くらしの歳時記【2019年1月・睦月】

1月の和名は「睦月」。
由来は諸説ありますが、もっとも有力なものは、親族一同が集まって宴を催すなどして睦み合う(むつみあう=互いに親しみ合うこと)ことから「睦び月」になったというものです。家族や親しい人たちで集まることが多いこの月にピッタリの呼び名ですね。

いよいよ冬本番になるこの月。
寒さが増し、冷たくピンと張り詰めた空気に新年らしさを感じる、そんな1月のくらしの歳時記を紹介します。

1月1日 元日(国民の祝日)

年の初めを祝う日。
この日の朝に汲む水を「若水」といって、邪気を除くと信じられてきました。この水で年神様への供物や家族の食事を作ったり、口をすすぐ・お茶を点てるといったことを行います。

元日

ちなみに「元旦(がんたん)」は、旦=朝・夜明けの意味であることから、元日の朝のことを指します。元日の朝といえば、初日の出。アルファジャーナル編集部のある香川県高松市の日の出時刻は午前7時10分。各地の日の出時刻は国立天文台のサイトで確認できますよ。この時期の太陽は、南東やや東向きからのぼります。

1月2日 書き初め(年中行事)

書き初めは、年が明けて初めて毛筆で書をしたためる行事。かつてはおめでたい詩歌を書いていましたが、現代では1年の目標や抱負を書くのが一般的でしょうか。

書き初め

元旦に汲んだ水「若水」で墨をすり、恵方に向かって行うのが正式なお作法です。なお2019年の恵方は「東北東やや東」。

1月4日 しぶんぎ座流星群が極大

8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並んで「三大流星群」と呼ばれる流星群のひとつ。名前に使われている「しぶんぎ座」は「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来しています。
この「しぶんぎ座」、聞き覚えがない星座だと思われた人が多いかもしれません。それもそのはず。かつて1795年にフランスの天文学者によって設定されたにもかかわらず、1922年に国際天文学連合が決定した88の星座から外されてしまったという過去を持つ、現在では存在しない星座なのです。
放射点(流星が放射状に飛び出してくるように見える天球上の点のこと)が、かつてのしぶんぎ座あたりであることから、流星群の名前に使われることになりました。

今年の極大(流星群の活動がもっとも活発になること)予想時刻は4日の午前11時。みごろは4日の夜明け前数時間です。

しぶんぎ座流星群

新月2日前の月は昇る前か、昇った直後。ほぼ気にならない明るさのはずですので、晴れてさえいれば良い条件で観察できます。放射点である北東を中心に、空全体をひろく見渡して探してみましょう。

ただしこの座流星群は、活発な時間が極大の前後数時間と、ほかの2つの流星群に比べて非常に短いことで知られています。したがって今年のように極大が昼間の時間帯にあたってしまうと、見られる流星の数は少なくなりますので、無理をしない程度で観察してくださいね。

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1月6日からは「小寒」(二十四節気)

いわゆる「寒の入り」のこと。今日から節分(立春の前日。2019年は2月3日)までが「寒の内」です。寒風や降雪など、寒さがいよいよ厳しくなってくる頃。この日から寒中見舞いを出し始めます。

小寒

窓の結露が気になってくる時期でもありますね。放置するとカビが発生するだけでなく、建具の劣化や暖房効率の低下の原因にもなる結露。暖房器具の配置を変えたり、お掃除のついでにできる対策で乗り切りましょう。

1月6日 部分日食(要日食グラス)

朝から昼にかけて、日本全国で観察できます。
アルファジャーナル編集部のある香川県高松市では、午前8時39分から欠け始めて午前9時54分に食の最大を迎えます。欠けた太陽だけを観察したい人は、食の最大のころに南東の空を見上げてみてください(各地の予報は国立天文台暦計算室で確認できます)。

📢<観察は安全第一
目を痛める危険があるので、どんなに短時間であっても太陽を肉眼で直接見てはいけません必ず日食グラスなど専用の観察器具を使用してください。たとえ日食グラス越しであっても、望遠鏡や双眼鏡を覗くのも絶対にNGです。

部分日食(出典:国立天文台)
国立天文台

北東に行くほど大きく欠けるので、西日本からは思ったほどには欠けて見えないかも知れません。逆に関東以北にお住まいの人は大きく欠けた太陽を楽しめますよ。

ちなみに今年は12月にも部分日食を楽しめます。同一年内に日本で日食が見られるのは1992年以来のことなんだそう。

1月7日 人日(七草)の節句

五節句のひとつで、七種粥を食べることから七草の節句ともいいます。
元々は無病息災を願って食べられた七草粥ですが、おせち料理などで疲れた胃腸を休め、野菜が乏しい冬場の栄養を補うという効能があるとも言われています。

春の七草

春の七草とは

  1. セリ
  2. ナズナ
  3. ゴギョウ
  4. ハコベラ
  5. ホトケノザ
  6. スズナ(蕪)
  7. スズシロ(大根)

のこと。いずれも青菜でビタミンを豊富に含んでいます。セットになったものがスーパーなどに並んでいるので、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。

1月11日 鏡開き(年中行事)

年神様にお供えした鏡餅をおろし、無病息災を祈って食べる行事です。
松の内を1月7日までとする地域ではこの11日が鏡開きですが、関西エリアなど15日までを松の内とする地域では、11日ではなく15日に鏡開きをします(ちなみにアルファジャーナル編集部のある香川県も15日に行います)。

鏡開き

元は武家社会の行事であったため「刃物を用いて切るのは縁起が悪い」ということで、手や木槌を用いて割ることになったようです。同様に、鏡”開き”となったのも、「割る」「切る」などの忌み言葉を避けたためです。

1月15日 小正月・どんど焼き(年中行事)

「小正月」とは、元日を「大正月」というのに対して呼んだ名前です。年神様をまつる行事である大正月に対して、小正月はその年の豊作を願ったりけがれを祓うなど、農業や家庭に関する行事が多くあります。

よく知られたものが「餅花」。紅白の餅を柳や梅などの枝に飾り付け、実った稲穂に見立てて予祝をとしました。養蚕の盛んな地域では繭に見立てたことから「繭玉」と呼んだようです。

小正月

この日に行われるどんど焼きは、けがれを祓うための火祭りです。
大正月に飾っていた注連飾りや古いお札を持ち寄って燃やす火は神聖なものとされ、この火で焼いた餅や団子を食べれば病気をしないとか、灰を持ち帰って家の周りに撒くと厄を祓うと考えられています。またこの時の煙に乗って、大正月にやってきた年神様が帰っていくとも言われています。

1月20日からは「大寒」(二十四節気)

1年でもっとも寒いとされる時期。寒稽古など、耐寒の行事が行われるのがこのころです。また「寒仕込み」といって、寒気を利用して酒や味噌を仕込むのにも良い時期とされます。

大寒

気温が低いと気になるのが、洗濯物の乾きの悪さ。
このシーズンこそ浴室乾燥機を活躍させましょう。短時間で洗濯物を乾かすだけでなく、特に冷え込む日に心配なヒートショック対策にも有効です。

次回のくらしの歳時記は【2月・如月】編。
お楽しみに!

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