いてみました!
\こんなとき、どうしてる?/

わざわざ聞かない。聞けないけど、ずっと気になっている日常生活のアレコレ…「そういえば、みんなどうしてる?」をリサーチしてお届けします!

今月のお題は「オンライン○○」

人との接触を控える生活がすっかり定着した昨今。「オンライン飲み会」「オンライン帰省」など、インターネットを通じて非対面でコミュニケーションをとる方法が新たに登場しました。皆さんはこの「オンライン○○」、活用していますか?利用状況や使ってみた感想などを教えてください!

回答期限:2021年4月15日(木)
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購入する場所や手段が多様化したいま、みんなはどこでどんな洋服を買ってるんだろう?
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次回の「くらしの歳時記」は5月・皐月編。お楽しみに!

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